Facebookページに「チェックイン」してもらいたい!
Facebookページの担当になった新人マーケターのあゆみちゃんと一緒に、 実際に運用してみると意外に曖昧なFacebook関連知識を再確認して、Facebookページの運用成果を向上させましょう。
Facebookページにおける「チェックイン」のメリット
Facebookには、位置情報が登録されている場所(スポット)を訪れたときにスマートフォン等のGPS機能を利用して、自分の位置情報を友達に知らせることが出来る「チェックイン」という機能があります。スポットにチェックインする際には、近況アップデートや写真の場合と同様に、一緒にいる友達をタグ付けすることができます。また、そこで何をしているかを近況アップデートとして追加することもできます。
チェックインすると、友達のニュースフィードや、スポットのページの「最近のアクティビティ」のセクションに、チェックインしたという記事が公開され、そのスポットについて評価することができます。そのため「チェックイン」はスポットに関する重要な情報となります。今後導入が予定されている「グラフ検索」においても重要な要素となるに違いありません。
つまり「位置情報」を登録できるビジネスでは、既存顧客(ファン)に「チェックイン」してもらうことで、新規顧客(お友達)に情報が拡散することとなるため、写真や会話の内容から興味を持ってもらえれば、来店に繋がるかもしれないのです。実店舗を持っているFacebookページは、ぜひ「チェックイン」出来るようにしておくべきでしょう。
管理しているFacebookページのビジネスにユーザーがチェックインできるようにするには?
Facebookページに「スポット」機能を付加する必要があります。
1)自分のビジネスのFacebookページを作成します。
2)カテゴリーはローカルビジネスを選択します。
3)[公開情報]の設定にビジネスの住所を追加します。
4)[ページにこの地図を表示します]の横にあるボックスにチェックを入れて、変更を保存します。
5)住所と地図を追加すると、Facebookページが近隣スポットとして表示されるようになり、チェックイン機能を有効にすることができます。
参照:Facebook【ヘルプセンター】
自分のビジネスにユーザーがチェックインできるようにするにはどうすればよいですか。
https://www.facebook.com/help/www/257661877677443/
既に同じ名称のスポットが複数存在している場合にはどうしたら良いか?
「スポット」はFacebook上の位置情報であり、ユーザーがチェックインしようとした際にまだ「スポット」が存在しない場合(名称が表記の揺れなどによって一致しないことも多い)は、新しい「スポット」を簡単に作成することが出来ます。そのため、既に自社の所在地に「スポット」が存在するかもしれません。
その場合は、「スポット」の所有権を申請をする必要があります。所有権を申請すると「スポット」の位置情報ページをFacebookページとして使う事も出来ますし、既存のFacebookページと統合する事も可能になります。
参照:Facebook【ヘルプセンター】
自分の会社のすでに存在しているFacebookページの所有権を申請するにはどうすればよいですか。それを自分の会社の公式Facebookページと統合することはできますか。
https://www.facebook.com/help/www/168172433243582?rdrhc
同じことに関するFacebookページを2つ持っているのですが。ページを統合できますか。
https://www.facebook.com/help/www/249601088403018
参考記事:
Facebookページとチェックインスポットを統合する方法 – 準備篇
http://nobish.jp/facebook/merge-checkin-spot-and-duplicate-pages-on-facebook-01.html
Facebookページとチェックインスポットを統合する方法 – 統合篇
http://nobish.jp/facebook/merge-checkin-spot-and-duplicate-pages-on-facebook-02.html
「チェックイン」を活用したキャンペーン事例
ユニクロ 銀座店オープン記念企画 UNIQLO CHECK-IN CHANCE
URL:http://www.uniqlo.com/check-in-ginza/
ユニクロは、2012年3月16日の銀座店オープンを記念して、UNIQLOの首都圏62店舗のいずれかでチェックインすると全員に100円クーポンが、さらに20人に一人の割合で銀座店で使える2, 000円、1, 000円クーポンが当たるキャンペーンを開催しました。昨年11月に創業記念祭として日本全国の店舗を対象に実施したチェックインキャンペーンでは、総チェックイン数が202, 479人を記録。Facebookのチェックイン機能とクーポンという拡散力の強い要素を上手く連動させた事例となっています。
ミサワホーム 全国展示場チェックインキャンペーン
URL:http://www.map.misawa.co.jp/checkin/
ミサワホームは2012年7月7日から8月31日まで、全国約220カ所のミサワホーム住宅展示場において、「Facebookチェックインキャンペーン」を開催。チェックインとともに現地の写真を撮影・投稿することでインセンティブを獲得することができたため、展示場への来場に繋がりました。
ある調査では、友人や知人のチェックイン情報を見た後、2人に1人以上がチェックインされたお店や会場に関心を持ち、4人に1人弱がチェックインされたお店や会場に訪れたことがあるというデータ(※)もあるように、チェックインの情報は友達の行動への興味・関心として強い影響力があります。「チェックイン」機能を上手に活用するためには、まずはチェックインしたくなる「動機」の設計がポイントであると言えるでしょう。
※【Facebookページ利用者に聞く!】チェックイン機能の利用実態
http://oneshot.socialmedia-rex.com/2012/01/000283.php
■参考記事
・「O2O」とは?絶対知っておきたい注目のマーケティング用語!
http://smmlab.jp/?p=13218
・「ジオフェンシング」とは?今知っておきたい旬キーワード!
http://smmlab.jp/?p=9234
・3つのキーワードから考える!2013年のソーシャルメディアマーケティング展望
http://smmlab.jp/?p=16475