2021年にTwitter(ツイッター)に追加された新機能・アップデートをまとめてご紹介します。情報のキャッチアップにお役立てください!

Twitterプロモーション厳選事例11選
【無料の資料ダウンロードはこちら】

Twitterスペースとは

「Twitterスペース」は、Twitter上で音声を使ってリアルタイムに会話を楽しむことができる機能で、Twitterアカウントを持っていれば誰でも参加することができます。2021年5月3日に、公式リリースとなりました。

スペースはツイートと同様に公開されており、誰でもアクセスすることが可能です。ゲストとして登録されていない人でも、スペースを聞くことができます。

スペースは、ホームタイムラインの上部に自動的に表示され、各スペースは共有可能なリンクを公開しています。

また、現在米国の一部クリエイター向けに、チケット制スペースの機能も公開されています。チケット制スペースは、Twitter上のクリエイターを支援する機能です。

クリエイターが作成したチケット制スペースに参加するユーザーは、チケットを購入したり、スペースでの会話に参加することで、クリエイターを直接的に支援することが可能になります。
なお、クリエイターは、ユーザーがTwitter内で購入したチケットの収益の一部を受け取ることができます。

このようにクリエイターはチケット制スペースを使用して、自身を応援してくれている熱心なファンと、よりクローズドで熱量の高いスペースを開催することができます。

2021年10月には、Twitterスペースでのライブオーディオセッションを録画できるようにもなりました。録画を終了すると、Twitter上で録画データが共有され、いつでも再生したり、自分で録画データを共有したりすることができます。Twitterはこの新機能について、Twitterを利用していないがスペースでのライブセッションを聞きたいと思っている友人がいるユーザーに向けたものだと述べています。この機能を用いて、ユーザー拡張を狙っていることが伝わってきます。

なお、Twitterスペースにあたっての詳細については、Twitterのヘルプセンターでも案内しています。そちらもあわせてご覧ください。

Twitter for Professionals(Twitter Proアカウント)とは

2021年10月1日(現地時間)に発表された「Twitter for Professionals」は、一定以上の条件を満たしたクリエイター・パブリッシャー・企業・非営利団体・開発者などが利用可能であり、収益化したり、プロフィールに追加情報を掲載したりできるサービスです。

なお、一定の条件とは下記を満たすことです。

  • Twitter利用者契約に複数回違反していないこと。
  • アカウント名、自己紹介、プロフィール写真など、プロフィールのあらゆる項目が設定されていること。
  • 認証済みの個人情報がプロフィールで確認できること。プロフィールで他の人物、ブランド、組織の名を騙っていないこと、他者を欺く目的で偽の個人情報をプロフィールに掲載していないこと。
  • ブランドや組織と直接提携している場合を除き、動物や架空のキャラクター画像をプロフィールに使用していないこと。パロディアカウント、ファンアカウントはProアカウントとして認証されません。

プロアカウントへの移行方法は、Twitter社の該当ヘルプぺージをご覧ください。

そして、プロアカウントへの移行が完了すると

  • Proプロフィール
  • Twitterショッピング
  • クイックプロモート

のような、Twitterのプロフェッショナル向けの機能を利用できます。

Proプロフィールでは、ビジネスやブランドに関する主要な情報を掲載することで、つながりたいと思うユーザーから信頼されやすくなる効果が見込めます。

プロフェッショナルアカウントへの移行は無料です。まだ移行されていない企業様は、是非ご検討されてみると良いかもしれません。

Twitter Blueとは

2021年6月3日(現地時間)に発表された「Twitter Blue」は、個人向けのサブスクリプションサービスです。月額2.99ドルを支払うと、下記のようなTwitterをより使いやすく自分向けにカスタマイズして利用できる機能を使えるようになります。なお、日本での提供時期はまだ明らかになっておらず、現在先行してオーストラリア、カナダ、アメリカ、ニュージーランドのユーザー限定で公開されています。

  • ブックマークフォルダ
    保存したツイートを整理してコンテンツを管理できます。これにより、必要なときに簡単かつ効率的にコンテンツを見つけることができます。
  • ツイートの取り消し
    ツイートを公開する前に、プレビューして、タイプミスやタグ付け忘れを修正することができます。Undo Tweetを使用すると、最大30秒のカスタマイズ可能なタイマーを設定して、タイムラインに投稿を送信したツイート、返信、またはスレッドの前に元に戻すことができます。
  • リーダーモード
    Twitterの長いスレッドをより読みやすくします。
  • ビジュアルカスタマイズ
    アプリのアイコンをカスタマイズしたり、テーマカラーを変更できます。
  • 専用のカスタマーサポート
    Twitter Blueメンバー専用のカスタマーサポートを利用できます。

スーパーフォロー(Super Follows)とは

2021年9月1日(現地時間)に発表された「スーパーフォロー」は、クリエイター向けのサブスクリプションサービスです。フォロワー限定コンテンツを共有することで、毎月の収益を上げることができる新しい形態のサービスです。

スーパーフォロー機能を使用すると、Twitter上で熱心なフォロワーとより熱量の高いやり取りをすることができます。

サブスクサービスを購読するには、アカウントのプロフィールから「スーパーフォロー」ボタンをタップして、支払い手続きを済ますだけであり、かつ、いつでも解約することが可能です。

現在アメリカとカナダで先行公開されている機能であり、今後日本での提供時期はまだ明らかになっていません。

認証バッジの受付が再開

企業のTwitterアカウントであれば、認証バッジを取得できると非常に便利になります。認証バッジを持っているとユーザーからのアカウントの信用性が高まったり、Twitter広告を出稿する上でTwitter社からのサポートが受けられたりするためです。

そんなTwitter社からの公式認証バッジですが、一時期は三年ほど募集を停止しておりました。Twitter上で、認証バッジを受けたアカウントが過激な発言を繰り返したためです。Twitterが認証を与えて特別扱いをすることで、権威性を与えているように見え、認証プロセス自体の見直しを進めていました。

そして以前よりも透明性の高い新たな認証ポリシー案とともに、2021年の5月に募集を開始しました。

募集開始とともに応募が殺到したため、募集をすぐに停止したものの、2021年9月14日からまた募集は開始されているようです。次にいつ停止されるか不明であるため、まだ募集を受け付けている場合は、是非お早めに申請を出してみるのはいかがでしょうか。

Instagram投稿をカードプレビューで表示する機能

企業のTwitterアカウント運用や広告運用を担当している方は、同様にInstagramアカウントも担当するケースが多いのではないでしょうか。

2021年11月より、Twitter上でInstagramのURLを投稿すると、カード形式で表示されるようになりました。より、TwitterからInstagramへの遷移をスムーズに促すことができます。

普段のSNSアカウント運用や、SNSキャンペーンを開催する際にTwitterとInstagramの相互作用で効果を最大化することが期待できます。を狙うことができます。

検索タブがビデオフィード化するテストを実施

Twitterは、アプリ内の「話題を検索」タブ(検索タブ)をTikTokのようなビデオフィード形式に変更し、かつ、「おすすめ」にあたる「For You」タブを追加する新機能のテストを行っていると発表しました。

既にある情報をビジュアライズすることで、よりユーザーが自分にとって興味関心があることを検索しやすくすることが狙いです。

TikTokが史上最速でMAU(Monthly Active User)10億人を達成したプラットフォームになったことを受け、ショートムービー形式での情報提供という新しい形式にトライしている模様です。一部の国で限定的にテストしている状況ですが、今後どのように展開していくのか要注目です。

DM(ダイレクトメッセージ)で音声を送信することが可能に

声を用いたコミュニケーションが盛んに生まれるような新機能が多くリリースされておりますが、2021年2月にはDMにて音声メッセージを送信することが可能になる機能も追加されました。1メッセージにつき、最大140秒までボイスメッセージを送信することができます。

送信する側は、音声メッセージを録音し送信すると、DM画面上では吹き出しとして表示されます。受信した側は、吹き出しの矢印を押すことで、すぐに音声メッセージを再生できます。

まとめ

今回の記事では2021年の、Twitterの新機能やアップデートをお伝えしました。2021年はTwitterにとってCEOの交代があり、例年に比べてTwitterから新機能やアップデートが多くリリースされた一年となりました。

また、新機能の中には、個人クリエイターの収益化や、企業のビジネスをサポートするTwitter社の意図が見受けられました。今後もTwitterは新機能のリリースに積極的に取り組むことが発表されているため、新機能やアップデートをいち早くキャッチアップしていくことが引き続き求められるでしょう。

この記事の著者

外賀陽春

フリーランス。2018年4月から2年半アライドアーキテクツに所属。在籍期間中は、InstgramのUGC創出やTwitterプロモーション施策を中心に、200社以上の幅広い業態業種の企業支援に従事。現在は、スタートアップ企業でのSNSアカウント運用、SNS広告運用や、esportsチームSCARZにおいてファンベースの思想を取り入れた新規事業開発にも従事。
Twitter:https://twitter.com/ZYoshunGekaZ