6月に発表された新しいFacebookページインサイトが日本でも徐々に適用されつつあります。今回は大幅に進化した、新しいFacebookページインサイトの全体像をご紹介します!

 

こんにちは、SMMLabの藤田です。
Facebookページの「管理者用パネル」に「新しいページインサイトをチェック」という表示を見つけて、喜んでクリックしてみてビックリ!今までとガラリと違うインサイト画面に驚かれた方も多いのではないでしょうか? それもそのはず、ユーザーインターフェイスが変更されたのは、2011年10月にリリースされて以来初めてのこと。そこで、今回は全面的に刷新されたページインサイトについて細く見てみたいと思います。
※新しいインサイトへの適用はページごとではなく、個人のアカウントごとのようです。

 

今回のアップデートのポイントは4つ

1)項目が分割されたり新たに追加され、今まで以上に詳細な分析が出来るようになった

特に今までの「話題にしている人の数」は、ユーザーのアクションを合計した数字しか見えませんでしたが、今回、それぞれのアクションを細分化した形で見られるようになったことで、運営者が対応を検討しやくなりました。

2)グラフが増えたことで、より直感的にページの状態を把握しやすくなった

インサイト情報を簡単に一覧で閲覧できることにより、パフォーマンス向上のための対応が早く出来るようになりました。

3)各投稿に対する反応のデータが詳細に見えるようになったため、効果的な投稿を評価しやすくなった

今まではオンマウスしたり、データをエクスポートしなければ得られなかった情報がワンクリックで閲覧できるようになっています。

4)Facebookページに関係をもったユーザーについて、今までより詳しく知ることが出来るようになった

ページに「いいね!」した人だけではなく、投稿を見た人、それにアクションした人、それぞれについての属性データをFacebook登録ユーザー全体の属性と比較してみることが出来るようになりました。
 
 

新しいページインサイトを詳しく見てみましょう

新しいインサイト画面は、これまでの【概要】【いいね!】【リーチ】【話題にしている人】から、以下の4つ項目に変更になっています。

1.【概要】… Facebookページの現状の俯瞰
2.【ページ】… Facebookページへの反応や流入の詳細
3.【投稿】… 投稿ごとの反応や効果の詳細
4.【ユーザー】… Facebookページのファンや投稿のリーチユーザーの属性

 

1.【概要】… Facebookページの現状の俯瞰

 


インサイトのトップ、”概要”画面では最近7日間(太平洋時間で2日前)の
ページへのいいね!
投稿のリーチ
交流度
最近5件の投稿
の4つの項目が確認でき、「ページのいいね」と「投稿のリーチ」では、折れ線グラフで前週との比較が出来るようになっています。
 
 
新たに「交流度(英語表記 Engagement)」いう表示で、これまで「話題にしている人」という1つの指標でまとめて表記されていたユーザーのアクションが、何らかのアクションを実行した人(投稿に、いいね!やコメントシェア、クリックしたユニークユーザー数)、いいね!数、コメント数、シェア数、投稿クリック数(いいね!、コメント、シェアは含まれず、文中内のリンククリック数の他、画像を大きくしたり、「もっと見る」やタイムスタンプなどをクリックした数)に分けられ、その週の合計がそれぞれグラフ化されています。
 

2.【ページ】… Facebookページへの反応や流入の詳細

 
これまでは、カレンダーで設定を変更しないと直近1か月の表示でしたが、過去3か月までは画面上でそのまま操作出来るようになりました。それ以前のデータを取得したい場合は、エクスポート機能を使うことになります。

 
 
 

2-1.[ページへのいいね!]タブ

 

 
合計いいね!数の累計と純いいね!(英語表記はNet Likes=[いいね!数-いいね!の取り消し数])数の推移、ページへの「いいね!」の出所が、グラフで表示されます。各グラフにオンマウスすると数値が表示され、特定日をクリックすると日別の内訳が確認できます。
 

 
それぞれのグラフには平均パフォーマンスと比較することが出来るベンチマークが用意されており、項目をクリックすると、指定期間の平均値と前回の平均値が表示されます。またグラフ上の特定日にカーソルを持っていくと日ごとの数が表示され、クリックするとポップアップウィンドウで詳細情報を見ることができます。
 

 
「ページへのいいね!の出所」の指標は、いいね!された場所の上位5つが表示され、それ以外は現時点では選択できません。ご覧のように今回のアップデートで初めて「おすすめページ」(あるページに「いいね!」をすると類似ページが表示される)からの流入が結構あるということがわかりました。「おすすめページ」での表示はページ設定の「同様のページの推薦」で設定することが出来ますので、ぜひ設定しておくことをオススメします。
 
 

2-2.[投稿のリーチ]タブ




 
投稿のリーチと、リーチ数増に繋がる「いいね!・コメント・シェア」、リーチ数減に繋がる「非表示・スパムの報告・いいね!の取り消し」、投稿や広告などページのアクティビティすべてに対する合計リーチの推移が表示されます。
 

「いいね!・コメント・シェア」と「非表示・スパムの報告・いいね!の取り消し」の折れ線グラフはクリックすると、該当日に投稿した記事が表示されますので、リーチの変動に影響した投稿をチェックしてコンテンツの最適化を検討することが出来ます。
 
 

2-3.[ページのアクセス数]タブ





タイムライン、基本データ、管理者タブなど、ページのどこが閲覧されているかがわかる「ページとタブのアクセス数」と、他のページアクティビティ(ページに関するアクションの数)、外部リンク元が表示されます。
 
外部リンク元は、Facebook以外のウェブサイトからページにアクセスした人の数で、Facebookページ認知に貢献しているのはどのメディアかが分かります。
 
 

3.【投稿】… 投稿ごとの反応や効果の詳細

 
ページの項目で設定した期間の「すべての投稿」「ファンがオンラインの時間帯」「ベスト投稿タイプ」が分かります。
 

3-1.[すべての投稿]タブ






これまでテキストだけの表示でしたが、サムネイルや写真、投稿タイプ(リンク、ステータス、写真)とそのリーチが表示されるので、投稿の特定が分かりやすくなりました。期間中の投稿の全データが一度に確認できるため、投稿の効果をすばやく評価することができます。
 
「すべての投稿」では、右上の項目をクリックして表示するデータを切り替えられる


「リーチ」の▼をクリックするとプルダウンメニューから、「オーガニック/有料」「ファン/ファン以外リーチ」
 

「いいね!」「コメント」「シェア」の▼をクリックするとプルダウンメニューから、「投稿のクリック/いいね!、コメント、シェア」「いいね!/コメント/シェア」「投稿の非表示、すべての投稿の非表示、スパムの報告、ページへのいいね!の取り消し」「アクション率」による表示に変更することができます。
※「アクション率」(英語表記では「Engagement rate」)は新しい指標で、「投稿をみた後に、いいね!、コメント、シェアをした人の割合」です。
 
 

 
投稿タイトルをクリックすると、これまでは該当投稿が表示されるだけでしたが、新インサイトでは、投稿ごとに「いいね!」、コメント、シェア、クリックなどのポジティブなアクションの合計と非表示、スパムとして報告などのネガティブなアクションの合計が表示され、個々の投稿のパフォーマンスの全体像を簡単に把握することが出来るようになりました。
 
 

3-2.[ファンがオンラインの時間帯]タブ





 
今回のアップデートの目玉とも言える新項目がこの「ファンがオンラインの時間帯」ではないでしょうか?ページにいいね!しているユーザーがFacebookにログインしている時間を、曜日別、時間別グラフで表示してくれるので、より多くのファンがログインしている時間を狙って投稿することが可能になります。曜日にオンマウスするとその曜日の時間別折れ線グラフが表示されます。
 
 

3-3[ベスト投稿タイプ]タブ

 

平均リーチと交流度に基づいて、写真、リンク、ステータスのそれぞれの投稿タイプ別にパフォーマンスが表示されるので、どのタイプの投稿が最もリーチしているか、ユーザーが反応しているかを知ることができます。
 
 

4.【ユーザー】… Facebookページのファンや投稿のリーチユーザーの属性




 
ユーザーには、ファン(ページに「いいね!」した人)、リーチしたユーザーの数(最近28日間にページ投稿を少なくとも1回見た人)、何らかのアクションを実行した人(最近28日間にページ投稿に「いいね!」やコメントしたり、ページ投稿をシェアした人)の3つのタブがあります。
それぞれの指標は、Facebook全体との比較表示になっていて、マウスオーバーすると構成比の比較データが表示されます。
Facebook全体と比較出来るようになったことで、どのユーザー層に訴求できているのかいないのか? ターゲットユーザーがFacebookユーザーの中にどのくらいいるのかなどが把握しやすくなりました。
特に「何らかのアクションをした人」のデータは、キャンペーンやアプリなどで想定したターゲットから反応が得られているかを判断する際に重要なデータとなるでしょう。
 
 
今回のアップデートでは、いくつかの重要な「指標」について定義が変更されている点にも注意が必要です。
 
(1)過去7日間にあなたのFacebookページについての記事を作成した(ページへのいいね!、投稿へのコメントやシェア、スポットへのチェックイン、投稿内にページをタグ付け、ページのウォールへの書き込みをした)ユーザーの数を示していた「話題にしている人」は、「何らかのアクションを実行した人」の指標に変更されました。
これには、あなたの投稿に対してクリック、「いいね!」、コメント、またはシェアしたユニークユーザーの数のほか、ページの言及、チェックイン、他のユーザーからのページへの投稿など、その他のアクティビティが含まれます。
 
(2)Facebookページ投稿から記事を作成したユーザー数を投稿を見たユーザーの数で割った「クチコミ度」は、投稿を見てクリック、「いいね!」、コメント、またはシェアしたユーザーの割合を表す「アクション率」で表示されるようになりました。
 
(3)友達のアクションからページの投稿を閲覧したユーザーの数を表していた「クチコミリーチ」はオーガニックリーチの一部となり、リーチの合計には、有料リーチとオーガニックリーチが含まれます。
 

最後に…新しいインサイトは今のところテストリリースの段階であり、いつでも古いインサイトに戻すことができますが、一度戻してしまうと一般公開されるまで新しいバージョンに再び切り替えることができなくなってしまいますので、ご注意ください。
参照:
ヘルプセンター「ページインサイトの新機能は何ですか。」
https://www.facebook.com/help/247808452010769
Facebook Studio「Updating Page Insights」
http://www.facebook-studio.com/news/item/updating-page-insights
 
 
 
今回ご紹介した新しいページインサイトは今夏中に一般公開される予定となっており、「ご意見やご感想をいただいている間は、新しいページインサイトがページインサイトのエクスポートやAPIに影響を与えることはありません。」ということで、エクスポート出来るデータはこれまでと変更ありません。
 
エクスポートデータでFacebookページのパフォーマンスを分析していた運営者にとっては運用に大きな変化はないかもしれませんが、これまで以上に手軽に素早く重要な変化を見ることが出来るようになったことで、よりスピーディーに次の一手を講じることが可能になったのではないでしょうか?そのため、今後はますます「ページインサイト」の活用度合いがFacebookページの成功を左右するようになると考えられます。
 
 
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