2016年上半期に発表されたソーシャルメディアの規約・機能アップデート情報の中から、ビジネスユーザーが必ず知っておきたい変更点を厳選してご紹介!
Facebook&Instagram編です。

 

 
こんにちは。SMMLabの赤松です。
早いもので、2016年も折り返し地点を過ぎました!
この半年間で各ソーシャルメディアでは、様々な規約・機能が変更、追加されています。
中には企業のビジネス活用に大きな影響を及ぼすかもしれない変更点もありますので、SNS担当者がこれだけは絶対チェックしておきたい、アップデート情報を厳選してご紹介します!
今回は、Facebook&Instagram編です。
 
 

■Facebook


Facebookでは、アルゴリズムの変更をはじめ、広告まわりや企業向けの新機能を発表するなど、大きなアップデートがありました!
 
 
 
・ニュースフィードのアルゴリズムを変更、友人や家族の投稿を優先  (2016年6月)

最も大切な友人や家族の投稿が優先され、ニュースフィードの最初の方に表示されるようになりました。「全般的に、今回のアップデートによって、一部のページに対するリーチや参照トラフィックが減る可能性があると予測している」ものの、友人の「シェア」や「いいね」、コメントを介してやってくるトラフィックの多いページは影響が少ないはずだとしています。
なお、過去には、2014年11月、ニュースフィードに表示される「宣伝的」な投稿にペナルティが与えられるようになったり、2015年4月には、パブリッシャー、著名人、企業、コミュニティー組織から発信される情報のバランスを調整するなども実施されています。今回のアップデートでどれくらい影響があるのでしょうか。
公式発表:http://newsroom.fb.com/news/2016/06/news-feed-fyi-helping-make-sure-you-dont-miss-stories-from-friends/
http://newsroom.fb.com/news/2016/06/building-a-better-news-feed-for-you/
参照:http://japan.cnet.com/news/service/35085091/
 
 
・複数枚の写真や動画をまとめる『Slideshow』機能を提供 (2016年6月)


Facebookで5件以上の写真または動画を24時間以内に投稿すると、『Slideshow』の作成を提案する新機能を発表しました。Facebookの写真共有アプリ『Moments』で既に提供されている機能が、FacebookのiPhoneおよびiPadアプリで利用可能となります。秋にリリース予定とされているApple「iOS 10」の『Memories』機能に先行した動きのようです。
公式発表:https://www.youtube.com/watch?v=j85skUlxZVo
参照:http://japan.cnet.com/news/service/35084958/
 
 
・非ユーザーにも広告を表示可能、Facebookオーディエンスネットワークのリーチを拡大  (2016年5月)

「Facebook Audience Network」では、Facebookを利用していない人たちにもFacebook広告を表示できるようになり、リーチが拡大しました。配信にあたっては、Facebookの技術を使用しているウェブサイトやアプリから取得した情報に基づき、ユーザー一人ひとりに合った「インタレストベース広告(趣味・関心に合わせた広告)」を表示。また、Facebookを利用していない人のコンバージョンもカウントできるようになるため、広告主はキャンペーンの成果をより正確に把握できるようになりました。
公式発表:https://www.facebook.com/business/news/facebook-powered-ads-for-more-people
http://newsroom.fb.com/news/2016/05/bringing-people-better-ads/
 
 
・「Messenger」に企業向け新機能を追加、短縮URL「Link」やスキャン可能コード「Code」も利用可能に (2016年4月)

月間アクティブユーザー数が10億人となった『Messenger』では、Facebookユーザーが企業と連絡をより簡単に取れるような仕組みを追加しました。固有の短縮URL「Messenger Link」やスマホのカメラでスキャンするとMessenger内でチャットを始めることができる「Messenger Code」も利用できるようになり、ユーザーとのコミュニケーション活性化につながりそうですね。
公式発表:https://www.facebook.com/business/news/find-and-contact-businesses-on-messenger
参照:http://japan.cnet.com/news/service/35080893/
 
 
 

■Instagram


月間のアクティブユーザーが5億人を超えたInstagram。ロゴも一新、今年に入り、数多くのアップデート情報がありました!
 
 
 
 
・投稿やコメントなどの翻訳機能を追加 (2016年6月)

現在、Instagramユーザーの80%以上は米国以外に暮らしていることから、フィードの投稿およびプロフィールの説明文に「翻訳ボタン」を表示することを発表。日本語を含む7か国語の翻訳がスタートする予定で、数か月かけて段階的に導入されるようです。
公式発表:https://www.facebook.com/instagramJapan/posts/1022827164497861:0
参考:http://japanese.engadget.com/2016/06/23/instagram/
 
 
・検索タブからパーソナライズした動画を届ける機能「Picked For You」を追加  (2016年6月)

検索タブに新機能「Picked For You」が追加され、ユーザーが気に入っているトピックの動画をより簡単に見ることができるようになりました。毎日、ユーザーが関心を持っているトピックの動画を20以上に細分化されたチャンネルから選んで表示するというもの。この新たなキュレーションとアルゴリズムに基づくフィードによって、ユーザーが見落とした魅力的なコンテンツを見つけ出して表示することで、ユーザーの深化につながりそうです。
公式発表:http://blog.instagram.com/post/146362838327/160623-news
参照:http://jp.techcrunch.com/2016/06/24/20160623instagram-for-you/
 
 
・アナリティクスを数ヶ月以内に発表との報道。様々なデータが分析可能に (2016年5月)
Instagramを利用する企業やブランド向けに新しい分析ツールを数ヶ月以内に発表するため、現在テスト中であることが報道されています。閲覧者属性、投稿インプレッション、リーチなどを計測する分析ツールのほか、企業のプロフィールや問い合わせボタン、地図などへのアクセス機能も予定されているとのこと。よりビジネス活用に必須のメディアになりますね。
参照:https://later.com/blog/first-look-instagram-new-analytics/
http://jp.techcrunch.com/2016/05/24/20160516instagrams-analytics-will-offer-audience-demographics-post-impressions-reach-more/
Instagramに公式アナリティクスが登場する日も近い?!ブランド用のプロフィール画面も?
 
 
・動画再生時間15秒から最長60秒に延長  (2016年3月)

ユーザーが投稿可能な動画の長さは、これまでは15秒まででしたが、最長60秒へと変更しました。過去6ヶ月の間に、動画視聴が40%以上増加しているとのこと。このアップデートにより、さらにユーザーの動画視聴時間が伸びそうですね。また、iOSでは、カメラロールにある複数の動画から1本のビデオを作成する機能を再び利用可能とし、手軽に動画編集ができるようになりました。
公式発表:http://blog.instagram.com/post/141905496242/160329-video
 
 
・動画の再生回数を表示 (2016年2月)

動画の再生回数も表示され、今までわかりづらかった評価や人気度を確認することができるようになりました。人気動画はさらに拡散されていき、ユーザーの動画視聴数も増えそうですね。
公式発表:http://blog.instagram.com/post/139121121957/160211-viewcounts
 
 
・複数アカウント切り替え機能を追加(2016年2月)
最大5つまでの複数アカウントの追加・管理が簡単にできるようになりました。
参照:http://smmlab.jp/?p=41862
※アカウントの追加や切り替え手順をまとめています。ご覧ください。
 
 
・タイムラインにアルゴリズムを導入(2016年1月)

A New Look for Instagram, Inspired by the Community from Instagram on Vimeo.
 
今年初め、ユーザーの関心が高い順にフィードでの投稿を表示するという新たなアルゴリズムの導入を発表。Instagramのユーザー増加&投稿増加により、これまでユーザーはおよそ70%の投稿を見逃していたとしています。表示順は、投稿のタイミングや、投稿者との関係性などの要素に基づいて決定。この導入により数ヶ月間で、ユーザーは気に入った動画や写真をさらに閲覧するようになったとしています。
公式発表:http://blog.instagram.com/post/141107034797/160315-news
https://help.instagram.com/1617763228546325
https://help.instagram.com/1400877086604710
 
 
 
いかがでしたでしょうか。SNSをビジネスに活用するには、変化に敏感でいることが重要ですが、プラットフォーム関連の変更は頻度が非常に高く、なかなかアップデート情報を追いかけきれないというご担当者もいらっしゃるのではないかと思います。SMMLabでは今後も、引き続き、SNS担当者が「これだけは必ず把握しておきたい」アップデート情報をまとめてご紹介していきますので、ぜひチェックしてビジネスにお役立てください。
 
 


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■関連記事
・2016年のソーシャルメディア活用を考えるために念頭に置くべき7ヶ条<前編>
http://smmlab.jp/?p=41709
・2016年のソーシャルメディア活用を考えるために念頭に置くべき7ヶ条<後編>
http://smmlab.jp/?p=41803
・経済産業省が企業のソーシャルメディア活用に関する調査報告書を公表!
http://smmlab.jp/?p=42004
・Facebookページ管理者必読!必ず目を通しておきたいFacebook規約関連&お役立ちページリンク集【2014年URLアップデート版】
http://smmlab.jp/?p=36056