今回の「ad:tech tokyo(アドテック東京)2013」では、Facebookに関する最新のデータが色々と紹介されていました。そこで、Facebookというサービスの現状をよく分かるデータをまとめてみました。
こんにちは、SMMLabの藤田です。
今回の「ad:tech tokyo(アドテック東京)2013」には、Facebook Japanの代表取締役社長 岩下充志氏を含む4人の関係者が登壇。Facebookの現状について興味深いデータを紹介していましたので、まとめてみました。
【1】ユーザー数概況
・世界での月間アクティブユーザー(1ヶ月に一度でもログインした人)は11億人
・世界での月間携帯ユーザーは8億人
・日本の月間アクティブユーザーは2, 100万人(昨年に比べて40%増)
・日本の月間携帯ユーザーは1, 800万人
【2】利用状況
・日本の月間アクティブユーザーの67%にあたる1, 400万人が毎日アクセス
・日本のデイリーアクティブユーザーの92%、1, 300万人が携帯でもアクセスしている
・スマートフォンユーザーは1日中Facebookにアクセス
・日本ユーザーの24%がカフェや映画館の順番待ちの時に利用している
・日本ユーザーの15%がカフェやバー、レストランでチェックしている
・日本ユーザーの22%が通勤中に利用している
・スマホユーザーはPCユーザーに比べて写真やビデオの投稿が多い
【3】メディア規模
・Facebookは日本で最もスマホにリーチしているメディアである
・Facebookの滞在時間は1ヶ月208分でYahooやGoogleよりも長い
・アメリカでは18歳〜24歳に対する月間プライムタイムのリーチがテレビの4大ネットワークを超えている
・香港では最大部数の新聞の1.6倍のリーチがある
・日本ではFacebookのデイリーアクティブユーザー数が朝日・毎日・日経の部数の合計を超えている
・Facebookの2013年第2四半期の広告利益の41%がモバイル広告からの収益
・Facebookでは今、100万人のユーザーに対して1人の割合、つまり1100人のエンジニアが「モバイルファースト」の開発を急速に進めている
いかがでしたでしょうか? 日本での月間アクティブユーザーが2, 100万人を超えたということは、人口比約17.5%となり、本格的にキャズムを超えたことを意味します。
※参考記事
「イノベーター理論」とは?~今さら人に聞けないマーケティング用語をおさらい!
http://smmlab.jp/?p=14828
今後は企業のFacebook施策も、一部のITリテラシーの高いネットユーザーだけではなく、広く一般的な生活者に向けた工夫が必要とされるでしょう。その際に一番注力すべきなのが「モバイル」特にスマートフォンであるということが、ご紹介したデータからもおわかりいただけたと思います。
そして、Facebookというメディアのリーチ力をいかに自社のビジネスに活かすかと考えた時、改めてFacebookページのファン数の価値が変わってくるのではないかと思います。もちろん、単に数が多ければいいというものではありませんが、自社のサポーターになってくれるファンを増やすことが、Facebookページのメディア力強化に繋がることは間違いありません。
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