最近良く聞く「C2C」という言葉、どんな意味で、どうして注目されているか説明できますか?!わかっているつもりになっている旬なマーケティング用語の意味をおさらいしましょう。

用語説明

C2C/CtoC(Consumer to Consumer)

電子商取引の手法のひとつで、消費者(Consumer)同士で売り買いの取引を行うこと。
かつては、ネットオークションがC2Cの典型例だったが、近年ではクラウドファンディングサービスや、誰でも簡単にECショップを運営できるプラットフォーム等の増加により、注目を浴びている。
消費者向けの商品やサービスを展開するビジネス形態である「B2C(Business to Consumer)」、法人向けビジネスを指す「B2B(Business to Business)」にならった呼称、表記がされている。

急成長の背景

幅広い世代へのスマートフォンの普及や、気軽に運営を開始できるECサービスが続々と登場したことにより、C2Cサービス市場は急激な変化を見せています。

昨今C2Cの主流となっているのが、いわば、”オンライン版フリーマーケット”プラットフォーム。広義では、クラウドファンディングや個人スキル販売型サービスもC2Cサービスに含まれますが、C2Cの代名詞として語られることの多い”ショップ開設型”プラット―フォームにフォーカスを当てていきます。

昨年2013年頃から火が付いたスタートアップが手掛けるフリマアプリの人気、Yahoo!ショッピングの出店無料化等をきっかけに、LINEやZOZOTOWNといった既に多数の会員を抱える有名サービスも続々と参入している領域です。

中古や手作り問わず、売りたいものがある個人は、商品をスマートフォンで撮影し、専用アプリやサイトから手軽に出品が可能。買いたい人も、元々探していた商品の検索だけでなく、スマートフォンならではの直感的な操作感や、スキマ時間に何気なく利用することから生まれる商品との”出会い”を通じた購入ができる点は、従来のオークションなどとの違いと言われています。また、SNS感覚で出品者と購入希望者が、商品に関する質問とその回答のやりとりを出来る点もメリットとなっているようです。

加えて、個人間取引というと、支払いや商品の発着・届いた商品の質に関してトラブルがつきまとうイメージが強くありました。それに対して、商品の購入後の受け取り~決済のルールをプラットフォーム事業者が取り決めているケースがほとんどのため、安心して利用できることも、人気となっている大きなポイントです。

“出店無料”でまずは人を集める

個人ショップの出店や出品の際に登録料や手数料が無料であることが魅力となり、爆発的に広まっていったC2Cショッピングプラットフォーム。収益はどのように上げている企業が多いのでしょうか?

答えは、購入者からの手数料。出店側ではなく、商品を買う人から購入金額の一部を手数料として徴収している場合が多いです。

出店している個人(ショップ)や商品が多く並んでいないと購入希望者も集まらない→まずは出店者を集める必要がある→そのため、出店に際しての費用は無料にする→結果、多くの商品が揃うプラットフォームとして、購入希望者も自然と集まり賑わうという考えの元、一定数のユーザーが集まり、ユーザーからの決済手数料が収益の中心となっている企業が多いようです。

今のところ、この「無料化」戦略は奏功していますが、似通ったサービスが続々と登場し、ますますこの領域での競争は激化していくのではないでしょうか。今後、サービス間の差別化や、幅広いニーズの刈り取りによる、違った収益モデルの確立が課題になりそうです。

イラスト:速瀬 みさき
1993年よりホラー誌デビュー。漫画家として活動しながらエッセイ、イラスト、
デザインなども手掛ける。近著コミックスは、メイド喫茶にバイトで潜入取材漫画。
広告代理店勤務の夫を持ちながらも、マーケティングなにそれ?状態で執筆中!
公式サイト : http://www.nanacom.com/
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用語解説:ソーシャルメディアマーケティングラボ