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2013春ドラマ追跡分析(4):『ラスト・シンデレラ』は萌えているか?『ガリレオ』は燃えるだろうか? 【ソーシャルテレビラボ】

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投稿日: 2013年6月24日

2013春ドラマ追跡分析(4):『ラスト・シンデレラ』は萌えているか?『ガリレオ』は燃えるだろうか?

 

*本記事は「クリエイティブビジネス論」からの寄稿記事です。

 

春ドラマもそれぞれクライマックスを迎え、次々に終わっていく。ドラマ好きとしては寂しいけど、また新しいのも楽しみではある。

さて前回の「2013春ドラマ追跡分析(3):Twitterで抜いたら視聴率も抜くのか?」に続いて分析その4。このシリーズもクライマックスを迎えているよ。前回は視聴率とツイート数の相関性を見てみたけど、今回は放送中のツイートに絞って分析してみよう。

 

ラスト・シンデレラ DVD-BOX

 

このクールは何しろ、『ラスト・シンデレラ』が話題の的だった。視聴率がほとんど上がり続けた。最終回は17.8%となったというから大したものだ。口コミ(ソーシャルだけでなく)が牽引したのはどうやらまちがいなさそうだ。それに加えて録画習慣の変化も関係しているのではないかという推測を“あやとりブログ“にこないだ寄稿した。

 

 

ここでは、『ラスト・シンデレラ』と、ある意味好対照となった『ガリレオ』を前回に続いて取りあげる。

 

 

 

まずはいよいよ最終回の『ガリレオ』。最終回ではなくラス前の第10話のツイート推移を見てみる。最終回に向けてツイートは期待感を持っていたかを見てみたいのだ。

 

『ガリレオ』第10話・放送中ツイート推移

中盤にちょっとした山ができて、最後の方でまた山になっている。これだけ見ると、ツイッターでそれなりに盛り上がったように見えなくもない。ただ、いちばん盛り上がったのはKARAのハラが出てきた時と、土曜プレミアム『ガリレオXX』告知について、である。最後の方では前後編であることに対するものなどだった。

 

一方、『ラスト・シンデレラ』の同じくラス前、第10話の放送中のツイート推移を見てもらう。

『ラスト・シンデレラ』第10話・放送中ツイート推移

こちらは、はっきり最後の方で盛り上がっている。内容も「きゅんきゅん」とか「やばい」とか「泣ける」など気持ちを示すものが多い。

 

しかしこうやってバラバラに見ると、それぞれ盛り上がってるように見えなくもない。そこんとこはっきりさせるために、グラフを重ねてみた。

『ガリレオ』『ラスト・シンデレラ』第10話・放送中ツイート推移

どうだろう?ありゃりゃ?と思えてくるんじゃないかな。

グラフの水準を合わせてみたのだ。絶対数として、同じ基準でグラフにしてある。最後の方ではっきり違いが出ている。ぶっちゃけ、『ラスト・シンデレラ』は最後に向かって盛り上がっているのだ。

 

このちがいをもっとくっきりさせてみよう。ここまでのグラフはどれも、“ツイートの数“で、つぶやきの中身は問わなかった。

このブログではこれまでも何度か”感情分析”を試みてきた。ツイートの中身を「見える化エンジン」という分析ツールにかけてみる。ツイートの中で感情を表明しているものを抽出して割合を出したりしていた。

感情を「好意好感」「高揚興奮」「否定」の3つに分け、それぞれを示す表現を含むつぶやきを抽出するのだ。

そしてドラマについて視聴者が盛り上がる時、とくに「高揚興奮」を示すつぶやきの数が増える傾向がある。そこで先ほどのツイートの中でそれに当たるものを抽出して2つのドラマを比べてみた。

 

『ガリレオ』『ラスト・シンデレラ』第10話・放送中“興奮”ツイート推移

先ほどのツイート件数の推移よりさらに違いが明確になっている。これを見ると、「ガリレオ』の方では、視聴者があんまり“興奮“していないのがよくわかる。一方『ラスト・シンデレラ』ではまさしく視聴者が“興奮“している。『ガリレオ』で唯一盛り上がったのは湯川先生が子供が苦手なことからくるコミカルなシーン。そこだけだ。

 

こうして見ると、『ラスト・シンデレラ』の方は、最終回が楽しみだという反応がツイッターではっきり見受けられた。それが最終回の17.8%となって現れた。

だとすると『ガリレオ』はどうなるのだろう。推して図るべし、というところだが、ひょっとするとこれはひょっとするのかもしれない。『ラスト・シンデレラ』ではラス前が16.1%で最終回が17.8%と大きく上がっている。『ガリレオ』の方はラス前が18.2%だった。すると果たして最終回は・・・?なーんてことを気にしながら、今晩じっくり見てみるといいんじゃないかな?

 

 


 

ソーシャルテレビラボ

SMMLabでは、マスメディアの代表であるテレビが、今後ソーシャルメディアとどのように影響しあうのか、企業のマーケティング活動をどう変えていくのかに注目し、「ソーシャルテレビ推進会議」の公式サイト「ソーシャルテレビラボ」及び、発起人である境 治氏のブログ「クリエイティブビジネス論」からの寄稿記事を、SMM Labが一部編集してご紹介しています。

 

ソーシャルテレビラボ http://socialtv-lab.org
クリエイティブビジネス論 http://sakaiosamu.com/

 

<ライター紹介>

境 治 (Osamu Sakai)

ソーシャルテレビラボ 境 治氏 プロフィール画像

メディア・ストラテジスト。1987年、東京大学を卒業し、広告代理店I&S(現ISBBDO)に入社してコピーライターとなる。92年、TCC(東京コピーライターズクラブ)新人賞を受賞。93年からフリーランスとなりテレビCMからポスターまで幅広く広告制作に携わる。

06年、映像制作会社ロボットに経営企画室長として入社。11年7月からは株式会社ビデオプロモーションでコミュニケーションデザイン室長。この7月から再びフリーランスで活動予定。

著書『テレビは生き残れるのか』
ブログ「クリエイティブビジネス論」:http://sakaiosamu.com/
ツイッターアカウント:@sakaiosamu
メールアドレス:sakaiosamu62@gmail.com

 


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