デジタル販促時代に、企業と生活者がつながる手段として欠かせない「自社アプリ」と「SNS公式アカウント」。
自社アプリやSNS公式アカウントへの登録人数を、どうやって増やしていこう?どんなコンテンツを出していけばよい?自社アプリやSNS公式アカウントから実際の来店につなげるための有効な方法って?…そんなお悩みをお持ちの企業担当者も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、約1,100名の生活者にアンケートを実施。企業のスマートフォンアプリ(※)、企業のSNS公式アカウントの利用実態を詳しく調査しました。
生活者が企業アプリや企業SNSの利用を始めるきっかけや求めている情報、購買している商品カテゴリーなどを知り、ぜひ普段のマーケティング活動に活かしていただければ幸いです。
(※)企業アプリの例として、マクドナルド、スターバックス、ファミレス、ドラッグストア、スーパーマーケット、ユニクロの名前を挙げて調査を実施しています。
本記事では上記調査結果の一部を公開しております。
全調査結果をご覧になりたい方は、下記よりダウンロードください。
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企業アプリと企業SNSアカウントの使い分け方
まずは、企業アプリと企業SNSアカウントにおいて利用している項目を聞きました。
企業アプリは、「クーポンの利用」「ポイントを貯める・使う」「会員サービスの利用」がTOP3に並びました。
その一方で、企業SNSアカウントで利用されている項目には違いが見られました。
企業Twitterアカウントでは「ニュースや話題のチェック」「商品・サービス情報の検索・取得」「キャンペーン情報の検索・取得」がTOP3となりました。企業Twitterアカウント=何らかの情報の取得のために活用している方が多いようです。
企業Instagramアカウントでは「商品・サービス情報の検索・取得」「ニュースや話題のチェック」がほぼ同率でTOPとなりました。企業Instagramアカウント=好きなブランドの商品や、よく行くお店の商品、それらのクチコミを検索している実態が見えてきます。
企業LINEアカウントでは「クーポンの利用」がトップになりました。続いて「ニュースや話題のチェック」、「キャンペーン情報の検索・取得」が並びました。
生活者はそれぞれにおいて利用している項目が異なり、明確に使い分けをしている様子がうかがえます。
企業アプリと企業SNSアカウントを利用するきっかけ
次に、企業アプリと企業SNSアカウントの利用をスタートするきっかけを聞きました。
アプリは「企業のWebサイトやメールで紹介されていた」が最も多い結果となりました。
次に、「SNSキャンペーン(47.9%)」「店頭での案内で知った(41.7%)」が続いています。
一方で、Twitter、Instagram、LINEの企業アカウントを利用するきっかけは、「SNS上で開催されたプレゼントキャンペーンに参加した」がTOPでした。
企業は、SNSキャンペーンを活用し「自社アカウントフォロー」と「アプリダウンロード」両方の訴求を組み合わせると効率良く生活者とのつながりを作ることができると考えられます。
企業アプリと企業SNSアカウントを利用しない・利用をためらう理由
では、生活者が企業アプリや企業SNSアカウントを利用しない・利用をためらう場合、その理由は何なのでしょうか。
各サービスとも「投稿数や通知が多くてうっとうしい」がTOPでした。また「期待している情報が配信されない」においては企業アプリが20.9%と最も多い結果となりました。
このことから、企業アプリは、配信する情報が期待したものでなく、通知も多い場合に企業SNSアカウントよりも利用を停止されやすいと考えられます。企業アプリをダウンロードや継続利用してもらうためには、より強い動機が必要だと読み取れます。
企業アプリと企業SNSアカウントをきっかけとした購買・来店の経験
企業アプリやSNS企業公式アカウントは購買や来店にどの程度影響を与えているのでしょうか。
購買経験の有無
企業アプリ、企業SNSアカウント共に、約8割程度の人が企業発信の情報をもとに購買した経験があると回答しました。
購買経験率が高いものランキング
各チャネル共に食品・菓子が一位となっています。特に企業Twitterアカウントと企業アプリはその率が非常に高く、いずれも約5割近い人が購買経験ありと回答しました。
また、企業アプリでは、さまざまな種類の商品における購入経験率が高い点にも要注目です…(続きは本資料をダウンロードしてご確認ください)。
来店・訪問経験の有無
企業アプリ、企業SNSアカウント共に、約75%程度の人が企業発信の情報をもとに来店・訪問した経験があると回答しました。
来店・訪問経験率が高いものランキング
いずれのチャネルにおいても、コンビニエンスストアが一位となりました。特に企業Twitterアカウントはその率が非常に高く、約5割近い人が企業Twitterアカウントの情報をもとにした来店経験ありと回答しました。
また、購買経験と同様に、企業アプリではさまざまな種類のお店への来店経験率が高いことが分かりました…(続きは本資料をダウンロードしてご確認ください)。
まとめ
今回は、生活者による企業アプリと企業SNSアカウントの利用実態を調査した結果をご紹介しました。
デジタル販促時代に、企業と生活者がつながる手段として欠かせない「自社アプリ」と「SNS公式アカウント」。本調査結果を、貴社のアプリやSNSアカウントの集客・運用の参考にしていただければ幸いです。
▼本調査の完全版データ(PDFファイル)を以下よりダウンロードいただけます。
■調査概要
調査名称 : ライフスタイルに関する調査
調査主体 : アライドアーキテクツ株式会社
調査時期 : 2022年1月20日~1月31日
調査方法 : Fastask(株式会社ジャストシステム提供)でアンケート調査を実施
調査対象 : 全国に住む16~59歳の男女
調査対象数: 1,102名
・設問ごとの有効回答数を「n=」で記載しています。
・本調査の内容を転載・ご利用いただく場合は「アライドアーキテクツ株式会社調べ」とクレジットを記載してください。