自社と関係性の濃い人たちから順に集めていくことで、より多くの人に投稿が届くFacebookページを育てましょう。


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こんにちは、SMMLab ゲストライターの柴です。
Facebookページを作成したときに、まず気になるのがファンの数ではないでしょうか。
しかし、やみくもにファンを増やしていては、その後のFacebookページの運営にダメージを与えることになりかねません。
今回は、投稿がたくさんの人に届くFacebookページを育てるための集客方法について解説していきます。
 
 

自社と関係性の濃い人たちから集めよう

Facebookページを開設したら、自社と関係性の濃い人たちから順にファンを集めていきましょう。これには2つの理由があります。
 
理由1.ファンに投稿が届きやすくなる
Facebookページの投稿はファン全員に届いているわけではありません。ニュースフィードには、個々のユーザーにとって重要な投稿だけが選別されて届く仕組みになっています。
自社のFacebookページの投稿が重要と判断されるためには、常にファンから多くの「いいね!」コメント、シェアやクリックなどのアクションをしてもらう必要があります。
ファン全体におけるアクション数の割合が高いほど、投稿はより高い確率でファンのニュースフィードに届くようになります。
そのため、アクションをしてくれる可能性が高い人、つまり自社と関係性の濃い人たちをファンとして集めることに意味があるのです。
 
 
理由2.ファンを獲得しやすくなる
盛り上がっている状態のFacebookページと、全く「いいね!」などの反応が集まっていないFacebookページでは、当然前者のほうが第一印象がよく、ファンになってもらいやすいでしょう。
 

Facebookfan_Facebookpage1409▲アクションがないFacebookページと、アクションが多いFacebookページの比較

 
もしも最初に、自社のFacebookページにアクションしない人を大勢集めてしまうと、投稿自体がファンに届きにくくなり、リカバリーも困難になります。
自社と関係性の濃い人たちから順に集めていくことで、投稿がファンに届きやすい状態を維持しながら、効率よくファンを獲得していくことができるのです。
 
 

ファンの集客3ステップ

ではここから、自社と関係性の濃い人たちから順に集めていく方法と注意点を解説していきます。
 
ステップ1.身内を巻き込む
さっそく社員や友人知人にFacebookページを案内していきましょう。
具体的にはFacebookページからの招待、メッセージやメールで直接連絡、自分のアカウントで宣伝するなどの方法が挙げられます。
絶対やってはいけないことは、手当たり次第に招待することです。
投稿に「いいね!」などのアクションをしないファンが多いFacebookページは、表面上ファンの数は多くても投稿が届きにくくなります。社交辞令でファンになってもらっても、後々アクションしないのであれば結果的に運営の足を引っ張ることになるのです。
そして何よりもスパム的な招待は、あなた自身の信頼を損ねることになりかねません。自社に関係があるもしくは、Facebookページの内容に興味がありそうな人のみ招待するようにしましょう。
 
ステップ2.自社と接点のある人を集める
続いては、見込み客を含めたお客様やパートナー企業など、自社と接点のある人にファンになってもらいましょう。
オンラインであれば、自社サイトやブログにFacebookページのリンクを貼る、メルマガでの紹介、メール署名欄への記載などです。
オフラインでは、店頭でのPOPやカードの設置、パンフレットやDMでの紹介、名刺への記載などが挙げられます。
告知時に気を付けるべきは、ファンになることで得られるメリットを知らせることです。「Facebookページはじめました」というコピーをよく見かけますが、これでは何の訴求にもなりません。有益なコンテンツやお得な情報を発信していることを伝えて、ファンになることに魅力を感じてもらいましょう。
特に、オフラインでは声かけが重要です。名刺やチラシを渡す際にひと言「私も○○について投稿しています」「最新の○○や、お得な○○が届くので、ぜひいいね!してくださいね」などと添えるだけで気を留めてもらえる可能性は高まります。
 

ファンの集客3ステップ~ステップ2.自社と接点のある人を集める

 
また、自分の知っている人が投稿していることがわかると、投稿にもアクションしやすくなるものです。
 
ステップ3.新しい出会いをつくる
広告などを使って新しい出会いをつくり、多くのファンを集めていきましょう。
Facebookの広告の特徴は、ターゲティング精度の高さです。絞り込み条件をうまく使って、自社のFacebookページのターゲットをしっかり集めていきましょう。
 

Facebooklikead1409▲Facebookページへの「いいね!」を集めるFacebook広告作成画面

 
なお、ファンになった直後のユーザーには、Facebookページの投稿が届きやすくなっているといわれています。
最初に見た投稿にアクションしてもらえるかどうかが勝負です。一度に多くのファンを集めた後しばらくは、いつにも増して質の高い投稿を続けるよう注力しましょう。
 
 

新しいファンを育てる運営を

 
ファンが増えても、投稿を多くの人に届けられる状態を維持するためには、ファンが増えたぶん、より多くの「いいね!」コメント、シェアやクリックなどのアクションを集めていく必要があります。
新たに迎え入れたファンも、よくアクションをしてくれる濃いファンに育てていかなければならないのです。そのためには、本当にファンが求めている情報を発信し続けていくことが欠かせません。
元から関係性の濃い人たちとFacebookページ上で盛り上がりながらも、新しい人たちともコミュニケーションをとり関係性を深めていく。
この好循環が生まれれば、あなたのFacebookページの運営も自然と成功に近づいていくはずです。
 
 


<ライター紹介>
柴 佳織 (Kaori Shiba)

企業のFacebookページのコンサルティングから、解析・運用支援などを行う。また、Facebookマーケティングのライターや講師も務めている。
 
・Facebookプロモーション国内事例集 http://fbsample.blog.fc2.com/
・Facebookプロモーション国内事例集(FBページ)https://www.facebook.com/case.japan
・インサイトスコープ 数字から見えるFacebookのムコウ側 http://www.insight-scope.com/


 
 
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