Facebookページで商品の紹介をしたいけれど、どうしても「宣伝」っぽくなってしまう・・・そんな時に参考になるFacebookページを2つご紹介します。

Facebookでは商品を直接「宣伝」すると嫌われる…とは言うものの、やはり自社の商品のことを知ってもらいたいですよね？
今回は、日本国内でFacebookを活用する企業事例をWebマーケッターが解説するブログ「Facebookプロモーション国内事例集」より、参考になる事例を2つご紹介します。
いずれも女性向けのページで、「写真」が工夫して使われているのが共通点。投稿時間も絶妙で、ファンの気持ちをグっと掴む内容となっています！
＊本記事は「Facebookプロモーション国内事例集」からの転載です。（SMM Labにて一部編集してお届けします）
 
212 kitchen store （212キッチンストア）
https://www.facebook.com/212kitchenStore
 
商品紹介ばかりなのに、反応率2.5～3.5％と沢山のいいね！やコメント、シェアを集めている212 kitchen store （212キッチンストア）のFacebookページをご紹介します。

 
写真画像に工夫！
投稿されている写真画像のポイントは以下2点です。
①商品の用途が一目でわかる。
②商品の基本情報が映りこんでいる。

①使っているシーンなどが商品だけだとイメージしにくいようなものの場合は、使用しているシーンの写真を何カットかセットでひとつの画像にしています。
これならニュースフィードに流れてきたときに一目で用途がわかりますよね。
②名前、価格、サイズなど、商品の基本情報が映りこんでいます。webサイトに商品単体のページが存在しない(webカタログのみある)といった事情もありそうですが、ユーザーからしたらいちいちサイトに見に行かなくとも価格などの重要な情報が投稿だけでわかるのはメリットですね。
また、サイトに進んでページをブックマークすることができないぶん、購入を検討するためには忘れないようにシェアしそうですよね。(少なくとも自分だったらそうします)結果的にシェアを促し、Facebookのエッジランクが上がる、といった効果がありそうです。
 
商品の説明や提案も
 
（先ほど触れたように投稿内で商品の説明を完結させなければいけない事情もあるのではと思うのですが）投稿内で商品の詳しい説明や活用方法の提案もなされています。
 
メーカーへの訪問レポートを通して商品の魅力を伝える
 
メーカーの職人が手をかけて一つひとつ作っていることや、工場見学を疑似体験できるようなレポートが投稿もしくはFacebokのノート内に記載されています。

 
商品が作られる工程など裏側を垣間見せるような投稿はいいね！などの反応を得やすいほか、手をかけて作られているという事実が商品の価値を間接的にアップさせています。

 
一石二鳥のレシピ情報
商品を使ってつくったレシピをFacebookのノート機能で紹介しています。
商品で生み出せるもの＝商品の価値を見せることができるだけではなく、同時にターゲットとなりそうな(ルクエを持っているユーザーはそもそもこのお店で売っている商品に興味がある可能性が高い)ユーザーにとってのお役立ち情報にもなりますね。

このページはいいね！だけでなくコメントなどの書き込みが多いのも特徴ですが、それは「欲しい！」と思うような商品選定と、投稿内での充実した情報がポイントなのかもしれませんね。
 
BeautyExchange.jp
https://www.facebook.com/beautyex.jp
次にご紹介するのはコスメ情報サイトのBeautyExchange.jpのFacebookページ。普段の様々な投稿の中で、商品が上手に紹介されているページです。
今画面でみるかぎり話題にしている人（31, 142）/ファン（23, 444）の率が133％！これは①ファン数が伸びていることと、②ものすごい反応率が要因です。
 
①ファンの伸びについて、このページが開設されたのは2012年2月20日。今はファン数23, 444（2012年8月20日時点）。広告も出稿していたようですが、ファン数推移をみると順調に伸び続けていますね。これは②でもあるように、反応率が高いからこそ、うまく拡散しているのだと思います。

 
②2万人規模のページですが、いいね！が300台400台はざら。最も多い投稿で上からいいね！数2, 619、1, 644、1, 611となっています。驚異的な反応率ですよね。※ちなみに引用元はこちら
 

 
では、次から投稿について見ていきたいと思います。
 
その時間帯にジャストな投稿
いつも見事だなと思うのは、時間帯にあわせて働く女子の気持ちにピッタリな投稿が流れてくること。
左が8時台の投稿、右は12時台の投稿

 
15時過ぎの投稿

 
左が19時前の投稿、右が24時前の投稿

 
いかがですか？写真の選定もさることながら、投げかける言葉も絶妙ですよね。そもそもBeautyExchangeはコスメ情報サイトなのですが、今紹介したのはコスメとは関係ないものが多いのです。その他にも「目の保養に」と外人男性モデル（？）の写真が投稿されて「午後もファイトですー！」と書かれていたり。動物の写真が多いのですが、写真のカットもうまくハマるものを選んでいるんですよね。
 
目で見て楽しめる美しい写真
もちろん、コスメまわりの写真も投稿されています。コスメの写真自体キレイなものが多い、ということもありますが、こちらも写真が美しい。目で見て楽しめ、コスメ好きは自然と「あれもいい、これも欲しい」という気持ちになってしまいます。

 
占いにももちろん写真
毎日占いを紹介しているのですが、ここでも写真を必ず入れていますね。

 
この事例は、本当にセンスが良い。写真の選定とちょっとした文章で、ここまで反応率が上がるとは！と思わずご紹介したくなるようなページでした。
テクニック的なところでいうと「時間とターゲットの気分にあわせた投稿をする」なのですが、これもセンスがあってこそ。女性ターゲットでファッション、コスメ系のページに携わっている方にはぜひ実際ページを見てファンになり、流れてくる投稿をみてこの巧さを実感してみることをおススメします。
 
以上、今回は「Facebookプロモーション国内事例集」より、商品の宣伝でも女性ファンの気持ちをグっと掴む！投稿が素敵なFacebookページ事例を2つご紹介しました。ぜひ日々のFacebookページ投稿アイデアの参考になれば幸いです。
 

＜ライター紹介＞
柴　佳織　（Kaori Shiba）

企業のFacebookページのコンサルティングから、解析・運用支援などを行う。また、Facebookマーケティングのライターや講師も務めている。
 
 
・Facebookプロモーション国内事例集 http://fbsample.blog.fc2.com/
・Facebookプロモーション国内事例集（FBページ）https://www.facebook.com/case.japan
・インサイトスコープ 数字から見えるFacebookのムコウ側 http://www.insight-scope.com/

 
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