今年紹介した481のソーシャルメディアキャンペーンをまとめてご紹介します。2013年の振り返りにご覧ください!
こんにちは、SMM Labの赤松です。
年内最後の金曜日ということで、毎週金曜日にお届けしている
ソーシャルメディアキャンペーン事例の総振り返りをしたいと思います。
今年ご紹介したキャンペーンは全部で”481事例”に上りました。
その中でも特に目立ったキャンペーンや、企画の参考になるキャンペーンを50事例ピックアップ、
以下の大きな傾向3つを、14カテゴリーに分類して改めてご紹介します。
■「スマホメイン」型
■「コンテンツ特化」型
■オフラインや自社サイトの”定番”キャンペーンがソーシャル化
今年1年どんなキャンペーンが多かったのか、また注目を集めたのか。
見逃してしまった方も、これは面白かった!という方も、
2013年の振り返りに、どうぞご覧ください。
なお、各キャンペーンをご紹介するリンクは、全てSMM Labで以前にご紹介した時の記事へのリンクとなっています。各キャンペーンの概要をコンパクトにまとめてご紹介していますので、具体的な内容をお知りになりたい方は、リンク先の記事をご覧になってみてください。
■「スマホメイン」型
2013年、ソーシャルメディア界隈は「スマホの年」といっても過言ではないですよね。Facebookをはじめとしたソーシャルメディアも、「スマホからのアクセスがほとんど」とされた調査データや公式発表が多かったことも後押ししてか、スマホを利用したキャンペーンが多くなりました。足を運ぶ一手間も面倒と感じさせないポイントは、期間限定のイベントやいつ出会えるかわからないレア感ですね。
1:スマホ×「O2O」
スマホを利用したキャンペーンでは、O2O(=Online to Offline)企画が大幅に増加しました。実際に店舗などに足を運ぶと楽しめるアプリやイベントなどを用意することで、来店、さらにはリピート促進に成功しています。
・ジーユー「アプリ特別企画 ジーユーおみくじ」5回以上シェイクしてジーンズGET!
O2O企画が人気のジーユー。年始に実施していた「ジーユーおみくじ」はスマホを5回以上シェイクして、当たりが出ると、抽選で1, 000名に990円ジーンズをプレゼントするという企画でした。おみくじ機能もついており、今年の運勢も占える楽しい企画で話題になりました。楽しんでもらうきかっけを定期的に作り、来店を促しています。
・その他事例
http://smmlab.jp/?p=18722
http://smmlab.jp/?p=23484
・参考記事
・話題作りでクチコミを加速させる!ケンタッキーフライドチキンにみるリーチを拡げたFacebook投稿
http://smmlab.jp/?p=22329
・【スマホアプリの活用術 業種・目的別 第2弾!】スマートフォンアプリを利用した話題のプロモーション事例9選!
http://smmlab.jp/?p=21130
2:スマホ×「AR(現実拡張)」
”マーカーレスAR”など技術の進化に伴って、AR(現実拡張)企画もメジャーになってきましたね。商品をより魅力的にする仕掛けでユーザーを喜ばせてくれました。今年は、商品のパッケージなどを利用した、キャラクターやアーティストとのコラボレーション企画が目立ちましたが、来年はどんなAR企画が登場するのでしょうか。
・ドミノ・ピザ×初音ミク 公認コラボアプリを公開。AR機能でピザボックスがLIVEステージになる!
ドミノ・ピザ×初音ミクのコラボアプリ「Domino’s App feat. 初音ミク」。アプリから配達バイクまで、全て”初音ミク”仕様。ピザポックスがLIVEステージになる『AR機能』や初音ミクとピザの写真が撮れる『ソーシャルピザカメラ』などの機能がファンを虜にさせました。ピザボックスがLIVEステージになるなんて、試してみたくなりますよね!
・その他事例
http://smmlab.jp/?p=20459
http://smmlab.jp/?p=16608
・参考記事
・世界初のARコミュニケーションアプリ『ARAPPLI(アラプリ)』で「驚き」のバイラルパワーを企業プロモーションに活かす! アララ株式会社 竹ヶ鼻重喜氏 鹿取啓介氏【キーパーソンインタビュー】
http://smmlab.jp/?p=17583
・【スマホアプリの活用術 業種・目的別】スマートフォンアプリを利用した話題のプロモーション事例9選!
http://smmlab.jp/?p=19827
3:「LINE」の存在感
スマホアプリの中でもダントツ人気!11月にユーザー数3億人を突破した「LINE」。トーク中に使用するスタンプが人気の要因ですが、友達になるとスタンプをもらえる企画だけでなく、商品購入でスタンプがもらえるマストバイキャンペーンでも人気企画が続出!来年も企業キャンペーンでのLINE活用が盛んになりそうですね。
・イオン「AEON SPECIAL 10WEEKS」をスタート。トップバリュ・コロッケの2個入り以上を購入すると「イオン限定キティちゃんLINEスタンプ」をプレゼント!
http://smmlab.jp/?p=27210
年末商戦「AEON SPECIAL 10WEEKS」で、LINEを活用中のイオン。マストバイ企画として、トップバリュ・コロッケの2個入り以上を購入すると、先着400万名に限定キティちゃんLINEスタンプをプレゼント。中食(お惣菜)の普及を背景に、主婦層や一人暮らし女性などに響く設計で、かつ、スタンプももらえるならとついで買いした人もいるのでは。これまでメーカーが多かったマストバイ企画も、小売り大手企業の導入で今後も業種に関わらず広まりそうです。
・その他事例
http://smmlab.jp/?p=22904
http://smmlab.jp/?p=24563
4:TV視聴時の「セカンドスクリーン」
TVを見ながらソーシャルメディアで感想を共有するなど、スマホを”セカンドスクリーン”として利用する人が増え、TV番組やCM連動のキャンペーンも話題になりました。ドラマ「半沢直樹」や「あまちゃん」についての投稿を、ソーシャルメディアで目にした人も多いのではないでしょうか。”話題になっているから見る”というユーザーが、”録画せずにリアルタイムで見たい”とまでになったこともあってか、爆発的な視聴率を記録しました。ソーシャルメディア×TVが浸透してきたことを象徴する、今年の顔ですね。
・「天空の城ラピュタ」の放送と合わせて、日本全国「バルス祭り」!瞬間”バルス”ツイートは14万超えで世界記録更新!バルス関連の仕掛けや投稿も様々で大盛況!
『天空の城ラピュタ』のテレビ放送に合わせて実施された”バルス祭り”。午後11時21分50秒につぶやかれた、ラピュタ崩壊の呪文「バルス」は、143, 199件!1秒間のツイート数で世界記録を更新しました。また、当日は、様々な企業で「バルス」関連の仕掛けや投稿があり、日本全国が盛り上がった1日でした。テレビとソーシャルメディアの融合の代表事例ですね!
・その他事例
http://smmlab.jp/?p=17095
http://smmlab.jp/?p=26091
・参考記事
・【スマホアプリの活用術 業種・目的別 第3弾!】スマートフォンアプリを利用した話題のプロモーション事例8選!
http://smmlab.jp/?p=25011
・テレビの未来を担う、セカンドスクリーンは定着するか?マル研&JoinTV?【ソーシャルテレビラボ】
http://smmlab.jp/?p=27278
■「コンテンツ特化」型
Googleの新検索アルゴリズム「ハミングバード」などに見られるように、いよいよ”コンテンツ イズ キング”の時代到来、と騒がれた本年。ソーシャルメディアならではのバズによって”話題が話題を呼び”、新たなファンの獲得から、もともとのファンをさらにコアにすることまで成功しているコンテンツ充実型企画も多数登場しました!
5:「動画」利用型
スマホでもYouTube視聴が当たり前になり、クイズ、コンテスト、商品紹介など、動画を利用した企画が益々増加してきました。文章や写真だけでは表現しにくいことを上手く伝える、動画ならではのメリットを活かしています。
特に、年の後半から6秒ループ動画アプリ「Vine」が一気に伸びてきました!スマホで手軽に撮影した動画を気軽に共有できることが人気のポイントですね。来年も動画が来るーー?!
・AKB48の32ndシングル「恋するフォーチュンクッキー」に合わせて、企業の社員やスタッフが踊る動画が話題!企業PRにも!
AKB48の32ndシングル「恋するフォーチュンクッキー」に合わせて、企業や地方自治体のスタッフが踊る動画が話題となりました。「サマンサタバサグループVer.」は既に488万回を突破し、今年のYouTube国内再生ランキングTOP5にランクイン。これまで41団体・企業が参加。簡単な歌と振付で拡散されやすかった事と、企業PRになるメリットが重なり、人気企画になりました。
・その他事例
http://smmlab.jp/?p=18114
http://smmlab.jp/?p=23051
・参考記事
・【いよいよ日本語化!】スマホ時代のマイクロ動画アプリ「Vine」をビジネス活用するための事例とアイディア
http://smmlab.jp/?p=27138
6:みんなで作ろう!「共創」型
ファンから意見を集めたり、投票してもらうことで、ファンと一体となって商品などをつくり上げる「共創」企画が増えました。開発サイクルが比較的短い食品・飲料メーカー、コンビニなどのほか、耐久消費財である自動車メーカーなどでも実施され、今後、より一層、幅広くファンの声を取り入れた「共創」商品が増えそうです。
・サッポロビール 第二期「百人ビールラボ」でビール開発総選挙を実施。みんなの声で新しいビールを作るプロジェクトスタート!
サッポロビールが第二期『百人ビールラボ』で実施した「ビール開発総選挙」。昨年の第一期では、のべ12, 000名のビール愛好家と世界初のコラボビール「百人のキセキ」を開発。今回は、ラベルやネーミングなど合計7回の投票を実施。11月の完成披露パーティで「百人のキセキ ~魅惑の黄金エール~」を発表。ユーザーの意見がダイレクトに反映され、経過もわかる企画、ファンの深化に繋がりますね!
・その他事例
http://smmlab.jp/?p=18722
http://smmlab.jp/?p=19752
http://smmlab.jp/?p=23051
http://smmlab.jp/?p=26872
・参考記事
・【ソーシャルメディア共創事例】『百人ビール・ラボ』第二弾!Facebook、O2O、ゲーミフィケーションでプロジェクトを活性化
http://smmlab.jp/?p=25875
7:ユーザー間のつながりを最大限活用!「友達巻き込み」型
ソーシャルメディアならではのつながりで、「友達と協力して達成しよう」「一緒に参加しよう」という企画も話題になりました。友人と一緒に参加型/リレー型/ギフト型などなど、様々な形で友達と一緒に楽しむ企画がメジャーになってきました。友達に喜んでもらえるキャンペーンなら参加意欲も高まりますね。また誘われた方も、”友人からのお墨付き”の信頼性の高さから、参加ハードルも下がり、潜在顧客の興味喚起にもつながる企画設計ではないでしょうか。
・ダイソン 最新掃除機ソーシャルモニターキャンペーン「ダイソンリレー」を開催!
ダイソンのソーシャルモニターキャンペーン「ダイソンリレー」。最新掃除機DC48をバトン代わりに、友達5人でチームを組んで、掃除機のモニター利用とレビューをリレーする企画。チーム全員にリレーが回れば、試用したDC48一台をチームにそのままプレゼントするインセンティブつき。使ってみれば良さがわかり、複数人の体験談のクチコミ効果で、参加していなくても思わず購入したくなる人が増えそうな、話題の企画となりました。
・その他事例
http://smmlab.jp/?p=27831
http://smmlab.jp/?p=21473
http://smmlab.jp/?p=22643
8:中毒者続出!?「ゲーミフィケーション」利用型
ゲームの要素を企画に盛り込み、ファンをブランドの世界観に引き込む”ゲーミフィケーション”の活用も盛んでした。ここでご紹介する以外にもゲーミフィケーションの要素を利用した企画はありますが、その中でも特にゲームのクオリティが高く、のめり込んでしまう人が多かった企画をピックアップ。ソーシャルメディアの友達と連携したり、シェアすることでチャレンジ回数を増やせるなどの仕掛で拡散効果があるものもたくさんあります。クリアできるまで何度もリピートした人も、いるのではないでしょうか。
・JT Roots アロマスペシャルサイト「ピラミッドオフィス頂上決戦」が話題!チャレンジャーは18, 000名超え!
JTのRoots アロマスペシャルサイト「ピラミッドオフィス頂上決戦」。数々の難問をクリアして、オフィス最上階にたどり着き「真のエリートサラリーマン」の称号獲得を目指すというチャレンジ企画。最初に持っているRootsは5本で、各フロアに挑戦するのに1本必要。消費したRootsは10分で1本回復する仕組みや、Facebookの友達とRootsを送り合える機能もあり、チャレンジ回数を増やし、リピートして挑戦した人も多そうですね。
・その他事例
http://smmlab.jp/?p=16608
http://smmlab.jp/?p=16608
http://smmlab.jp/?p=23484
・参考記事
・「ゲーミフィケーション」とは?~今さら人に聞けないマーケティング用語をおさらい!
http://smmlab.jp/?p=19553
9:毎日見てもらえる!「リピート促進」型
ファンが毎日チェックしたくなる「気温が○度以上」「毎日ランダムな時間に発表」といった、その瞬間を見つけた人が先着でGETできる企画も盛り上がりました。”今、参加しないと!”と思わせる、レア感、お得感がポイントですね。来年はどんな条件が登場するのでしょうか。
・3COINS 「365DAYS毎日早い者勝ちプレゼントキャンペーン」を実施。毎日違う時間にFacebookページで発表される賞品をGETしよう!毎日先着33名!!
3COINSの「毎日早い者勝ち365DAYSプレゼントキャンペーン」は、毎日、違う時間にFacebookページで賞品が発表される企画。先着1~10名には、店舗でもらえる日替わりアイテムを、先着11~33名には割引クーポンをプレゼント。「明日こそは!」とリベンジに燃えた人も多そうですね。毎日違う時間のスタートが、閲覧が多い時間帯を把握できるメリットもある秀逸な設計でした。
・その他事例
http://smmlab.jp/?p=23051
http://smmlab.jp/?p=27566
10:時事・季節的な話題を逃さない!リアルタイムで「瞬間盛り上げ」型
1日に何度もアクセスしていることが多いソーシャルメディアならではの特性を活かした「瞬間盛り上げ」型、今年も人気でした。時事ネタ、季節ネタをうまく企画に入れ込んで、にぎわいを見せている事例も増えました。オリンピック、富士山世界遺産登録、東北楽天イーグルスの初優勝などの時事ネタ関連も多数。「○○決定!」などは、当日にならないとわからないながら、タイミングを逃さず公開できるように予め企画を用意しておいて、ユーザーと感動を共有できているのが素晴らしいですね。お正月、エイプリルフール、ハロウィンなど、毎年ある季節ネタでは、前年を上回る盛り上がりを見せてくれました!来年もどんなネタが、どんな風に取り上げられるのか、今から楽しみですね。
・11月11日は、”ポッキー&プリッツの日”!今年もTwitterでギネスに挑戦&「ポッキーロケットプロジェクト」実施。バーチャルロケットは30万台超え!
http://smmlab.jp/?p=27044(結果)
11月11日は、”ポッキー&プリッツの日”。昨年に引き続き実施された、24時間に「ポッキー」とTwitterでつぶやく企画は、371万44ツイートで、新記録を更新。また、午前11時11分にポッキー&プリッツの形をしたロケットを飛ばす企画も成功だったそう。発射まで、全国各地にバーチャルロケットを設置することができる企画でも、145万本のロケットが設置され賑わいを見せました。記念日までも記念日後も、話題を作り、盛り上がっていましたね!
・その他事例
http://smmlab.jp/?p=18722
http://smmlab.jp/?p=24891
http://smmlab.jp/?p=25460
・参考記事
・【ハロウィーンキャンペーンはO2Oで!】リアルイベント×Facebookで顧客体験を可視化した成功事例
http://smmlab.jp/?p=26328
・【ソーシャルメディア、モバイル時代だからこそ効果的!】リアルタイム・マーケティングとは?時事ネタ・イベントに合わせた4つの事例
http://smmlab.jp/?p=26829
11:共感を呼びやすい「手軽に社会貢献」型
いいね!で募金など、手軽に参加できる社会貢献が増えてきました。「みんなで協力して○○を成功させよう」「参加者が増えるほど寄付が増える!」という趣旨の企画は、共感を呼びやすく参加や拡散につながりやすいですね。NPOなど以外も、企業のCSRに利用するスタイルが今後も増えそうです。また、12月には、Facebookに“Donate Now”[今すぐ寄付]ボタン導入が発表され、非営利団体の資金集めが展開しやすくなる機能も登場。来年もソーシャル活用が広まりそうですね。
・JAL東北応援プロジェクト「行こう!東北へ」参加者全員のFacebookアイコンが貼られた「特別塗装機」が東北へ飛び立つ!
http://smmlab.jp/?p=25983
JAL東北応援プロジェクトの「行こう!東北へ」。参加者全員のFacebookアイコンが貼られた”特別塗装機”が東北へ飛び立つ企画。また、参加者1, 000名につき、1本の桜の木を宮城県女川町に寄贈予定。飛行機に自分のアイコンが載る壮大さが参加意欲をそそり、みんなの想いが可視化される素敵な企画として話題になりました。
・その他事例
http://smmlab.jp/?p=26742
http://smmlab.jp/?p=27210
12:ファンのツボがわかってる!「ファン深層心理解明」型
ファンの深層心理をついたコアな企画も、注目を浴びました。男性比率や30代以上のユーザーが多いFacebookで、ターゲット世代が昔を振り返るきっかけとなり話題を呼んだものや、いいね!疲れなどSNSコミュニケーションに悩む人が増えたと言われる昨今、それをネガティブ⇒ポジティブに変換するようなキャンペーンなど、秀逸な企画がありました。
○ターゲット世代が思い出を振り返る!「懐かし型」
・ハーゲンダッツ「フレーバー復活総選挙」を実施。前半での投票数は16万票超え!1位になったフレーバーは復活され、1位に投票した人にプレゼント!
ハーゲンダッツの「フレーバー復活総選挙」。過去に好評だった24種類から復活させたいフレーバーに投票する企画。投票した人だけ、復活させた味を楽しめる限定インセンティブも用意。一位に輝いたのは「カスタードプディング」。懐かしい味を思い出とともに振り返った人もいるのではないでしょうか。26万票も集まり、大変話題になりました。
・その他事例
http://smmlab.jp/?p=17946
○毎日SNSを使っているから・・「SNS疲れを癒してくれる」
http://smmlab.jp/?p=19752
http://smmlab.jp/?p=26562
○デジタルが主流の今!「あえてアナログ(手書き)」
http://smmlab.jp/?p=20778
■オフラインや自社サイトの”定番”キャンペーンがソーシャル化
これまで、オフラインやオウンドメディア、メルマガなどで行われていたシンプルな”定番”キャンペーンが、ソーシャルメディアに持ち込まれ、拡散効果で認知が広がる事例も話題になりました。従来であればマスメディアで大々的に告知をしていたような、豪華インセンティブが魅力の大型キャンペーンも、ソーシャルメディアを中心に、爆発的人気を呼んだものが登場しました。
13:話題を呼ぶ!「豪華インセンティブ」型
一年分や一生分、はたまた、普通じゃ体験できないプレミアム体験など、話題性のある豪華なレアインセンティブが増加。ソーシャルメディアの予算規模が大きくなってきたとも言えそうです。
よく見るようになった”一年分”企画は、数回に分けて発送し顧客接点を増やす方法なども登場してきました。ファンの深化につながり、さらには友達への波及効果も期待できるなど、メリットも多いですね。
・ソフトバンク Facebookページ1周年記念!「ケータイ代一生分無料キャンペーン」を実施。応募は15万名超え!
ソフトバンクが実施し話題になった「ケータイ代一生分無料キャンペーン」。ケータイ代一生分無料相当の商品券(5, 188, 000円)を1名に、1, 000円分商品券を1, 000名にプレゼントする企画。最終的に42万名以上の応募がありました。新規獲得合戦が熱を帯びる中、ソーシャルメディアを通じての話題作りがとても上手ですね!
・その他事例
http://smmlab.jp/?p=26091
http://smmlab.jp/?p=22643
http://smmlab.jp/?p=23809
14:ファンをシェアする!「コラボ」型
複数社で一緒に実施するコラボ企画も目立ちました。同じターゲットの異業種企業と組むケースのほか、今年は、同業他社で一緒に業界を盛り上げる企画も。両方のFacebookページにいいね!することが条件だったり、それぞれのページでコラボ企業の投稿を紹介するなど、相互にファン増加が見込めたり、露出が増えたりとWin-Winの企画。来年はどんなコラボが出てくるのでしょうか。
・ワーナー×ビクター 奇跡のコラボ企画!iTunes Storeにてプライスオフキャンペーン「邦楽ジュークボックス」&Facebookページでコラボリレーキャンペーンを実施。
ワーナーとビクターは、iTunes Storeのプライスオフキャンペーンと連動で、リレー形式のFacebookキャンペーンを実施。「あなたの忘れられない1曲とその理由」を投稿する企画。キャンペーンページでは、両社の新入社員が漫才スタイルで、アラフォー世代に響く名曲を紹介。同業種で協力するからこそ、レコード会社の枠を超えた「音楽」そのものの魅力を訴求することに成功しています。
・その他事例
http://smmlab.jp/?p=20600
http://smmlab.jp/?p=25460
・参考記事
・売上を3~4倍にした“あのキャンペーン”の裏側にはFacebookが!ビクターエンタテインメントに聞く 隠れたニーズを掘り起こすFacebook活用
http://smmlab.jp/?p=27125
まとめ
以上、14カテゴリ、50事例を紹介させていただきました。いかがでしたでしょうか。
50選を選定するのに苦労したくらい、他にもたくさんの秀逸なキャンペーンがありましたが、みなさまはどの企画が最も印象に残っていますか?
2013年は、中小企業、省庁や地方自治体も数多く参入してきたことで、ソーシャルメディアの普及を実感できた1年でしたね。
また、今年もソーシャルメディアを取り巻く様々な変化はありました。
・「ソーシャルログイン機能」の普及により、オウンドメディアでの企画も、手軽にソーシャル化できるキャンペーンが増加!
・8月に実施されたFacebookプロモーションガイドライン変更に伴い、タイムラインでキャンペーンが可能に!
などの影響で、手軽に開催できたり(ユーザーにとっても参加ハードルが下がったり)、キャンペーン企画の自由度が高くなり、エンゲージメントを向上させる参考事例も登場しています。
2014年は、さらにソーシャルメディアを利用した企画を盛り上げていきたいですね。
ファン獲得のための企画はもちろん、手軽に参加を促せる仕掛けを活用し、ファンにとって身近に感じてもらえる企業・ブランドを目指す”深化系”企画や、趣向を凝らしてあっと言わせる企画が増えそうです。どんな企画が出てくるのか、楽しみですね。
来年も皆様に参考になる事例をご紹介していきたいと思います。
ぜひご期待いただければ嬉しく思います。
来年も何卒よろしくお願い申し上げます。
■ガイドラインに準拠したFacebookキャンペーンが簡単に開催出来る!
実績豊富なFacebookキャンペーンアプリなら「モニプラ for Facebook」
http://fan-app.monipla.jp/
■関連記事
2012年の振り返りはこちら⇒
・【1年間の総まとめ】7つの傾向で振り返る!2012年話題のソーシャルメディアキャンペーンまとめ
・Facebookキャンペーン開催のポイント!成功するFacebookページ運用のために知っておきたい関連知識
・【Facebook広告以外にこれだけはやっておきたい!】Facebookキャンペーンの参加者を増やす7つの方法
・【Facebookプロモーションガイドライン改訂まとめ】Facebookキャンペーンを激変させる5つの変更点
■Facebookで開催中の注目キャンペーン