(001)Facebook >イケてるコミュニティマネージャーになるための5つの条件
投稿日: 2011年9月30日
日本ではまだまだ聞きなれない言葉ですが、普段このSMMLabで扱っているような内容を実行していらっしゃる方のことを、アメリカでは一般的に「コミュニティマネージャー」と呼びます。具体的には、TwitterやFacebookの企業公式アカウントやブログの運営、ソーシャルメディア内でのブランドに対する会話の監視などの実務者をさしますが、その役割は多岐にわたり、ブランドによっては幅広いスキルが必要とされます。アメリカでは、「営業」「エンジニア」と同じぐらいの存在価値が見出されていて、ビジネス向けSNS「LinkedIn」に掲載されているアメリカ国内の「Community Manager」求人数は2, 466(9月27日現在)人にも上ります。ちなみに、日本でヒットしたのは残念ながら5件でした。
しかし、意識せずとも、ブランドの「中の人」としてFacebookやTwitter、ブログを運営しつつ、エンドユーザーと直接コミュニケーションを取るなど、気づかぬうちにコミュニティマネージャーとして活動していらっしゃる方は多いのではないでしょうか。そこで今回は、Mashableの“The 5 Qualities of Highly Effective Community Managers” を参考に、架空のキャラクターでありながら、コミュニティマネージャーとしての有能さが話題となっているIKEAの「Anna」の事例を交えつつ、イケてるコミュニティマネージャーになるための5つの条件をご紹介します。
1.その業界にアツい情熱を注ぐことのできる人であれ
コミュニティマネージャーは、ブランドの顔でありメッセージの代弁者でもあります。すごく当たり前のことですが、情熱は誰かに後押しされるものではなく、自然と湧き出てくるものです。花屋であれば、ガーデニングに大きな情熱を燃やす人を採用したいでしょうし、パン屋であれば生地に対するこだわりやこれまで心に残っている店などを熱く語れる人材が欲しいでしょう。いわゆる、ブランドのエバンジェリスト(伝道師)のような存在が求められます。イケア・ジャパンのコミュニティマネージャー的な役割を果たしている「Anna」は、スウェーデンに関する知識を織りまぜつつ、ユーザーへの対応をしています。とてもフランクで好感が持てますね。
2.様々な経験を持ち合わせる人であれ
コミュニティーマネージャーは、なんでもできるスーパーマンである必要があります。特に、スタートアップと呼ばれる、立ち上がって間もない会社のサービス内のコミュニティマネージャーであればなおさらたくさんの能力を必要とされます。この場合、サービスのPRやカスタマーサービスを任されるだけではなく、複数の部署にまたがった仕事をする必要も出てきます。例えばWEBサービスのコミュニティーマネージャーであれば、場合によってHTMLやCSS・PHPなどのコーディングスキルが求められることもあります。自分自身で知識があれば、エンジニアに聞かなくてもいいので、ユーザーに直接、迅速に教えてあげることができます。「Anna」 は、イケアストア内に展示してある絵画や壁紙に関する知識は言うまでもなく、スウェーデンの料理知識など様々な能力に長けています。たまにわからないことがある時の正直な対応も人間味を出すいいエッセンスになっていますね。
4.柔軟な人であれ
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