Twitterが3月21日に9周年を迎えました!今、企業のソーシャルメディア担当者が知っておきたいTwitterの最新トピックスをまとめてご紹介します。

 
祝9周年!Twitterについて今知っておきたい9つのトピックス

Copyright Marisa Allegra Williams (@marisa ) for Twitter, Inc.

 
こんにちは、SMMLabの藤田です。
先日3月21日に9周年を迎えたTwitterは今や、企業のソーシャルメディア活用には欠かせないプラットフォームの1つとなっています。日本では特に若年層の利用が活発なことから、改めてその活用を検討されている企業も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、今Twitterについて企業のソーシャルメディア担当者が知っておきたい最新トピックスをまとめてご紹介します!
 
まずはTwitterの最近の利用状況をチェックしておきましょう。
 

Twitter DATA

 
月間アクティブユーザー:2億8, 800万人
1日に投稿されるツイート数:5億件
アクティブユーザーのモバイル利用率:80%
米国以外の国のアカウン割合:77%
言語サポート:33か国語超
Vineユーザー:4, 000万人超
※出典:Twitter公式サイト(2015年3月時点での掲載データ)
 
 

Twitterの最新トピックス

 
※2015年1月以降で企業マーケティングに影響がありそうなものをピックアップしました。カッコ内はリリース日もしくは報道日です。
 

1.新しい広告機能が続々リリース

・「シンジケーションプロモツイート」(2015年2月3日)
https://blog.twitter.com/2015/promote-content-on-and-off-twitter-now-syndicating-promoted-tweets
「シンジケーションプロモツイート」は、Twitterの広告商品をTwitter以外の提携企業のウェブサイトやアプリにも表示することで、潜在的なオーディエンスを増やし、広告効果を高めることが出来る。TwitterのCFO(最高財務責任者)であるAnthony Noto氏によると、こうした「シンジケーション」によるオーディエンス、つまりTwitter以外のWebサイトやテレビでツイートを目にする人は、1カ月当たり計7億人に上る。最初のパートナーは、情報共有アプリ「Flipboard」を手掛ける米Flipboardと、日本のヤフー株式会社。
 
・クイックプロモート広告機能(2015年2月4日)
http://japan.cnet.com/news/service/35059985/
アナリティクスダッシュボードで最も訴求力が高かったツイートを選び出し、自社の投稿に興味を持ちそうなユーザーに自動的にターゲットを絞ること出来る機能。
 
・ターゲティング広告機能「パートナーオーディエンス」(2015年3月6日)
https://blog.twitter.com/2015/introducing-partner-audiences
「パートナーオーディエンス」は、データソリューション事業を展開するAcxiomとDatalogixの2社との提携により、外部サイトでの行動履歴に基づいたターゲティングが出来る広告機能。広告配信対象を、狙ったオーディエンスに似ている人に拡張する「ルックアライクターゲティング」と組み合わせることによって、選択したパートナーオーディエンスと興味のある分野が似た人にまでリーチを拡大出来る。
 
 

2.動画関連にも新機能続々

 
・Twitter公式アプリに30秒の動画撮影機能追加(2015年1月27日)
https://about.twitter.com/ja/videos-on-twitter
 
Twitter公式アプリに30秒の動画撮影機能追加(2015年1月27日)
 
Twitter公式アプリから写真投稿と同じ操作でカメラを起動し、動画に切り替え、録画ボタンを押して録画を開始。ドラッグ&ドロップで簡単に編集ができ、そのままツイートに添付可能。撮影可能時間は最長30秒。
 
・投稿した動画を外部サイトに直接埋め込むことができるエンベッドタグ機能をリリース(2015年3月2日)
https://blog.twitter.com/2015/embed-twitter-hosted-video-on-your-website
これまではツイート全体を「サイトに埋め込む」必要があったが、この機能により動画だけを表示することが出来るようになった。動画を含むツイートの「…」メニューから「動画を埋め込む」を選択、表示された埋め込みコードをコピーして利用。これによりTwitterは、アプリ内でビデオ撮影から投稿、そして他サイトへの埋め込みまでを行うことが可能となった。
 
・動画のライブ配信アプリ企業を買収(2015年3月10日)
http://jp.wsj.com/articles/SB11672146961829524028304580508932480377848
動画のライブストリーミングアプリを手掛ける新興企業ペリスコープを買収。ペリスコープはまだベータ版だが、最近のモバイルアプリの中で最も優れていると前評判は高い。これに伴いTwitterはペリスコープの競合となった動画ストリーミングアプリ「Meerkat」のソーシャルグラフへのアクセスを制限。今後、日本内外で人気となっている「ツイキャス」への影響も懸念される。
 
・iPhoneとiPadの公式アプリで動画の自動再生機能をテスト(2015年3月23日)
http://adage.com/article/digital/twitter-starting-test-autoplay-videos-ios-apps/297687/
現在はアメリカのみでのテストで、フルサイズ再生6秒間のティーザー再生の2つの方法が試されている。Twitterに直接投稿した動画または動画広告が対象でVineは対象外。正式リリース時期は不明。
※参考:http://gori.me/twitter/73439
 
 

3.タイムラインの利便性を向上する機能

 
・見逃したツイートを表示する新機能「Recap」(「ご不在中のできごと」)提供開始(2015年1月21日)
https://blog.twitter.com/ja/2015/0122while
「Recap」は、ユーザーがTwitterを利用していない間に投稿された最も関連性の高いツイートで、そのままではユーザーの目には触れなかったかもしれない情報の一部をニュースフィードに改めて表示する機能。現在は12時間Twitterにアクセスしなかったユーザーに対し、3件のツイートを表示している。
 
・ツイートに位置情報をタグ付けする機能(2015年3月23日)
http://jp.techcrunch.com/2015/03/24/20150323twitter-teaming-with-foursquare-for-location-tagging-in-tweets/
Foursquareと提携し、ツイートに位置情報をタグ付けする機能を、公式アプリとウェブで提供。これまでは、ユーザー端末のセンサーに基づいて位置を検知して場所を割り当てていたが、今後は位置情報アイコンで表示される近くの場所の候補リストから特定の店を指定できる。
詳細:https://support.twitter.com/articles/238124-
 
・クオリティの低いツイートを非表示にする機能をテスト中(2015年3月24日)
http://gigazine.net/news/20150324-twitter-quality-filter/
クオリティの低いツイートを非表示にする機能をテスト中(2015年3月24日)
恐喝めいたツイートや攻撃的なツイート、さらには過激な言葉を使用しているもの、信用のないアカウントによるツイートなどを非表示にする「Quality filter(クオリティ・フィルター)」と名付けられた機能を一部ユーザーでテストしていることが判明。
 
 

4.メッセンジャーアプリも意識?!

・複数人で非公開に会話できる「グループダイレクトメッセージ」機能(2015年1月27日)
https://about.twitter.com/ja/directmessages
複数人で非公開に会話できる「グループダイレクトメッセージ」機能(2015年1月27日)
ダイレクトメッセージの新規投稿画面で、自分をフォローしているユーザーから、グループのメンバーを選択。最大20人がグループに参加できる。招かれたユーザーは、他のグループメンバーとつながりがなくてもよく、グループから離脱することも出来るが、参加者の誰かにブロックされているユーザーは招待出来ない。
 
 

5.企業アカウント運用にも便利な待望の複数管理機能

・パスワードを共有せずTwitterアカウントの複数人管理を可能に(2015年2月17日)
https://blog.twitter.com/2015/introducing-tweetdeck-teams
デスクトップPC用Twitterクライアント「TweetDeck」の新機能として、パスワードを伝えることなく、複数ユーザーの権限を管理してひとつのTwitterアカウントを共同運営出来る「TweetDeck Teams」をリリース。ひとつのアカウントに複数のTwitterユーザーを追加して、「ツイート可、パスワード変更不可」のように権限を管理して安全な共有ができる。TweetDeckのブラウザ版、Chrome版、Windows版で利用可能だが、TweetDeck以外のクライアントでは共有アカウントを操作出来ない。
詳細:https://support.twitter.com/articles/20172474-tweetdeck
 
 

6.大型提携による機能拡充でオーディエンス拡大

 
・Bing自動翻訳機能を正式リリース(2015年1月22日)
https://twitter.com/twitter/status/558342974350688256
MicrosoftのBingによる自動翻訳機能は、主要言語45ヶ国語に対応。twitter.com、iOSおよびAndroid版アプリ、TweetDeckで利用できる。翻訳機能を有効にするには、アカウント設定ページの[ツイートの翻訳]から[ツイートの翻訳を表示]を選択。
詳細:https://support.twitter.com/articles/20172136-
 
・Googleと再提携でリアルタイム検索復活(2015年2月4日)
http://www.bloomberg.com/news/articles/2015-02-05/twitter-said-to-reach-deal-for-tweets-in-google-search-results
firehose データアクセスの提供について米Googleと合意。Googleは、Twitterに投稿された公開ツイートの情報を即座に取得することが出来るようになり、2015年前半を目標にリアルタイムツイート検索機能を追加する計画。以前のようにTwitter投稿者のオーソリティやリツイート回数といった要素を、オーガニック検索のシグナルに利用するかが注目。
 
 

7.インフルエンサーマーケティングにも着手?

・ソーシャル有名人とブランドをつなぐサービス手がける新興企業Nicheを買収(2015年2月11日)
https://blog.twitter.com/2015/welcoming-niche-to-the-twitter-team

ソーシャルメディア界のスターをブランドと結びつけて、スポンサードコンテンツを生成する事業を手がけるニューヨークの小規模ベンチャー「Niche」を買収。Twitterは「Niche」とともに、TwitterやVineのインフルエンサーと広告主の提携を支援することになる。


TwitterがNicheと組んでVineで作ったテレビCMの例

 
 

8.TVとの連携強化でセカンドスクリーンの覇者を目指す

 
・「 TVタイムライン」をテスト中(2015年3月12日)
http://mashable.com/2015/03/12/twitter-experiment-tv-timelines/
 
「 TVタイムライン」をテスト中(2015年3月12日)

photo by Twitter courtesy of Mashable

 
「 TVタイムライン」は、オンエア中のテレビ番組に関わる情報をすべて収集することができ、その番組についてつぶやいているユーザーだけが参加できる特別なタイムライン機能で、現在は3/12のアプリアップデートを行ったiPhoneアプリユーザー限定でテストが行われている。
番組に関わるハッシュタグ、キーワード、登場人物の名前やキーフレーズをツイートすると、ポップアップ画面が表示され、その番組専用の特別なタイムラインに招待される。TVタイムラインは「ハイライト」(その番組へのエンゲージメントが高いツイート)、「メディア」(写真とビデオ)、「All」(番組に関するすべてのツイート)の3つに分かれていてスワイプで移動でき、TVタイムラインでツイートすると、その番組のハッシュタグが自動的に挿入される。
 
 

9.今後Twitterが取り組もうとしている要注目ポイント

・「日刊Twitter」的な新機能を構想中(2015年3月3日)
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/idg/14/481709/030500071/
TwitterのCFO(最高財務責任者)であるAnthony Noto氏が、ニュース価値のあるツイートを選りすぐって新聞のような体裁に取りまとめ、今起きている出来事の概要をつかめるようにする新機能を構想していることを明らかにした。
人間がツイートを選別するのに加えて、アルゴリズムでも選別を行い、現在の出来事を分かりやすく伝えたりニュースの概略を示したりするものになるかもしれないという。
今後新機能として追加されたり、別アプリとして提供されたりする可能性がある。
 
 
いかがでしたでしょうか?株式市場ではやや苦戦しているTwitterですが、精力的にサービスを拡充しており、マーケティングツールとしての可能性をさらに広げていることが、お分かりいただけたかと思います。
ご紹介したトピックを参考に、Twitterのリアルタイム性と拡散性を活かした企画をぜひご検討ください。
 
 


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