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「トリプルスクリーン」とは?〜今さら人に聞けないマーケティング用語をおさらい!

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投稿日: 2012年8月8日

「トリプルスクリーン」とは? 日頃の業務で何気なく使っている専門用語。でもその言葉の意味、ちゃんと理解して使っていますか?


ソーシャルメディアマーケティングラボが、なんとなく分かっているつもりでも、実はよくわからなくて「もやもや」 している?!今さら人に聞くのはちょっと恥ずかしい、ウェブマーケティング用語を分かりやすく解説します。



 

用語説明:【トリプルスクリーン】

テレビ、パソコン、モバイルの3つを指し、スクリーンが小さいほど生活者との距離が近いといわれる。マーケティングにおいては、それぞれのスクリーンの特徴を理解した上で施策を立てることが重要とされる。

 

解説

 

テレビの視聴時間は減り、モバイルの視聴時間が増える一方?!


テレビ、パソコンに加え、第三のスクリーンとして「モバイル」の存在感が増しています。

どこへでも持ち歩けるスマートフォンは、まさに24時間365日の「常時接続デバイス」と言われ、その普及とともに、ユーザーが「モバイル」からインターネットにアクセスする時間が、ここ1年で急増しています。

株式会社博報堂DYメディアパートナーズ メディア環境研究所が2012年6月13日に発表した「2012年メディア定点調査」によれば、15歳以上60歳未満の東京地区に住む男女が1日あたりにモバイルからのインターネット接続に費やす時間は、2008年の平均17.7分から2012年には40.4分と2倍以上に増加しています。

この点だけを見ると、ユーザーは「テレビ」や「パソコン」から離れ、「モバイル」に移行しているように見えますが、実はそんなことはありません。

本調査によれば、テレビ視聴時間は2008年も2012年も平均161.4分で同一で、相変わらずモバイルよりも平均4倍近い時間が費やされています。また、パソコンも同様に数年前から大きな変化は見られません。もちろん年代や居住地域により差はありますが、現在でも一番時間が費やされているのは「テレビ」であることに変わりはなさそうです。

つまり、単純に「テレビ」や「パソコン」から「モバイル」へのシフト、という話ではなく、「テレビ」や「パソコン」と「モバイル」を複合的、かつ同時に使うシーンが増えていると言えます。

 

スマートフォンの普及により進む、モバイルの「ながら利用」


博報堂DYグループ・スマートデバイス・ビジネスセンターが2012年5月24日に発表した「全国スマートフォンユーザー1000人調査」によれば、テレビを見ながらスマートフォンを見る人の割合が72.1%(日常的にする33.4%、時々する38.7%)にも達しています。

その際の利用方法はテレビの番組やCMを見ながら、
・「気になったことをスマートフォンで検索する(63.6%)」
・「気になったお店や場所に、スマートフォンで検索して行く(43.4%)」
・「気になったことをスマートフォンからSNSで投稿する(28.6%)」
・「気になったものをスマートフォンで購入する(19.9%)」
だったとのこと。

また、「テレビ」で見たものを「モバイル」で検索したり、ソーシャルメディアで共有する流れだけではなく、「モバイル」や「パソコン」によるソーシャルメディアで話題が盛り上がると、「テレビ」の視聴率に影響するというデータも発表されています。
(データ:http://blog.nielsen.com/nielsenwire/online_mobile/the-relationship-between-social-media-buzz-and-tv-ratings/

参考:テレビを見ながらSNS!テレビ×ソーシャルメディアで生まれる新しい可能性 http://smmlab.jp/?p=3767

 

ネットショッピングは、依然としてパソコンが圧倒的に優勢


また、このように見てくると、「モバイル」が「パソコン」に取って代わり始めている…とも受け取ることができますが、MMD研究所が2012年8月2日に発表した「スマートフォン・PCのネットショッピングに関する利用実態調査」によると、ユーザーのデバイス別ネットショッピング経験は、パソコンが94.2%であるのに対し、スマートフォンは45.5%となり、依然としてパソコンが圧倒的に優勢であることが分かります。

ネットマイルリサーチが2011年11月17日に発表した「スマートフォン、パソコン、フィーチャーフォンの利用実態に関する調査」でも、「パソコン」はショッピングやファイナンスなどで優勢、「モバイル」はSNSやゲームで優勢との結果が出ています。

 

つまり、「モバイル」も「パソコン」の代替になるとは言い切れず、それぞれ利用目的が異なるものであると言えるでしょう。

テレビを見ながら、モバイルで気になる商品を調べたり友達とソーシャルメディアで会話をするけど、実際に購入するのはパソコンから…そんな実態が浮かび上がってきます。

 

マーケティング施策に「トリプルスクリーン」の連動を意識


これらを通して言える事は、企業がマーケティング施策を考える際に、改めてこのようなユーザー行動を把握し、それぞれが「補完」し合えるような最適な形を取れるよう、綿密に設計することが大切ということです。テレビCM、PR、オンライン広告、SEOやLPO、ソーシャルメディア施策などを個別に考えるのではなく、ユーザーがどのようなシーンでどのような行動を取るか、またどのようなデバイスに接点を持ち何に興味を持つか、あらゆるパターンを徹底的に考え抜くことが大切です。

また、今回ご紹介したデータは、あくまでも全体の平均的な傾向です。実際には、年齢、性別や居住地域、職業などによっても、これら「トリプルスクリーン」の利用シーン、使い方は異なってくるでしょう。

スマートフォンの普及による「トリプルスクリーン」の役割の変化を十分認識し、マーケティング施策に組み込むことが、今後ますます重要になることは間違いありません。

 

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イラスト:速瀬 みさき

1993年よりホラー誌デビュー。漫画家として活動しながらエッセイ、イラスト、
デザインなども手掛ける。近著コミックスは、メイド喫茶にバイトで潜入取材漫画。
広告代理店勤務の夫を持ちながらも、マーケティングなにそれ?状態で執筆中!

公式サイト : http://www.nanacom.com/

Facebookページ : http://www.facebook.com/hayase.mi

用語解説:ソーシャルメディアマーケティングラボ

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■関連記事
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