企業のLINE活用8つのポイントLINEユーザーに響く基本的なポイントと参考事例をご紹介。

 
こんにちは、SMMLabの赤松です。
全世界のユーザーが3.5億人を突破したLINE(2014年2月時点)。
日本では5, 000万人を突破、日本の人口の39%以上も利用しています。
「LINEを使ったマーケティング、プロモーションを検討している」というご担当者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
Facebook運用は慣れてきたけど、LINE活用の特徴は?ユーザーに響くポイントとは?
LINEアカウントを運用するにあたって大切なポイントと参考事例をご紹介します。
ぜひご参考ください!
■参考:LINE 2014年4-9月期 媒体資料


 
1:「LINEスタンプ」を使ってもらう
LINEといえば「スタンプ」!「使ってもらえる」広告として、ユーザー同士のコミュニケーションに利用してもらうことで、自社キャラクターの認知度アップ、さらには、企業のイメージや親近感向上にもつなげることができます。
スタンプショップの「EVENT」を見れば、公式スタンプが続々登場していることがわかります。
期間限定で友だちになればスタンプがダウンロードできる、という手軽さとお得感がユーザーフックとなり、友達数を伸ばす企業アカウントが多数。ですが下記のように、対象の商品を買ってシリアルナンバーを入力するともらえるタイプの”マストバイ”スタンプにも注目が集まっています。商品のインセンティブとしてだけでなく、その後のユーザーのスタンプ利用が間接的な広告となります。
・キリンビバレッジ(対象商品購入で「ザックLINEスタンプ」がもらえるキャンペーン)
URL:http://jointheblue.jp/line/

<要注意POINT>
・ダウンロードから使用可能なのは原則180日!
・企業名やブランドロゴのスタンプは原則NG!
(ユーザー間でのスタンプ利用シーンとマッチしないため)
 
2:タイムラインに表示される投稿に、LINE特有の機能を活用!
Facebookページと同様の機能「タイムライン」。友だち登録しているユーザーのタイムライン上に情報を投稿することができます。Facebookに慣れていると、LINEのタイムラインは賑やかなイメージです。なぜなら絵文字が使えるから。
そして、特に重要なのはこちら。

Facebookがいいね!ボタン1つのみなのに対して、LINEはいいね!ボタンが6種類。さらには、絵文字やスタンプでアクションすることができるから、多種多様な使い方が可能となります。
アンケート、クイズなどの選択肢にスタンプで答えてもらうように促すと、ユーザーは気軽に参加することができます。(下記は、画像にスタンプを表示している事例)
(左)ドクターシーラボ(アンケート)/(右)キリン(迷路)



<要注意POINT>
・契約プランによっては、投稿数に上限あり!
 
3:メッセージ返信でレア感!「LINEトーク」を活用
友だち登録してくれたユーザーに対し、一括でメッセージを送ることができる「LINEトーク」。タイムライン投稿と違って、ユーザーにプッシュ通知が届くため、開封率が高いようです。全体の63%のユーザーが企業からのメッセージを購読しているというデータも(※出典元:マクロミル社インターネット調査<2013年2月実施>)!
開封率の高さには驚かされますが、基本的にはメルマガと同様の機能ですね。
ここで、特筆すべきはユーザーからメッセージを送信できること。
ただし、企業からの個別返信はNG!のため、大半のアカウントは自動レスポンスを設定しています。「個別返信できません」とことわっているアカウントや、自動レスポンスを1~2パターンだけ設定している企業が多数です。
そんな中、話しかけると、レア情報が次々に返ってくるアカウントもあります。これは、ユーザーにとっては嬉しいサプライズ!次々に話しかけたくなるし、教えてもらった秘密の情報もついつい読んでしまい、URLがあればクリックしやすくなりますね。
・TOYOTOWN(CMの人物像などのレア情報)



<要注意POINT>
・特定・個別のユーザーに対して、メッセージ送信、投稿はNG!すべて一斉配信となります。
 
4:タイムラインやトークは、大きな画像1枚でわかりやすく!
Facebookと同様に、LINEのタイムライン投稿でも、長文になってしまうと、続きが見えなくなる「もっと読む」表示になってしまいます。さらにモバイル表示がメインとなるため、1行の文字数も少なく、効果的なPRができない、「もっと読む」をクリックしてもらえない、とお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
オススメなのは、画像1枚にPRしたい情報やコンテンツをリッチメッセージにまとめること。一目見て内容がわかり、いいね!やリンク誘導につながりやすくなりますね。
(左)ケンタッキー(キャンペーンへ誘導)/(右)イオン(クイズ<トークを誘導>)



<要注意POINT>
・メッセージ内から、スマートフォンアプリのダウンロードページへの直接リンクはNG!
 
5:コンテンツ集めにコメント欄を利用!
Facebookと同様に、コメント欄を活用しているアカウントもあります。
ヒトコト返信できるような質問で気軽に答えてもらいましょう。
(左)non-no(モデルへの質問を募集)/(右)amazon (アンケート)



そのほか、「リサーチページ」へ誘導して答えてもらう方法や、時間を限定し、公式アカウントを友だち登録しているユーザーからトークルームでコメントを募る「ON AIR 機能」などもあります。
 
6:他のSNSアカウント・キャンペーンをPR!
LINE内に留まらず、他のSNSへの送客、新規ユーザー獲得が見込めます。
他SNSアカウントの新規ユーザー数アップを見込めます。それぞれで紹介すれば、相乗効果も期待できます!
(左)キリン(TwitterキャンペーンのPR)/(右)ビッグカメラ(Facebookへ誘導)



 
7:LINE限定クーポン活用/限定セールを実施!
LINEの友だち限定のお得情報を提供しているアカウントもあります。なんと、ユーザーの32%がクーポンを利用しているというデータも。(※出典元:マクロミル社インターネット調査<2013年2月実施>
また、公式のクーポン利用以外でも、告知はLINEのみでされる特別タイムセールをしているケースもあります。様々な方法で集客していますね。
(左)eyecity(クーポン)/(右)ドクターシーラボ(タイムセール)



 
8:LINEアプリとコラボキャンペーン
LINEには、他にもさまざまなアプリがあり、そちらで企業がコラボしているケースもあります。
たとえば『LINEcamera』では、小顔スリムとデカ目加工などが備わっている「ビューティー機能」があります。以下のキャンペーンでは、芸人2人をイケメンにしてもらうという企画を実施しています。
・LINEcamera×吉本 「愛のビューティーバトル」
URL:http://linecamerablog.jp/archives/36319409.html

他にも、『LINE Free Coins』、『LINE PLAY』などの新機能も登場しています!今後どのような事例が出てくるか楽しみですね。
 
いかがでしたでしょうか。
一部の機能は、契約プランによって利用制限などありますが、LINE特有の機能を活用して、ファンに響く運用事例をご紹介いたしました。
Facebook、Twitterとは異なる方法で、ファンとコミュニケーションが可能なLINEの運用にぜひお役立てください。


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https://www.aainc.co.jp/contact/?c=slbLINE0226
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