ご好評につき、O2Oの参考事例 第2弾!Facebookページを通じて知ってもらった人に、実際に店舗にまで足を運んでもらいたい!そんな時に参考になるFacebookページ事例を3つご紹介します。

 

 
Facebookページを通じて自社の存在や商品を知ってもらった人に、ぜひ実際に店舗にまで足を運んでもらいたい、あるいは店頭で商品を手に取ってもらいたい…。
でも、「実際に足を運んでもらう」という壁は高く、なかなかリアルな現場での効果が実感できずにお悩みの方も多いのではないでしょうか?
そこで、今回は、O2Oの参考事例 第2弾!日本国内でFacebookを活用する企業事例をWebマーケターが解説するブログ「Facebookプロモーション国内事例集」より、3つの事例をご紹介いたします。
ここ最近、O2Oキャンペーンなども増えてきていますが、Facebook投稿でも工夫できることはたくさんあります。いずれも、思わず足を運びたくなるような投稿ばかりで、参考になるヒントが満載です!
 
*本記事は「Facebookプロモーション国内事例集」からの転載です。(SMM Labにて一部編集してお届けします)
 
京都水族館/オリックス水族館株式会社
https://www.facebook.com/Kyoto.aquarium.official

 
まずは、京都水族館のFacebookページをご紹介します。
カエルの卵風スープやすいぞくパンなど、ソーシャル上で何かと話題になっていた京都水族館。Facebookページは今年の6月1日からスタートしたにもかかわらず、一週間で1万いいね!を達成し、ファンからの反応も大きく盛り上がっています。
投稿のコンテンツもバリエーション豊富で楽しめます!
 
投稿内容とバランス
一日2~3本ポストされている投稿、その内容は多岐にわたるのですが非常にバランスのとれたものになっています。
例えば、お決まりのカワイイ!キレイ!な動物たちの写真。これらには反射的に「いいね!」したくなるためファンの反応も集まります。

 
こちらはクイズ投稿。流れの速いニュースフィード上でもファンが楽しめる投稿ですね。

 
ファンが楽しめる、といえば左の魚ヘンの投稿。こちらは読み物的に楽しめます。また、右のカルタシリーズの投稿も、動物のことを知る読み物的に楽しめるうえ、京都水族館に行ってみたいという気持ちも起こさせるようになっています。

 
合間に、水族館情報を
こうした投稿の合間に入る投稿が、下のような水族館の宣伝です。水族館のちょっとした便利を訴求しています。
実際行く人にとっては少し嬉しい情報かもしれませんね。

 
より深く水族館を知ることができるコンテンツを用意
また、見るのに少々手間がかかりますが、スタッフ紹介もしています。これは、より深く水族館を知ることができるコンテンツです。本当に水族館が好き、という人には喜ばれそうですね。

 
このように、このページのコンテンツは、水族館に対する興味が薄い人でも、思わず反応してしまったり(カワイイ!キレイ!な写真)、Facebook上で楽んだり(クイズ、カルタ、魚ヘン)できるコンテンツが沢山あります。おそらく、これらに「いいね!」などの反応をしていくうちに水族館との距離が縮まっていくのでしょう。
実際に「行く」ことを現実的に考えている人、行ったことのある人も上記のようなコンテンツはもちろん楽しめますが、それとは別に水族館のことをより深く知るようなコンテンツも用意されているのです。
すでに関係性のあるファンとも、その距離を縮めながら、新しいファン(見込み客含む)との関係性も築いていける運用をしています。実際、投稿自体もファンからの反応が多くついて盛り上がっているところを見ると、かなり順調な滑り出しといえそうですね。
 
 
飾りじゃないのよカレーは 三田本店
https://www.facebook.com/kazakare.mita

続いて、”飾りじゃないのよカレーは 三田本店”のFacebookページをご紹介。
やはり飲食店のようにリアル店舗がある場合は、Facebook上だけでなくリアル上での取り組みと連動させていくことが大きな波を生むキーになりそうですね。
 
Facebookの機能を活用して拡散を狙う
”飾りじゃないのよカレーは”では、お店を一緒に盛り上げてくれる「飾リスト」を募集。飾リストになると、飾カレーが50円引きになります。飾りストに認定されるには、以下の4つ試練のうちひとつを満たせばOK。
1:9辛完食
2:爆盛り完食
3:Facebook30いいね!獲得
4:お友達からバッチをを頂く

注目してほしいのは3の「Facebook30いいね!獲得」。写メつきチェックイン投稿に「いいね!」を30集めると達成なのです。
お店の立地的にも、周囲に会社や大学があることを考えると、事前に友達や会社の人などに直接頼んでおく人もいそう。人を巻き込みやすい環境を活かしていますね。
なお、この仕組みがあるからが、現在飾りじゃないのよカレーは 三田本店のFacebookページはファン数1, 900人に対してチェックイン数が3, 000件を上回っている状態。かなり利用されていることがわかります。
 
コアなファンには特別な扱いを
なお、先ほど紹介した試練の1、2、3をすべてクリアするとマスター飾リストに認定されます。
また、マスター飾リスト限定の試食会イベントを開催したりもしている模様。その様子をFacebookページにも投稿しています。

マスター飾リストということは、全員Facebookのアカウントを持ったユーザー。なかにはこのイベントの様子を投稿した人もいたかもしれません。また、こういった特別感のあるイベントはマスター飾リスト、つまりコアなファンとの関係性を強化することができますね。
 
人を中心とした投稿
飾りじゃないのよカレーは 三田本店のFacebookページで、料理写真と同じくらい多いのがお客さまの写真。

たまに、お客さま本人たちからもコメントが入っていることもあるようです。店内が盛り上がっていることが伝わってきます。お店の雰囲気を知れることは、まだ行ったことのない人にとっては重要ですよね。
 
増やしたファンには来店につながるような情報を届ける
飾りじゃないのよカレーは 三田本店のFacebookページは、『人』を中心にリアルも連動して運営していました。
Facebookの『人』のつながりを上手く活用した事例ですね。

また、そうやって増やしたファンにむけ割引などのキャンペーンや新メニュー、おすすめメニューをお知らせするという流れを作って、来店を促しています。ファンを巻き込む好循環がまわっていそうなページですね。
 
 
999.9 / フォーナインズ/株式会社 フォーナインズ
https://www.facebook.com/FourNines.co.jp

最後は、999.9 / フォーナインズのFacebookページをご紹介します。
いいね!などのファンからの反応率は3~7%と人気。メガネだけでなく、その投稿にもセンスを感じます。
 
隠しネタ
注目したいのが、お店に行くのが楽しみになるような投稿。「いいね!」などファンの反応も集まりますが、「実は…だったんです」と言われることで、お店に行くのが楽しみになりますね。また、実際にリアルにお店に行った際の体験を印象付けてくれる効果もありそう。

 
わざわざ店員がお客様に伝えなくても、Facebookを介して伝えることで、こんな体験をしてもらえるのは素敵です。
 
裏話
撮影などの裏の風景を公開しています。こういった裏側を垣間見できるような投稿は「いいね!」などファンからの反応も集まりやすいですね。

 
商品のある風景
商品の投稿は宣伝色が強くなりそうで躊躇しがちですが、でも露出していきたいところでもあります。
そんなときに、臨場感があったり、Facebook投稿ならではのフィット感があったりすると、いやらしくなく商品情報も露出できます。

左の投稿の「Facebookブルー」はFacebook投稿ならではのフィット感、右の投稿は「今」の気候、季節を感じるという意味で臨場感を感じますね。写真、投稿のセンスが光ることもあり「いいね!」も多く集まっています。
 
ひとけも大事
フォーナインズのページでは店舗の方も登場します。年末の挨拶では、みなさんが一列に並んで挨拶を。こういった「ひとけ」のある投稿もあたたかさや、サービスの丁寧さを感じされるという意味で魅力的です。

 
 
以上、今回は「Facebookプロモーション国内事例集」より、】思わず足を運びたくなる、O2Oの参考事例を3つご紹介しました。ぜひ参考にしていただければ幸いです。
 


<ライター紹介>
柴 佳織 (Kaori Shiba)

企業のFacebookページのコンサルティングから、解析・運用支援などを行う。また、Facebookマーケティングのライターや講師も務めている。
 
 
・Facebookプロモーション国内事例集 http://fbsample.blog.fc2.com/
・Facebookプロモーション国内事例集(FBページ)https://www.facebook.com/case.japan
・インサイトスコープ 数字から見えるFacebookのムコウ側 http://www.insight-scope.com/
 
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