こんにちは、SMMLab研究員の小川です。
さて、今回から、SMMLabでは、『知っているようで知らない?Facebook関連ネタ』をテーマに、連載を進めてまいります。
まず第一回目のテーマは、「個人ページ」と「Facebookページ(旧ファンページ)」の違いについてです。この二つは、見た目は非常に似ていますが、機能や使い方が大きく異なります。これからビジネスで「Facebookページ(旧ファンページ)」を利用しようとされている方は、この違いを把握しておくことがとても大切です。
それでは、この二つの違いについて、改めて整理してみます。
■個人ページ
いわゆる「友達や知り合いで情報交換をする場所」と考えていただければOKです。
・登録名称:
本名でのみ登録が可能です。企業名や商品名、サービス名、店舗名などでの登録はできません。
・友達申請:
5, 000名まで友達申請が可能です。それ以上になる場合は、個人ページとして利用することはできません。
・「いいね!」やウォールへの書き込み:
友達になった人の個人ページと、自分が「いいね!」をしたFacebookページに書き込みができます。
・ページの公開対象:
Facebookにログインしている人しか参照することはできません。また、投稿した内容は、YahooやGoogleには基本的に引っかかりませんので、SEO効果は期待できません。
・広告出稿やインサイト機能:
facebook広告やインサイト機能(アクセス数やいいね!数を調べる機能)は利用できません。
■Facebookページ(旧ファンページ)
企業やサービス、店舗、商品などの「公式ページ」として利用するものです。
・登録名称:
本名以外の名称で登録が可能です(企業名やもちろんのこと、サービス、店舗、商品名などでもOKです)。ただし、その名称の本人、もしくはその代理人のみしか登録することはできません(なりすましはNGということですね)。
・友達申請:
友達申請をすることはできません。Facebookページで「いいね!」を押してくれた人は、友達ではなく、「ファン」という扱いになります。なお、ファンの人数に制限はありません。
・「いいね!」やウォールへの書き込み:
自分のFacebookページのウォールに投稿した内容は、「いいね!」を押してくれたファンのニュースフィード(お知らせ欄)に表示されます。ただし、他の人の個人ページへ直接「いいね!」をしたり、書き込みを行うことはできません(他のFacebookページへの「いいね!」や、書き込みはできます)。
尚、自分のFacebookページに投稿された、ファンからの書き込みに対して、ウォール上で返信のコメントを書くことは可能です。
・ページの公開対象:
facebookにログインしていない人でも閲覧が可能です。また、投稿した内容は、YahooやGoogle等の検索エンジンの検索対象となりますので、SEO効果があると言えます。
・広告出稿やインサイト機能:
facebook広告やインサイト機能(アクセス数やいいね!数を調べる機能)の利用が可能です。(但し、インサイト機能は、ファン数が30名以上から利用可能となります)
表にまとめると、このようになります(少し見にくいです・・)。
【個人ページとFacebookページ(旧ファンページ)」の違いについて】

いかがでしょうか?
同じfacebookのページでも、機能や使い方に大きな違いがありますね。
しかしながら、全体的な”操作感”については、個人ページとFacebookページで特に変わりはありません。ですので、ポイントさえ押さえておけば、個人ページに慣れている方は、比較的簡単にFacebookページの利用が可能です。
尚、facebookには、これ以外にも、「コミュニティ」や「グループ」もあります。
これらの違いについても、また今後まとめて記事にしていきますね。