Facebookタイムラインのカバー画像をファンとの交流に活用している15の事例をご紹介します。カバー画像のアイデアを考えるヒントとしてお役立てください!


 
こんにちは、SMM Labの小川です。
全てのFacebookページへのタイムライン導入からもうすぐ半年が経過しますが、皆さんはFacebookページのカバー画像を、定期的に見直していますか?
カバー画像は、初めてページを訪れるファンが最初に目にする大切なもの。そして、アイデア次第で既存ファンとの交流や、既存ファンのFacebookページへの再訪促進にも活用が可能です。
そこで今回は、楽しいアイデアで、カバー画像をファンとの交流に活用している15の事例をご紹介します。
 

ファンから募集した写真をカバー画像に採用

ファンからテーマに沿った写真を募集し、カバー画像に採用している事例です。ファンにも喜んでもらえ、また企業としてもファンから多くのアクションをもらえるメリットがあります。ぜひ、あなたのページならではのテーマを企画し、ファンとの共創を楽しんでみましょう。
 
・ANA.Japan 皆さまからの1枚
https://www.facebook.com/ana.japan

ANA.Japanは、「みんなのフォトアルバム」で、ANA飛行機写真や風景写真など、お気に入りの写真投稿をファンに呼びかけています。「投稿された写真の中から1枚を定期的にANA Facebookページ カバー写真で紹介する」としており、現在は週に1回カバー画像を入れ替えています。
 

カバー画像入れ替えのタイミングでは、上図のように投稿でもファンにお知らせしています。この投稿には、毎回、画像を採用されたファンに対して、ファン同士で「おめでとうございます!」と声を掛け合う様子が見られます。このように、「カバー画像」を使って企業とファンの交流や、またファン同士の交流を図ることもできます。
 
・ポカリスエット 夏ポカリ
https://www.facebook.com/pocarisweat.jp

ポカリスエットも、「POCARI FAN’S PHOTO」として、ファンからの写真を募集しています。現在のテーマは夏を感じさせるポカリ写真の「夏ポカリ」。ANAと同じく週に1回カバー写真を入れ替えています。尚、ポカリスエットのページはファンの写真を4つ分掲載できるデザインとなっており、カバー画像に採用された写真は、掲載の位置を変えて4週間継続して掲載されているようです。これにより、写真が採用されたファンは長い期間楽しむことができ、その間に何回もページを訪れてもらえるチャンスもありそうですね。
 
・北海道Likers
https://www.facebook.com/HokkaidoLikers.jp

北海道Likersでは、「北海道」をテーマにした写真をファンから募集、毎週新しい写真をカバー画像に取り入れています。尚、こちらのページでは、カバー画像のデザインの一部としてではなく、カバー画像そのものとしてファンからの写真を採用。その際右下に写真撮影者の名前、タイトル、日付を挿入しています。自分の写真を採用してもらったファンには、とてもよい記念になりそうなアイデアです。
 
・キリン のどごし<生> / NODOGOSHI NAMA
https://www.facebook.com/nodogoshi.jp

キリン のどごし<生>では、「夏の思い出フォトコンテスト」としてファンから募集した夏の思い出写真をカバー画像に取り入れています。このフォトコンテストで数多くの作品の中から選ばれた12作品が順次カバー画像に登場するとのこと。また、カバー画像だけでなく、「夏の思い出フォトギャラリー」として、Facebookページのタブページでもファンの写真を紹介しています。
 
・サントリー ザ・プレミアム・モルツ
https://www.facebook.com/ThePremium.jp

サントリー ザ・プレミアム・モルツでは、カバー画像に掲載するアイコンをファンから募集しました。「このブランドが好きである」ということが、その人のアイデンティティーとなりうる心理を上手く利用したアイディアと言えます。
 

思わず自分のカバー画像にしたくなるアイデア

次は、企業のFacebookページのカバー画像を、ファンが思わず自分のカバー画像にも取り入れたくなるようなアイデアの事例です。ファンが自分のカバー画像に取り入れてくれれば、そのファン本人だけでなく、その友達も企業のカバー画像を目にする機会ができることになります。可愛いキャラクターのデザインや、素敵な風景写真等、ぜひファンが自分のカバー画像に採用したいと思ってくれるような工夫をしてみましょう。
 
・伊藤ハム / ITOHAM FOODS inc.
https://www.facebook.com/itoham

伊藤ハムでは、毎月、季節に合わせて、おなじみのFacebookページキャラクター「ハム係長」を使ったデザインのカバー写真を入れ替えています。毎月、ハム係長がどんな姿で登場するか?ファンも楽しんでいる様子が伺えます。さらにこのカバー写真にはその月の「カレンダー」が挿入されています。伊藤ハムでは、カレンダーを挿入することで、ファンが自分の個人ページのカバー画像にも使ってほしいとの想いを込めているそうです。
 
・SUUMO(スーモ)
https://www.facebook.com/suumo.jp

SUUMOも、キャラクターを使ったデザインで、毎月の季節に合わせたカレンダー付きカバー写真を採用しています。8月のデザインは「オリンピック」。まさに旬なテーマで、かわいらしいキャラクターのデザイン。思わず自分のカバー画像にしたくなるファンも多いのではないでしょうか?
 
・クレディセゾン(CREDIT SAISON)
https://www.facebook.com/creditsaison

クレディセゾンでは、毎月季節の花を使ったデザインのカバー画像に入れ替えています。クレディセゾンのページでは、カバー画像だけでなく、月に数回程度、季節の花の写真に、エピソードを添えた投稿をしており、多くのいいね!を集めています。このように、カバー画像や投稿で、ファンと季節感を楽しむのも一つのコミュニケーション方法と言えるでしょう。また、自分のタイムラインのカバー画像を季節に合わせて変える人が多いため、季節感をうまく表現したカバー画像にすれば、ファンが自分のページにも採用してくれる可能性が高まるかもしれません。
 

カバー画像を「新企画発表」の場に?!

カバー画像を新商品や新企画発表の場にする事例も見られます。カバー画像はサイズが大きく、ニュースフィード上でも目に留まりやすいため、この特徴を活かすアイデアを考えてみましょう。
 
・チロルチョコ株式会社
https://www.facebook.com/TIROL.jp

チロルチョコ株式会社は、Facebookページ上で『マイチロル』の無料モニター500名を募集するに当たり、その10日ほど前からFacebookページの「カバー写真」を徐々に変更(上図の左)する工夫をしました。さらにタイムラインへの投稿で「チロルチョコこれまでにない新企画発表まであと○日!!」とカウントダウンも実施。尚、この試みにはファンから非常に多くの反響があり、新企画発表前にファンとのエンゲージメント向上、そしてFacebookページとしてのエッジランク向上に成功し、新企画発表タイミングでリーチの最大化を図ることができたそうです。
 

この無料モニター500名に外れた人に、「マイチロル」を先行購入できるという企画を発表する際にも、同様にカバー写真を活用しています(上図の左上、左下、右上、右下の順。徐々にカバー写真の中央の絵が見える仕掛けがされている)。このように、「カバー写真」で新企画や新商品の発表をするというのも、とても面白いアイデアですね。
 

個人タイムラインを彩るカバー画像を企業が提供

最後に、企業のFacebookページのカバー画像設定の話とは異なりますが、個人ページのタイムラインを楽しく彩るカバー画像を企業が提供している事例をご紹介します。
 
・CLUB Panasonic My MALL | クラブパナソニック マイモール
https://www.facebook.com/PanasonicMyMALL

CLUB Panasonic My MALLでは、パナソニック製のオリジナル商品と、友達のプロフィール画像を組み合わせ、「世界に1枚だけのカバー写真」が作れる「マイカバージェネレーター」を公開しています。
 
・オロナミンC みんながMake Me Smile
https://www.facebook.com/oronaminc

オロナミンC(大塚製薬)では、多くの友達のプロフィールアイコンをランダムに組み合わせたオリジナルカバー画像を作れるカバー画像ジェネレーターアプリ、「みんながMake me Smile!」を公開しています。個性あふれるデザインの画像の中に、さりげなくオロナミンCの「C」が紛れ込んでいるのもかわいらしいですね。
 
・C1000 (ハウスウェルネスフーズ)
https://www.facebook.com/C1000

C1000(ハウスウェルネスフーズ)では、日常の写真、思い出の写真を組み合わせて自分だけのオリジナルカバー画像を作れる「げんきいろカバー」アプリを公開しています。C1000カラーである「黄色」をあしらった素敵なデザインのテンプレートが5種類用意されており、ファンは自分の好きな写真を使ってアレンジすることが可能です。
 
・ユナイテッドアローズ グリーンレーベル リラクシング
https://www.facebook.com/UA.glr

ユナイテッドアローズ グリーンレーベル リラクシングでは、「いいね!」を押すことでもらえるファン限定カバー画像を数種類提供しています。とても素敵な風景写真に、さりげなくグリーンレーベルリラクシングのロゴがあしらわれたデザインとなっています。
 
・阪神タイガース
http://hanshintigers.jp/entertainment/download/

阪神タイガースは、ホームページにて、Facebookカバー用に無料でダウンロードできる画像を14種類公開しています。阪神タイガースのキャラクターや選手を使ったデザインで、ファンにはたまらないものとなっているのではないでしょうか?
 
・千葉ロッテマリーンズ
http://www.marines.co.jp/expansion/entertainment/download.php

千葉ロッテマリーンズのホームページでも、Facebookカバー用に無料でダウンロードできる画像が公開されています。とても素敵なデザインの画像が揃えられており、ファンでなくても思わずダウンロードしたくなります。
 
以上、今回はカバー画像をファンとの交流に活用するヒントとなる15の事例をご紹介しました。尚、カバー画像には含んではいけない表現等が定められており、十分に注意する必要があります。以前のこちらの記事に詳細を記載しておりますので、ぜひ参考にご覧ください。
・Facebookページ[カバー画像デザイン70選]新タイムライン移行準備の参考に!
http://smmlab.jp/?p=5728
(本記事の一番下に、カバー画像の注意事項についてまとめてあります)
 
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