「何を投稿すれば、いいね!やコメントが増えるんだろう…」と、お悩みの運用担当者の方、必読!4000名以上のユーザーの声から抽出された、Facebookページに求められていること、そしてファンの期待に応えているお手本投稿例をご紹介します。
“I Like“by Rsparatuempresa
こんにちは、SMMLabの大森です。
Facebookページ運用ご担当者のみなさまのお悩みとして、
「思ったようにファンが増えない」
「投稿にいいね!やコメントが付かない」
といったことをよく耳にします。
もしかするとそれ、ユーザーが期待しているコンテンツや情報を提供できていないのかもしれません…!
そこで今回は、4, 385名の声が集まったFacebookユーザーアンケートのコメントの中から、特に多かった3つの意見をピックアップ。
ユーザーの要望を適えているFacebookページ投稿例も併せてご紹介します。
*参考:「【アンケート調査結果大公開!】ユーザーがFacebookを主に利用する目的・時間帯・デバイス、友達数は?Facebook利用実態」
http://smmlab.jp/?p=22942
ユーザーの声その1
Facebookページならではの情報がほしい!
インターネットで検索をすれば、オウンドメディアや広告など、企業が伝えたい情報は色んなところで目にできる時代。
だからこそ、わざわざページにいいね!をしてくれているファンが知りたいのは、Facebookならではの情報のようです。
さらにそれは、大きく以下の3つに分けられました。
-最新ニュースやお得情報
「他でも知ることができる情報と重複していることが多い」
「ファン限定の情報を出してる企業が少ない」
「1日に何度もチェックするFacebookだから、最新情報を知れるのは嬉しい」
「Facebookでしか出さない限定情報が欲しい」
「タイムセール情報などがあると、マメにチェックしたくなる」
やや辛口なコメントから、前向きな要望まで、Facebook限定情報を求める声は多くありました。
例)3COINS/3COINS 毎日365DAYSプレゼントキャンペーン
既にFacebook限定ファン限定のプレゼントキャンペーンなどを実施している企業は沢山ありますよね。
さらにそこにひと工夫を加え、Facebook限定感を出したキャンペーンと運用をしていることで注目を浴びている例として3COINSのFacebookページがあります。
毎日時間限定で参加できるキャンペーンのスタート時間をFacebookページのみで告知しています。
投稿URL:http://on.fb.me/1gWw6VH
-企業独自の視点や、働く社員の人となりなどがわかる内容
「担当者独自のアピールがあってもいい」
「商品の賢い使い方やアレンジ、企業ならではの提案などが知りたい」
「書いてる社員さんの詳細などもわかればもっと楽しいかも」
など、”中の人”から見る自社や商品・サービスに関する投稿を見たいという意見もありました。
例)JAPAN AIRLINE(JAL)
各部門のスタッフの方々が顔・名前を出し、それぞれの視点から投稿をしているJAPAN AIRLINE(JAL)のFacebookページはその代表例として有名ですね。
ただし、「担当者のプライベートや近況報告をされてもつまらない」との声が上がっているのも事実です。あくまで企業ページ、企業やブランドの担当者を代表するという観点からははずれないよう、留意しましょう。
-商品やサービス開発秘話など裏側
「開発エピソードや、頑張ってる営業エピソードをもっと載せて欲しい」
「その商品がなぜ生まれたのか? 発想の原点を尋ねてみたい」
このようなコメントも散見されました。
制作秘話や、商品・サービスが生まれる現場の様子を投稿するのは、運用ご担当者にとっては、色々な部署に確認を取って、画像を用意して…と商品紹介などの投稿と比べると負担が大きく、なかなか手が付けられないことと想像します。
ですが、ユーザーとしては、裏側や現場の様子を垣間見れることで、一層、企業やブランドへの愛着を持つのではないでしょうか。
例)カンロ株式会社
たとえば、カンロ株式会社Facebookページは、商品紹介もしていますが、工場で製品がつくられる風景を挟み、日々さまざまな投稿がされていて、参考になります。
ユーザーの声その2
一方的に言いたいことだけ発信されるのは…×!
少し厳しめな意見に感じるかもしれませんが、もっとも多かったのがこちらです。
「情報は欲しいが、宣伝が多すぎる」
「一方的なアピールばかりではつまらない」
「単なる宣伝ではなく、確かな情報や読み物としての充実感があったら嬉しい」
元々、友人・知人とのコミュニケーションを目的にFacebookを使っている人がほとんどなので、宣伝色の強い投稿や、一方的な情報発信は、敬遠されがちです。
ユーザー同士の近況報告やコミュニケーションの間でも馴染み、自然とユーザーとの会話を生むような投稿が期待されています。
例)Riedel Japan (リーデル・ジャパン)
一方的な情報発信ばかりでなく、ファンに問いかけてコミュニケーションを生んだり、ファン同士の会話まで生んでいるRiedel Japan (リーデル・ジャパン)Facebookページの投稿は、この課題の対応として参考になるのではないでしょうか。
投稿URL:http://on.fb.me/19ZXxg6
※参考:【企業担当者に聞くSMM最前線】リーデル(RSN JAPAN 株式会社) ウォルフガング J.アンギャル氏・西村 敏雄氏~高エンゲージメント率を誇るFacebookページによる”効果”とは?
http://smmlab.jp/?p=14934
ユーザーの声その3
たまにはファンを特別扱いして欲しい!
「ユーザーの声その1」とも少し似ていますが、ファンは、いいね!をしているメリットを求めます。
運用をしているとどうしても、いいね!などアクションの”数”に翻弄されて、その向こうに一人一人のファンがいることを忘れそうになってはいませんか?
時間や手間は通常よりも掛かってしまうかもしれませんが、特定のファンをロイヤリティ化していくと、ファンの自社への愛着がより深まり、インフルエンサーやエバンジェリストとして、自社の良さを周りにアピールしてくれるかもしれません。
例)ケンタッキー・フライドチキン(KFC_JAPAN)
たとえばこちらのケンタッキー・フライドチキン(KFC_JAPAN)のページでは、店頭キャンペーン期間中、地域・店舗によってバリエーションが違ったディスプレイを全国のファンがFacebook上で協力しあい撮影し、全種類の写真をコンプリート。
それを受け、ケンタッキーフライドチキンFacebookページでは、ファンから寄せられた写真をウォールで紹介し、ファンを喜ばせていました。(詳細は、こちらの記事でもご紹介しています!)
まとめ
みなさんが担当されているFacebookページは、ファン、ユーザーが求めるものを反映させて運用できていましたでしょうか?
ファンの中にはFacebook外でも既に自社と接点を持っている人、つまり自社メルマガ会員やECサイト会員、過去にキャンペーンに参加したことがある人などが含まれているケースも大いにあると思います。
そのような顧客の中でも、さらにFacebook上でファンとして繋がっている人に向けて情報やニュースを届けると、Facebook限定感もアップし、ファンの注目を引くきっかけになる可能性も高いです。
さらに、休眠会員の掘り起しや、既存ファンの深化につながるチャンスです。
Facebook広告の注目機能、カスタムオーディエンスを使って行うのも効果的でしょう。
また、投稿コンテンツだけでなく、同じような投稿を繰り返すのを控えたり、頻度に気を付けて運用することも、ユーザーと気持ちの良いコミュニケーションを取るために重要です。
まだまだ課題やお悩みが解決しきれない、というみなさんは、どうぞお気軽にご相談ください!
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