「Facebook広告の絞り込みを使うと、ターゲットの人数が少ない」「Facebook広告で、何がターゲットにより響くだろう」と悩むことはありませんか。
そんな時に役に立つオーディエンスインサイト機能について、ご紹介します。

 
*本記事は「Rex(レッキス)-ソーシャルメディアマーケティング情報サイト-」からの転載です。
Facebook広告のターゲットの嗜好性や属性データがわかるオーディエンスインサイト【Rex(レッキス)】
 
 

 
 

オーディエンスインサイトとは

 
オーディエンスインサイトは、Facebook広告で絞り込んだターゲットの嗜好性や属性データを確認することのできる機能です。
 
具体的には以下のようなことがわかります。
・属性(年齢性別、交際ステータス、学歴、役職、地域、言語など)
・趣味嗜好(「いいね!」しているページ、関心のあるカテゴリーなど)
・行動(アクティビティの頻度、使用端末)
また、まだ米国をターゲットとしたときのみ限定ですが
・世帯情報(世帯収入、住宅の所有、世帯規模、住宅の市場価値、支払方法)
・購買行動(オンラインショップでの購入行動や、自動車の購入を検討中かどうかなど)
そのほか、ライフスタイルなどの傾向を確認することができます。
この機能は、今から約1年前に英語版での提供が始まっていました。最近になって日本語の画面に反映されるようになったのです。
 
 

オーディエンスインサイトの使い方

 
ではさっそく、オーディエンスインサイトの使い方をご紹介していきましょう。
 

ターゲットの絞り込み

 
1.広告の管理画面を開き、メニューにある「オーディエンスインサイト」をクリックします。
 
ターゲットの絞り込み_1
 
2.嗜好性や属性データを確認したいオーディエンスを、Facebook利用者全員、ページとつながっている人、カスタムオーディエンスから選択しましょう。
 
ターゲットの絞り込み_2
 
 
3.広告アカウントを複数持っている場合は、左上のドロップダウンから選択します。
 
ターゲットの絞り込み_3
 
4.デフォルトが米国に設定されているので、国内ターゲットについて調べるのであれば「地域」を変更します。「米国すべて」を削除し、任意の地域を入力しましょう。
 
ターゲットの絞り込み_4
 
 
5.「オーディエンスを作成」のところで、フィルタを使用して広告のターゲットを設定します。
 
ターゲットの絞り込み_5
 
6.なお、このオーディエンスを保存する場合は「保存」をクリックします。
 
ターゲットの絞り込み_7
 
7.オーディエンス名を記入して登録しておきましょう。
 
ターゲットの絞り込み_7
 
 

ターゲットデータの確認

 
では、さっそくデータを確認していきましょう。
 
1.利用者層
年齢性別、交際ステータス、学歴、役職を確認することができます。
 
ターゲットデータの確認 利用者層
 
 
2.ページのいいね!
「いいね!」しているページ、関心のあるカテゴリーが確認できます。
 
ターゲットデータの確認 ページのいいね
 
3.地域
ユーザーの国や市町村、使用言語を確認できます。
 
ターゲットデータの確認 地域
 
4.アクティビティ
アクティビティの頻度、使用端末が確認できます。なお、使用端末は使用したすべての端末だけでなく、メインデバイスに絞ってみることも可能です。
 
ターゲットデータの確認 アクティビティ
 
 

オーディエンスインサイトの活用方法

 
では、どう活用していけばよいのでしょうか。使い方は色々考えられますが、大きく3点挙げてみましょう。
 
1.より確度の高いターゲットに絞り込む
嗜好性や、Facebook内での行動を見ながら、絞り込み条件を変えていきましょう。広いターゲットのなかから、より目的達成の確度の高い人たちに絞り込むことができるのではないでしょうか。
 
2.コンテンツを考える際の参考にする
嗜好性や属性から、これらのターゲットにより響くコンテンツはどのようなものがあるかを考えましょう。広告のクリエイティブ作成の参考になりますね。
 
3.広告のオーディエンス拡充のヒントにする
Facebook広告の特長は、ターゲッティングの精度が高いことです。しかし、既存の条件で絞り込みきれなかったり、オーディエンスが少なすぎたりすると、成果を出すことも難しくなります。
そこで嗜好性をヒントに、オーディエンスの絞り込み条件を工夫してみましょう。特に役職や「いいね!」しているページ、関心のあるカテゴリーなどは、想定していなかったものが出てくる可能性が高いです。
 
 

運用に活かそう

 
新しい機能は追加されても、データを眺めているだけでは意味はありません。上記に挙げた以外にも活用方法はあるでしょう。
また、今はまだ米国をターゲットとしたときのみ限定の世帯情報や購買行動などのデータが、日本ターゲットにも使えるようになると活用の幅も広がりそうです。試行錯誤を繰り返しながら、よりよいFacebookページ運用や広告運用のために活用できるようにしていけるとよいですね。
 
 


<ライター紹介>
柴 佳織 (Kaori Shiba)
企業のFacebookページのコンサルティングから、解析・運用支援などを行う。また、Facebookマーケティングのライターや講師も務めている。
 
 
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