普段人前では見せない仕事の舞台裏。このなかには、たくさんの貴重なコンテンツの種が潜んでいます。自分では気づかないかもしれませんが、改めて見つめなおしてみると投稿のネタが多い浮かぶものです。今回は実際のFacebookページの「舞台裏」投稿から、コンテンツの価値とヒントをご紹介します。
*本記事は「Rex(レッキス)-ソーシャルメディアマーケティング情報サイト-」からの転載です。
今回は、Facebookページで仕事の「舞台裏」を発信している事例を見ていきます。紹介するのはあつたや-蜂獲り師・罠猟師のFacebookページです。投稿を見ながら、舞台裏を見せることで得られるメリットを一緒に考えてみましょう。
ページを通して、知らない世界が見える
オオスズメバチの蜂追いと鹿・猪の罠猟を生業としている、あつたや。自家用には、ニホンミツバチを木箱に集めて蜂蜜を採取したりもしているようです。
Facebookページでは日々の生活のなかで見かけた蜂の様子から、その生態や特徴について語った投稿がなされています。さすが蜂のプロということで、当たり前ですが蜂の生態に非常に詳しい。右の投稿では、ニホンミツバチを襲撃するキイロスズメバチの様子が投稿されています。こういった瞬間はテレビ番組などで見ることはあっても、実際見ることはないですよね。
また、薬剤や麻酔を使わずに蜂の駆除を行っているので、オンラインショップでは蜂のさなぎや幼虫が売られています。そしてFacebookページでは、その採取や処理工程についての説明つき投稿がされています。
こういった情報は、現場からの発信だからこそ見ることのできるものですよね。見る側としては、普段の生活のなかで目にする機会はないのではないでしょうか。だからこそ、驚きや意外性などがあり、見ていて好奇心を駆り立てられます。そのぶん「いいね!」などの反応も多く集まるのです。
想いと手間を伝えることで信頼がついてくる
仕事の舞台裏を公開するなかで伝わってくるのは、見えないところで多くの手間がかかっていることと、書き手の想いです。
普段、自分の手元にあるものがどのような工程を経て作られているかということまで想像することはあまりないのではないでしょうか。しかし、実際にはその工程に想像以上の手間がかかっているものです。舞台裏を見ることで、その事実に気付くのです。左の投稿では、巣を探す際の時期的なむずかしさや商品の扱いなどについて書かれています。その大変さが伝わってきますね。
また、その舞台裏の様子を通じて、書き手のこだわりや想いが伝わってくることがあります。右の投稿には「薬剤依存はしない」と言ったポリシーと、それにより得られるメリットが語られています。
このように、手間や想いが垣間見える投稿を続けていくことで、見ている側の信頼を徐々に得ていくことができるのではないでしょうか。
舞台裏は究極のオリジナルコンテンツ
普段から多くの情報が流れてくるFacebookのニュースフィードでは、既視感のあるコンテンツはスルーされる傾向がより強くなってきているように感じます。Facebookページで発信している情報が、ここでしか得られないもの、つまりオリジナルであるほど目が留まり、思わず読んでしまうものが多いものです。
仕事の舞台裏は究極のオリジナルコンテンツがたくさんあります。あなたもぜひ、自分の仕事のなかから、見る側にとっても価値のあるコンテンツを探してみませんか。
<ライター紹介>
柴 佳織 (Kaori Shiba)
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