画像引用:2022年版:インスタグラム投稿、いいねがもらえるベストな時間帯は?アプリユーザーが多い時間帯を調査|フラーのデジタルノート
平日においても21時台に一番のピークがありますが、平日は7〜8時台、12時台、17時〜22時が比較的利用がされている時間帯であり、
にInstagramを利用しているユーザーが多いことが推測されます。
Instagramの利用シーン
トレンダーズ株式会社が2020年9月に15~49歳のSNSユーザー男女800名に行った調査では、Instagramユーザーの利用に関するキーワードとして「トレンド/コミュニティ/価値観/感性/思い出」を挙げています。
フォローしている人の近況チェックや暇つぶしのためにInstagramを閲覧するだけでなく、トレンドや趣味のためにInstagramを閲覧するユーザーも多いこと、また自身の近況報告や思い出の記録だけでなく人との交流、面白いものを探すため、自身の創作のためにInstagramを利用するユーザーも多いことが特徴的です。
Instagramの利用目的
株式会社ホットリンクが2022年2月に実施した調査では、Instagramを週に2~3回以上利用するユーザーのInstagramの理由目的について
- 興味・関心のある事柄についての投稿を見る(53.9%)
- 興味・関心のあるアカウント(特定の人物)の投稿を見る(52.1%)
- 友だちや知人とのコミュニケーション(48.5%)
の3つが高くなっていることがわかります。
このことから、Instagramは興味のあること、好きなことをより詳しく知ったり、親しい友人とのコミュニケーションに活用されていることがわかります。
Instagramストーリーズの利用率・利用状況
Instagramのストーリーズは、24時間以内で消える投稿機能のこと。広告以外は基本的にフォロワーにしか表示されず、リストに入れた親しい友人だけに投稿を見せるオプションもついていることから、日常使いのできる機能として広く活用されています。
Meta社(旧Facebook社)公式の発表によると、
- 日本におけるデイリーアクティブアカウントの70%がInstagramストーリーズを利用しています(2018年10月)。(※1)
- 世界において5億以上のアカウントが毎日Instagramストーリーズを利用しています(2019年1月)。(※3)
- 85%の人がフィード以外の機能(ストーリーズ、IGTV、ライブ、ショッピング等)も使用していると回答しています(2019年)。(※4)
(※3)Mark Zuckerberg’ Facebook post(2019年1月31日)
(※4)好きと欲しいをつくるInstagram|Facebook社
また、サムライト株式会社が2020年に20~30代女性を対象に行った調査では、ストーリーズはフィードよりも「良く見る」と答えた人が多いというデータもあります。
企業がInstagramをマーケティングに活用する際に、フィード投稿だけでなくストーリーズをいかに運用するかも非常に重要であることが分かります。
Instagramライブの利用率・利用状況
アライドアーキテクツが2020年12月に行った調査によると、Instagramユーザー全体の76.6%がInstagramライブを認知しています。なお、「Instagramライブを視聴したことがあるが投稿したことはない」人は全体の54%、「Instagramライブを自分で投稿したことがある」人は22.6%です。
Instagramリールの利用率・利用状況
アライドアーキテクツが2020年12月に行った調査によると、Instagramユーザー全体の57.8%が、2020年8月にInstagramに追加された新機能「Reels(インスタグラムリール)」を認知しています。なお、「リールで作成し投稿された動画を視聴したことがあるが、投稿したことはない」人は全体の35.9%、「リールで作成した動画を自分で投稿したことがある」人は21.9%です。
特に、Z世代はSNSでの動画視聴においてリールやYouTubeショートなどの短尺動画の利用が盛んです。
サムライト株式会社の調査では、Z世代のSNSユーザーのうち
- 週5日以上YouTubeショートを視聴している(35.8%)
- 週5日以上Instagramリールを視聴している(35.7%)
- 週5日以上TikTokを視聴している(64.7%)
という結果が出ており、短尺動画の利用頻度の高さがうかがえます。
なお、Meta社が発表したデータ(※5)によると、
- Z世代のInstagramユーザーがリールで2023年よく利用した楽曲はConton Candyの「ファジーネーブル」、YOASOBIの「アイドル」、シャイトープの「ランデヴー」
- リールやストーリーズの投稿に欠かせないARフィルターでは「マスクで口元を隠したり、顔全体を隠すようなデザイン」の利用が伸びた
ということがわかっています。
(※5)Instagram発!国内Z世代のトレンドレポート – 2023年 総集編|Meta Newsroom
Instagramハッシュタグ検索の利用率・利用状況
2020年11月に実施された「HOUSE OF INSTAGRAM JAPAN 2020」によると、
- 日本のInstagramユーザーがハッシュタグ検索をする回数は、グローバル平均の5倍です(2020年11月)。
また、株式会社トリドリが2023年7月に行ったInstagramユーザーの利用動向に関する調査でも、
- Instagramで最もよく利用する機能はハッシュタグ検索(46.9%)
であることが分かっています。
日本のInstagramユーザーには、Instagramでの情報収集に積極的で、特にハッシュタグを用いてInstagram上で検索する人が多いことがうかがえます。
Instagramハッシュタグの上手な活用方法について詳しく解説した記事はこちら
▶【徹底解説】Instagramのハッシュタグ!効果的な付け方・増やし方・事例まとめ
Instagramショッピングタグ機能の利用率・利用状況
Meta社(旧Facebook社)の公式発表(※6)によると、
- 日本のInstagramユーザーは、ショッピングタグなどから商品詳細をみる割合が、他国に比べて3倍と非常に高い
- ショッピングタグが付いている投稿などから商品詳細を見た日本のInstagramユーザーは、2019年から2020年にかけて65%増加しています。
(※6)Facebook Japanラウンドテーブル配布資料より
また、アライドアーキテクツが2020年12月に行った調査によると、Instagramユーザーの33%がショッピングタグが付いた投稿からの購入経験があります。また、月1回以上購入していると回答したユーザーも全体の12%存在します。
Instagramユーザーの購買行動・クチコミ行動/他SNSとの比較
アライドアーキテクツが2020年8月に行った調査によると、「SNSの情報をきっかけや参考に初めて利用するECサイトで商品を購入したことがある人」の割合は、Instagramがもっとも多く60.7%という結果でした。
また、「SNSの情報をきっかけや参考に初めて利用するお店(小売店や飲食店)に実際に足を運んだことがある人」の割合も、Instagramがもっとも多く50.5%という結果でした。
さらに、「購入した商品や利用したお店・EC通販サイトやネットショップについて、SNSに感想を投稿した経験がある人」の割合も、Instagramがもっとも多く57.0%でした。
これらの結果から、Instagramは他のSNSに比較し、購買行動やクチコミ行動につながりやすいメディアであることが分かります。
Instagram企業公式アカウントの利用率・利用状況、購買への影響
アライドアーキテクツが2020年12月に行った調査によると、Instagramユーザーの67.4%が何らかの企業アカウントをフォローしたことがあります。
また、Instagram上の企業アカウントや投稿をきっかけに知った商品を購入したことがあるユーザーは全体の41.5%、実店舗に訪問したことがあるユーザーは全体の42.9%です。
実際に購入・申込みした商品・サービスは下記の通りです。食品、菓子、化粧品、ファッション用品(衣服・靴・アクセサリーなど)が多い結果となっています。
実際に訪問したことがある店舗・施設は下記の通りです。コンビニ、スーパーマーケット、ドラッグストア、ショッピングモールが多い結果となっています。
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Instagramキャンペーンの利用率・利用状況、購買への影響
アライドアーキテクツが2020年12月に行った調査によると、Instagramユーザーの49.4%がInstagram上で企業アカウントのキャンペーンに参加したことがあります。
キャンペーンに参加する際は、多くの方が自身のメインアカウントもしくはその他のアカウントを利用していますが、懸賞応募用のアカウントを利用しているユーザーも一定数存在します。20~40代の男性と、20代の女性にその傾向があることが見て取れます。
Instagramキャンペーンに参加後、約41%のユーザーが「その企業や商品・サービスの理解度がより上がった」と回答、約38%のユーザーが「その企業や商品・サービスの購入・利用頻度がより上がった」と回答しています。Instagramキャンペーンはブランド理解度の向上や購買行動にもつながっていると言えます。
また、Instagramキャンペーンに参加経験があるユーザーは、懸賞アカウントの利用有無にかかわらず、Instagramキャンペーンに参加経験がないユーザーに比べて、「Instagramで知った商品の購入やサービスの申し込み・実店舗への訪問経験」が圧倒的に高い様子が見てとれます。
Instagramキャンペーンは購買行動への好影響を与えている、またInstagramキャンペーンは購買に対してアクティブなユーザーと繋がるきっかけとして有効な手段とも言えそうです。
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Instagramユーザー実態まとめ
- 日本国内では3,300万人ものユーザーに活発に利用されている。
- 若年層の女性だけでなく、男女とも幅広い年代から利用されている。
- 1日を通してよく利用されているが、もっともアクティブなのは夜間。
- 平日は通勤・退勤時間やランチの時間にもよく利用される
- Instagram利用のキーワードは、「トレンド/コミュニティ/価値観/感性/思い出」。
- Instagramの利用目的では「関心のある事柄やアカウントの投稿をみる」が高い
- 親しい友人とのコミュニケーションとして活用する人も多い
- 日本のアクティブアカウントの7割がストーリーズを利用
- Instagramライブの認知率はInstagramユーザー全体の全体の7割を超えているが、実際に自分で投稿したことがある人はまだ2割程度。
- Instagramリールは若年層(Z世代)を中心に人気が高く、週5日視聴するユーザーは約35%
- Instagramは他のSNSよりも、SNSをきっかけとした購買行動・クチコミ行動につながりやすい。
- Instagram企業公式アカウントは購買への好影響を与えている。
- Instagram上にて企業が開催するキャンペーンは、ブランド理解度や購買への好影響を与えている。
以上、今回はInstagramユーザー実態が分かる調査データをまとめてご紹介しました。Instagramを活用したマーケティング戦略の立案や、日々の施策の実行にご活用ください。