SMMLabでも度々お伝えしていますが、Facebookページのタイムライン化により企業やブランドは、より一層ファンとの「コミュニケーション」を意識した運用を求められています。「コミュニケーション」を活性化するためには、なにをおいてもまずコンテンツを充実させることが重要です。そこで今日は、Facebookページのコンテンツを企画するための、戦略的なヒントをまとめたインフォグラフィックをご紹介します。

 
 
こんにちは、SMMLabの藤田です。
ついに、Facebookページに「タイムライン」が一斉導入されましたが、新しいデザインはいかがでしょうか? 準備期間が1ヶ月と短かったため、対応に追われてしまった方も多いと思いますが、変更後のこのタイミングで、改めてFacebookページの運用を考えてみる事も大切ではないでしょうか?
 

参照記事:64 Awesome Facebook Marketing Techniques
http://www.allfacebook.com/64-awesome-facebook-marketing-techniques-2011-08

 
 

Facebookマーケティングにおける64個の戦略的ヒント

 


ファン

1.月に一人ファンを特集する

2.ファンに質問する

3.マーケットリサーチを行う

4.どんなコンテンツが好きかファンに問う

5.ファンにコンテンツをシェアしてもらうよう頼む

6.ファンに同じ日にシェアしてもらうように頼む

7.これまでの一番大きな挑戦は何かを聞く

 


イベント


8.新規プロジェクトを発表する

9.オンラインパーティーを開催する

10.プレスカンファレンスの映像を流す

11.パネル登壇者を呼びウェブセミナーを行う

12.他のページの運営者にゲスト投稿してもらう

13.書かれたテーマを実際に行なって写真を撮るゲーム(Scavenger hunt)を行う

14.ファンがチャレンジ出来る場を設ける

15.メディアルームを追加する

 



コンテスト


16.シェアしてくれたファンに賞をあげる

17.各ソーシャルプラットフォームのコンテンツを統合する

18.参加可能なコンテストを催す

19.新しいプロダクトアイディアをファンに依頼する

20.コンテンツやビデオの制作をファンに依頼する

21.リアリティー番組のようなコンテストを行う

22.ファンに対してなにかしらの挑戦を提案する

23.ファンが好んでいるもののコンテストを行う

 



広告


24.質問をする

25.個人の写真を利用する

26.行動を求める

27.興味やLikeによるターゲティングを行う

28.ローカルならば、地域別にターゲティングする

29.広告のリンク先をカスタムしたタブに設定する

30.イベントを広告する

31.ビデオ広告を出稿する

 


シェア


32.ビジネス的に貢献してくれたファンに報酬を提供する

33.記事やビデオ・他のリソースへリンクする

34.チェックリストを公開する

35.シェアコンテストを行う

36.チャリティーコンテストを催す

37.ウェブページにlikeボックスを設ける

38.ビデオコンテストを行う

39.実生活で友達にシェアすることを提案する

 

 

QRコード


40.展示会などの会場で表示する

41.製品紹介ページへのリンクを貼る

42.製品のオプションを提示する

43.ウェブサイトのURLをリンクする

44.ショップのロケーションを示す

45.ウェルカムビデオへのリンクを貼る

46.カスタムランディングタブを表示させる

47.バーチャルツアーを行う

48.包装資材にQRコードを印刷する

 

 

コラボレーション


49.顧客のページにゲスト投稿をする

50.協業している企業の製品をレビューする

51.パネルディスカッションを企画する

52.コンテストや懸賞を共同で行う

53.ショップ巡りを企画する

54.Like特集を行う

55.共同企画へリンクするQRコードを作る

56.ブログツアーを行い、まとめページを作る

 

 

継続施策


57.ファン限定のクーポンを発行する

58.プロフィール写真にQRコードを表示させる

59.ユーザーが何をしているのかを尋ねる

60.フォトコンテストを主催する

61.プロフィール写真をなにか特別なものに変える

62.シェアし続ける

63.コンテストを毎月定期的に開催する

64.特別なイベントを開催する

 


以上、8つのFacebook機能ごとにカテゴライズされた64個のヒントをベースに、オリジナルの着想を付け足し、新しいアプローチ方法を考えてみてはいかがでしょう?

実際には各カテゴリーから一つづつヒントをピックアップし、キャンペーンの全体的な流れをイメージしてみてください。例えば……

【ファン】 5.ファンにコンテンツをシェアしてもらうよう頼む
【イベント】 13.書かれたテーマを実際に行なって写真を撮るゲーム(Scavenger hunt)を行う
【コンテスト】 20.コンテンツやビデオの制作をファンに依頼する
【広告】30.イベントを広告する
【シェア】 32.ビジネス的に貢献してくれたファンに報酬を提供する
【QRコード】 43.ウェブサイトのURLをリンクする
【コラボレーション】 50.協業している企業の製品をレビューする
【継続施策】 62.コンテストを毎月定期的に開催する
上記のようなヒントの組み合わせから、リアル店舗での撮影写真のコンテストキャンペーンを企画してみます。
1)キャンペーンに参加したファンがリアル店舗に出向くための手がかりとして、モバイルデバイス用のQRコードを作成。また、店舗から投稿をしやすくするためにもQRコードを活用。
2)キャンペーン情報の拡散には、ブログやTwitter、LinkedInを利用する他、キャンペーンへの参加を促す広告を出稿。
3)コンテストの参加者が自分への投票を友人に依頼しやすくするために、投票したファンの友達にも賞品を設定。賞品は自社の製品だけでなく、協業企業の製品も取り入れることも検討。
4)このキャンペーンを毎月恒例の企画として位置づける。
このインフォグラフィックを作成したSocial Media Online Classes.comによると、このように各カテゴリーのヒントの組み合わせで、キャンペーンの骨子を組み立てると、理論的には400万以上の異なるキャンペーンが企画することが出来るそうです。

しかし、こうして出来た企画は一つのアイディアとして、それを自社に特化させるよう改善することが大切です。自社の製品や市場に合わせた要素を付加することで、独自性を強め、ファンとのエンゲージメントを高めるコンテンツを企画することが出来るでしょう。「自社がFacebookを活用する目的はなにか?」を意識したうえで、このインフォグラフィックを活用してみてください。
 
 
 
■参考記事
・Facebookページのタイムライン化でキャンペーンアプリは終わるのか?
http://smmlab.jp/?p=5950
・333件の実施データから分かったFacebookキャンペーンを成功させる3つのポイント
http://smmlab.jp/?p=3268
・Facebookプロモーションと好相性!フォトコンテスト
~成功させるための7つのポイント~
http://smmlab.jp/?p=555
・【Facebookプロモーション最新事例】「いいね!な写真大募集」フォトコンテスト
http://smmlab.jp/?p=776