2021年も半分が終了。この上半期もたくさんのSNSキャンペーンが行われました。
今回はそんな2021年上半期に行われたSNSキャンペーンのなかから、参考にしたい注目のキャンペーン事例を、Twitter、Instagram、TikTokの媒体別にご紹介します。

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1.Instagramの注目キャンペーン事例5つ

#無添加の日 キャンペーン|株式会社ファンケル

<キャンペーン概要>
「無添加」を特徴とした化粧品の製造販売を行なっている株式会社ファンケルが実施したInstagramキャンペーン。同社の商品の特徴である無添加の日にちなんで商品3つの中から好きな商品を選び、感想をコメントすると商品の詰め合わせが10名に当たるものです。

<キャンペーン参加フロー>
①ファンケル公式アカウント(@fancl_official )をフォロー
②キャンペーン投稿にある3つの商品から「大好き」or「気になる」商品を1つ選択
③選んだ理由や感想をコメントして参加完了

実際のキャンペーン投稿。

<ここがポイント!>
記念日にまつわる投稿やキャンペーンはSNSとの相性もよく、かつ「#無添加の日」という、同社の商品の特徴にあった記念日を選択することで、商品やブランドのPRにもきちんと繋げているキャンペーンです。
キャンペーン投稿でコメント例を紹介し、参加ハードルを下げているのもポイントです。

キャンペーン、広告、アカウント運用。Instagramを活用したマーケティングについて解説した記事はこちらをご覧ください。
Instagramマーケティングとは?5分でわかる、特徴・手法・ポイント解説【2021年度版】

電気圧力鍋収納風景投稿キャンペーン|アイリスオーヤマ株式会社

<キャンペーン概要>
生活用品の企画、製造、販売を行うアイリスオーヤマ株式会社のInstagram公式アカウントでは、「電気圧力鍋収納風景投稿キャンペーン」を実施しました。
これは、同社の製品とわかる電気圧力鍋の収納風景を指定ハッシュタグをつけて投稿するというもの。既存顧客向けに投稿を呼びかけ、たくさんのUGCを生み出しています。

<キャンペーン参加フロー>
①アイリスオーヤマ公式Instagramアカウント(@irisohyama)をフォロー
②「#アイリスオーヤマ電気圧力鍋」をつけ、同社の電気圧力鍋の収納風景が伝わる写真を投稿して参加完了

実際のキャンペーン投稿。

<ここがポイント>
調理器具を使って完成した料理の写真ではなく、「収納風景」というユニークな投稿テーマを採用したこのキャンペーン。商品購入を検討しているユーザーがハッシュタグで検索した際に、同社の商品の収納のしやすさが的確に伝わるUGCを生み出すことができています。
また、既存顧客に限定したキャンペーンで、既存顧客とのコミュニケーション強化にもつながっている事例です。

UGCとは?その概要や活用ポイントを解説した記事はこちらです
UGCとは?マーケティングにおける活用手法・事例・注意点を徹底解説!

生産者さん応援!おうちでプチさくらんぼ狩りキャンペーン🍒|オイシックス・ラ・大地株式会社

<キャンペーン概要>
有機・低農薬野菜、無添加食品の宅配サービス「らでぃっしゅぼーや」の公式Instagramアカウントが今年5月に実施したのは「生産者さん応援!おうちでプチさくらんぼ狩りキャンペーン」です。
このキャンペーンは、新型コロナウイルス感染症の拡大によって打撃を受けた観光農園の支援を目的としたもの。キャンペーンハッシュタグをつけて好きな食材・料理の写真を投稿したユーザーの中から抽選で5名におうちでできるさくらんぼ狩りセットが当たるキャンペーンです。

<キャンペーンフロー>
①らでぃっしゅぼーや公式Instagramアカウント(@radishboya1988)をフォロー
②ハッシュタグ「#らでぃっしゅぼーや」「#応援さくらんぼ狩り」をつけて、好きな食材・料理の写真を投稿して参加完了

実際のキャンペーン投稿。

<ここがポイント>
「生産者を応援したい」という同ブランドの強いメッセージを感じるこのキャンペーン。キャンペーン投稿には「私も応援したい」「優しい気持ちに感動した」など、同社の姿勢を支持するコメントも多数見受けられ、キャンペーンを通したブランディングに成功しています。
また、さくらんぼ狩り体験セットというユニークなプレゼントで、当選者からは実際にさくらんぼ狩り体験をやってみたという投稿も生まれています。

アライドアーキテクツが実施した最新のInstagramユーザー調査はこちらをご覧ください
【2021年版】Instagram(インスタグラム)ユーザー実態が分かる!調査データまとめ

新潟直送計画SNS投稿キャンペーン|株式会社クーネルワーク

<キャンペーン概要>
新潟県に拠点を置くマーケティング支援企業・株式会社クーネルワークが運営している「新潟直送計画」は、新潟の産地直送型お取り寄せ通販・ギフトサイトです。新潟直送計画の公式SNSアカウントでは毎月写真投稿キャンペーンを実施。同社のサービスを利用して購入した商品の写真投稿を促しています。

<参加フロー>
①公式Instagramアカウント(@niigata_shop)orTwitterアカウント(@niigata_shop)をフォロー
②ハッシュタグ「#新潟直送計画で買ったよ」をつけて取り寄せした商品の画像を投稿して参加完了

実際のキャンペーン投稿。

<ここがポイント>
毎月恒例のキャンペーンとすることで、定常的にUGCを生み出すことに成功している同社のキャンペーン。投稿はアカウント運用に利用したり、ECサイト上に表示したりして活用しています。また、InstagramとTwitter上で同じキャンペーンを実施しながら、キャンペーン告知投稿は文言や使用する写真を変えるなどプラットフォームにあわせた運用を行なっています。

みんなでうたエルコーンキャンペーン|東ハト株式会社

<キャンペーン概要>
人気商品「キャラメルコーン」の50周年を記念して実施されたこのキャンペーンは、キャラメルコーンの曲を歌って踊る動画の投稿を募集するもの。指定ハッシュタグと公式アカウントをメンションしてフィードに投稿すると、抽選で同社の商品の詰め合わせが当たるキャンペーンです。3ヶ月という長いキャンペーン期間でありながら毎週締め切りがあり抽選が行われることで、アクティブなキャンペーンを実現しています。

<参加フロー>
①東ハト公式Instagram(@tohato_caramelcorn)をフォロー
②キャラメルコーンの曲で歌って踊る動画を撮影
③本文に「#うたエルコーン」と「@tohato_caramelcorn」を入れて動画を投稿して参加完了

キャンペーンの告知Instagram投稿

<ここがポイント>
このキャンペーンではInstagramで使える「ARフィルター」が提供されています。オリジナルキャラクターのキャラメルコーンくんが、カメラにうつった顔の表情や動きに合わせて色々な動きをする楽しいエフェクトは、ユーザーの参加してみたいという気持ちを高めるものです。ただ投稿を呼びかけるだけでなく、Instagramならではの機能を利用しながらキャンペーン参加に楽しさを加え、同社の商品がもつ世界観を表現している事例です。

2.TikTokの注目キャンペーン事例5つ

#AGCチャレンジ |AGC株式会社

<キャンペーン概要>
企業認知の拡大を目的として、TikTokチャレンジを実施したのはAGC株式会社です。このチャレンジは、テレビCMで放送している「AではじまりCでおわる素材の会社はAGC」にちなんで、ユーザーそれぞれが自分ならではの3文字を使った動画投稿を促すもの。公式動画にTVCMキャラクターの広瀬すずさんを起用したほか、人気TikTokerのPR投稿も実施して、ユーザーのチャレンジ参加を促しました。

<参加フロー>
①AGCチャレンジのSoudを選んで動画を撮影
②#AGCチャレンジをつけて動画を投稿して参加完了

@___melachan___

今年は友達100人作ります!👭👭👭 #AGCチャレンジ #PR

♬ AGCチャレンジ – 素材の会社AGC
モデルで人気TikToker・MELANIE(@___melachan___ )さんのPR投稿。人気インフルエンサーのお手本をもとにユーザーがオリジナル動画を投稿するケースが多いのもTikTokの特徴。

<ここがポイント>
TikTokのハッシュタグチャレンジでは、通常のSNSキャンペーンのように参加者へのインセンティブを設けないケースもあります。その中で、ユーザーの参加を促すためには、使いたいと思わせるエフェクトを用意することが求められます。このキャンペーンではCMソングをうまく活用して自然に社名の認知を拡大しながら、ユーザーがすすんで参加したくなるエフェクトを用意できていることがポイントです。

インフルエンサーとは?インフルエンサーの今を解説はこちらの記事です。
インフルエンサーとは?定義・特徴・媒体別特性などインフルエンサーのいまを解説!

#シースリーチャレンジ|株式会社ビューティースリー

<キャンペーン概要>
ハッシュタグチャレンジを活用して、スカウトオーディションを開催したのは株式会社ビューティースリー。脱毛サロン・シースリーを運営する同社では、「#シースリーチャレンジ」をつけた動画の投稿で、同社が発行している雑誌「SHE THREE」のモデルオーディションに参加できるというものです。同時に、参加者は同社のサロンで利用できる総額5万円分の割引オファーを受け取ることができます。

<参加フロー>
①C3公式TikTokアカウント(@c3_esthe)をフォロー
②楽曲「私のCを3つあげる」を選択して動画撮影
③ハッシュタグ「#シースリーチャレンジ」をつけて動画を投稿して参加完了

@ssshinako

これ踊って投稿するとモデルにスカウトされる可能性あるらしいよ!😍 チャレンジしてみて💗 #シースリーチャレンジ #PR

♬ 私のCを3つあげる – C3×うじたまい
YouTuberとしても活動しているしなこ(@ssshinako)さんのPR投稿。

<ここがポイント>
TikTokに動画を投稿するユーザーの中にはTikTokerを目指していたり、モデルなどに憧れているユーザーも少なくありません。このキャンペーンでは雑誌のモデルオーディションという、TikTokユーザーが魅力を感じるインセンティブを用意してユーザーの参加を促しています。同時に、キャンペーン参加で利用できる割引オファーを用意することで販促にもつなげている事例です。

#アボカドチャレンジ|アボカドfromメキシコ

<キャンペーン概要>
TikTokでは2020年末ごろから海外で「Avocados from Mexico」とコメントすることが流行し始め、日本でも1月頭ころより流行していました。この流れを活用する形で行われたのが「#アボカドチャレンジ」です。Avocados from Mexicoの公式ジングルを利用し、アボカドを使った動画を投稿するこのチャレンジで、TikTok上にたくさんのアボカド動画を生み出しています。

<参加フロー>
①楽曲Avocasdos from Mexicoを利用しアボカドを使った動画を撮影
②「#アボカドチャレンジ」をつけて投稿して参加完了

アボカドfromメキシコの公式ページでは、アボカドの知識やレシピなどを発信している。

<ここがポイント>
キャンペーンを仕掛けるのではなく、もともとあったブームを利用する形で実施されたこの「#アボカドチャレンジ」はTikTokで1億回以上再生されるなど、非常に人気のハッシュタグチャレンジとなりました。また、規定の振り付けなどがなく、ジングルとアボカドを使った動画ならキャンペーン参加が可能ということで、ユーザーが思い思いの表現方法でキャンペーンに参加できたことも、キャンペーン成功の要因となっています。

TikTokなど、SNSでの動画活用について詳しく知りたい方へ
動画マーケティングとは?基本から成功ポイントまでを徹底解説【事例あり】

アネッサお家で夏フォトキャンペーン|株式会社資生堂

<キャンペーン概要>
株式会社資生堂が展開する日焼け止めブランドの「アネッサ」がおこなったこのキャンペーンは、美白・UVカット効果とトーンアップ機能があった限定商品のPRを目的としたもの。商品を使用した時のように肌が明るくなるトーンアップが体験でき、アネッサのポスターになりきったり、海やプールにいるようなエフェクトを提供し、ハッシュタグチャレンジへの参加を促すキャンペーンです。

<参加フロー>
①楽曲「A Perfect Sky トーンアップmix」を利用して動画を撮影
②「 #アネッサおうちで夏フォト」をつけて動画を投稿して参加完了

@anessa_official_

#アネッサおうちで夏フォト トーンアップしてみた

♬ A Perfect Sky トーンアップ mix – 安田レイ
アネッサ公式アカウント(@anessa_official_)に投稿されたお手本投稿

<ここがポイント>
これから夏本番。海やプールなどお出かけが楽しい季節ですが、現在はコロナ禍ということもあり、レジャーに出かけたくてもなかなか出かけづらい日々が続いています。このキャンペーンではそうした状況に配慮し、自宅いながら夏のレジャーを楽しんでいる気分になれるエフェクトを提供。商品やブランドに対する好意度を高めています。同時に、商品の特性が伝わるエフェクトで、商品理解にもつなげている事例です。

#映画紹介チャレンジ|株式会社つみき

<キャンペーン概要>
株式会社つみきが展開する、映画・ドラマ・アニメのレビューサービス「Filmarks」が行なったハッシュタグチャレンジ「#映画紹介チャレンジ」。このキャンペーンは、「#映画紹介」をつけて、おすすめの映画についての動画を投稿するというもの。期間中に動画を投稿したユーザーの中から大賞に選ばれた1名のユーザーには「Filmarksが選んだ夢の映画をめぐる世界夢の映画旅行」、また5名のユーザーには「TOHOシネマズGIFTカード」があたるというキャンペーンです。

<参加フロー>
①おすすめの映画を紹介する動画を撮影
②「#映画紹介」をつけて動画を投稿して参加完了

@deadnosuke

我が人生最高の一本『シザーハンズ』の紹介です! #映画紹介 #セルフ解説 #おうちで過ごし隊

♬ オリジナル楽曲 – しんのすけ🎬映画感想
映画感想TikTokerとして人気のしんのすけ(@deadnosuke)さんによるお手本投稿。

<ここがポイント>
映画という誰もが親しみやすいテーマのこのキャンペーン。おすすめの映画を紹介するという手軽さがポイントです。また、ハッシュタグチャレンジだけでなく、キャンペーンのお手本動画に参加した人気TikTokerとのライブ配信や、特設サイトでの「TikTokユーザーが選ぶ2020年公開映画ランキング」の投票募集など、「映画」を軸に様々な企画をからめてキャンペーンに奥行きをもたせている事例です。

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3.Twitterの注目キャンペーン事例5つ

蒟蒻畑2021 30周年記念Wキャンペーン|株式会社マンナンライフ

<キャンペーン概要>
商品発売30周年を記念して株式会社マンナンライフが行なったのは「蒟蒻畑2021 30周年記念Wキャンペーン」です。このキャンペーンはその名の通り2つのキャンペーンが同時に進行されました。1つ目は、「蒟蒻畑フレーバー総選挙2021」。これは同社が過去に発売してきた歴代フレーバー48種類の中で、一番好きなものを選び、商品との思い出を元にツイートするというもの。キャンペーンの参加者の中から抽選で100名に自宅で自分の好きな味の蒟蒻畑を作ることができる「おうち蒟蒻畑&おうち蒟蒻」をプレゼント。2つ目の「あなたが食べたい蒟蒻畑作りますキャンペーン」では、指定ハッシュタグをつけて自分が食べてみたい蒟蒻畑の味をつぶやいたユーザーの中から1名を選び、実際に商品化するというものです。

<参加フロー>
ⅰ)蒟蒻畑フレーバー総選挙2021
①蒟蒻畑公式Twitterアカウント(@mannan_konnyaku)をフォロー
②キャンペーン特設サイトにアクセス
③キャンペーンサイトに掲載されている歴代フレーバーから好きなものを一つクリック
④Twitterが起動し、投票ツイート作成画面が現れる
⑤蒟蒻畑の思い出を記入してツイートして参加完了
ⅱ)あなたが食べたい蒟蒻畑作りますキャンペーン
①蒟蒻畑公式Twitterアカウント(@mannan_konnyaku)をフォロー
②指定ハッシュタグ「#あなたが食べたい蒟蒻畑作ります」と、作りたい味を自由に入力してツイートして参加完了

<ここがポイント>
「蒟蒻畑フレーバー総選挙2021」では歴代のフレーバーに投票するというキャンペーン形式をとることで、商品の30年の歴史を自然にユーザーに伝えることに成功したこのキャンペーン。思い出エピソードをあわせてツイートしてもらうことで、Twitter上にたくさんの「蒟蒻畑の思い出」ツイートを生み出すこともできています。また、「あなたが食べたい蒟蒻畑作りますキャンペーン」は、当選者と打ち合わせを行なって一緒に商品を開発していくことが予定されており、30周年の節目に商品のファンを大切にする姿勢も示しています。

Twitterマーケティングについて5分でおさらい!
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「ガメラ、コラボ先募集!」キャンペーン|ガメラ55周年プロジェクト

<キャンペーン概要>
映画「大怪獣ガメラ」の公開55周年を記念したプロジェクト「ガメラ55周年プロジェクト」の公式Twitterアカウントが実施した「ガメラ、コラボ先募集!」キャンペーン。Twitterをはじめとして、様々な企業間コラボが活発に行われているなか、このキャンペーンでは「コラボしてほしい企業」をユーザーから募集したユニークなキャンペーンです。

<参加フロー>
①【公式】ガメラ55周年プロジェクト(@gamera_info)をフォロー
②ガメラにコラボしてほしい企業や商品について、「①希望のコラボ先②コラボ内容③希望理由」の3点を記載
③指定ハッシュタグ「#ガメラコラボ先募集」をつけてツイートして参加完了

キャンペーンの告知ツイート

<ここがポイント>
企業間コラボのコラボ先を、ユーザーに聞いてしまうというユニークな企画のこのキャンペーンは55周年らしいイベント感を作り出しています。また、寄せられたコラボ先をリスト化し、コラボのためのアタックを行う準備をしているツイートもあり、親しみやすさを醸成することにも成功しています。

#あの頃君にやみつキッチンキャンペーン|ミニストップ株式会社

<キャンペーン概要>
コンビニエンスストア「ミニストップ」の公式Twitterアカウント(@ministop_fan)で実施されたキャンペーンは「#あの頃君にやみつキッチンキャンペーン」です。店舗で販売しているお惣菜やお弁当、スイーツなどをまとめて「やみつキッチン」としてPRを行なっている同社。このキャンペーンは、そんな同社の商品の魅力を伝える動画のフォロー&リツイートキャンペーンと、動画の内容についてのクイズに答えるハッシュタグツイートキャンペーンの2段組になっています。

<参加フロー>
ⅰ)フォロー&リツイートキャンーペーン
①ミニストップ公式Twitterアカウント(@ministop_fan)をフォロー
②対象ツイートのリツイートで参加完了
ⅱ)ハッシュタグツイートキャンペーン
①ミニストップ公式のTwitterアカウント(@ministop_fan)をフォロー
②動画の内容についてのクイズの回答を、選択肢の中から選んでハッシュタグツイートして参加完了

クイズキャンペーンのツイート

<ここがポイント>
思わず見入ってしまうユニークな動画の拡散と、動画に関するクイズを行なったこのキャンペーン施策。リツイートによって同社の「やみつキッチン」の認知を拡大し、さらにクイズによって動画の内容をしっかりみせることで、商品理解にもつなげているキャンペーンです。

Save the Seaあなたの1リツイートが宗像の海を守るキャンペーン|株式会社湖池屋

<キャンペーン概要>
総合スナックメーカーの湖池屋の公式Twitterアカウント(@koikeya_cp)で実施された、「Save the Seaあなたの1リツイートが宗像の海を守るキャンペーン」。このキャンペーンは公式アカウントをフォローし、対象ツイートをリツイートするフォロー&キャンペーンです。このキャンペーンでは、リツイートによって参加者に商品が当たるだけでなく、1リツイートごとに福岡県宗像市の海の環境保全活動に1円が寄付されるもの。日本が世界に誇る魅力を表現することをコンセプトとした同社の商品「JAPANプライドポテト」のPRキャンペーンとして実施されました。

<参加フロー>
①湖池屋の公式Twitterアカウント(@koikeya_cp)をフォロー
②対象ツイートをリツイートして参加完了
③1リツイートごとに宗像市へ1円を寄付

実際のキャンペーンツイート

<ここがポイント>
商品やブランド、またそれに付随する情報が溢れる昨今、商品選択の条件として「企業の姿勢」や「企業の人格」を重視する生活者も少なくありません。このキャンペーンでは、単純にプレゼントを行うのではなく、リツイート数に応じて企業から環境保全活動への寄付を行うという企画にすることで、ユーザーに同社の企業姿勢を伝えています。同時に、こうした姿勢を伝えることで同社が販売する「JAPANプライドポテト」のコンセプトの理解も促している事例です。

株式会社湖池屋のプロモーション施策についてインタビューした記事はこちら
「湖池屋プライドポテト」が大ヒット!湖池屋に聞く、SNSプロモーション企画の裏側

コフレドールスマイルアップチークスSクーポン配布キャンペーン|株式会社ココカラファイン

<キャンペーン概要>
大手ドラッグストアチェーン・ココカラファインの公式Twitterアカウント(@cocokarafineInc)で実施された「コフレドールスマイルアップチークスSクーポン配布キャンペーン」は、公式アカウントをフォローし、対象ツイートをリツイートするとその場で当落がわかるインスタントウィン形式のキャンペーンです。当選者にはコフレドールスマイルアップチークスSの購入時に利用できる、ココカラファインのポイントをプレゼント。さらに、「#コフレ大好き」をつけた投稿で、10名に商品があたるWチャンスも用意されています。

<参加フロー>
①ココカラファインの公式Twitterアカウント(@cocokarafineInc)をフォロー
②キャンペーン対象ツイートをリツイートして参加完了
③「#コフレ大好き」をつけてツイートすることでWチャンスへの参加完了

実際のキャンペーンツイート。

<ここがポイント>
2020年の新型コロナウイルスの感染拡大によって、生活者の消費行動は大きく変化。そのなかで、デジタル上の接点を活用して販促施策を行う「デジタル販促」への注目が高まっています。このキャンペーンでは、商品をプレゼントするのではなく、商品購入時に使えるポイントをプレゼントし、キャンペーンを通して店舗送客を行なっていることがポイント毎日参加できるインスタントウィン形式を採用することで、キャンペーン参加者数を最大化し、効率的な販促施策につなげています。

いかがでしたか、今回は2021年下半期に実施された注目のキャンペーン事例をたっぷりご紹介しました。

SNSキャンペーンがSNSユーザーにとってお馴染みとなり、日々たくさんのSNSキャンペーンが実施されています。
その中で、キャンペーンの目的も、フォロワー獲得や認知拡大といったものから、UGCの生成、ファンコミュニケーションや販促など多様化・細分化しています。
今回の記事では、様々な目的で行われたキャンペーンをご紹介しています。ぜひ2021年下半期のキャンペーン設計にご参考ください!