Facebookページでキャンペーンをやったらどんな効果があるの?タイムラインでキャンペーンが出来るようになったらしいけど、アプリで開催するのとどっちがいいの? Facebookページの担当になった新人マーケターのあゆみちゃんと一緒に「キャンペーン」を成功させるポイントについて一緒におさらいしましょう♪

 

Facebookキャンペーン開催のポイント!成功するFacebookページ運用のために知っておきたい関連知識

 
 
 
SMMLabの運営母体であるアライドアーキテクツ株式会社では、Facebookキャンペーン支援アプリ「モニプラ for Facebook」のご提供を通じて、数多くの企業さまのFacebookキャンペーン開催をお手伝いさせていただいています。
そこで今日はFacebookキャンペーンについて、日頃よくお問い合わせをいただくご質問をご紹介しながら、Facebookキャンペーンを成功させるポイントを考えてみたいと思います。
 
 
 

Q. なぜFacebookページでキャンペーンを開催したほうがいいの?

 
Facebookキャンペーンの開催には3つの効果があります。
 

1.バイラル効果で効率的な新規ファン獲得

Facebookページは、集客(ファン獲得)と運用(コミュニケーション)を繰り返しながら、ファンとのエンゲージメントを醸成していくマーケティングツールです。
ご存知の通り、企業がFacebookページで発信した情報は、「いいね!」をしてくれているファンのニュースフィードに表示されることを通じて伝搬していきます。ですから、まずはFacebookページの情報配信の母数として十分な数のファンを獲得しなければ、コミュニケーションを始めることが出来ません。
SMMLabの調べでは、企業やブランドのFacebookページをいいね!する理由として「割引やキャンペーン情報を受け取りたいから」と答えたFacebookユーザーが4割を超えており、キャンペーンはFacebookページにいいね!をする魅力的なきっかけであると言えます。
※第3回Facebookユーザーの企業・ブランドFacebookページ利用実態調査2013
http://smmlab.jp/?p=21748
 
 

2.エンゲージメント率アップでページの交流度向上

Facebookページの各投稿のエンゲージメント率(ファン数に比べて、どれだけのいいね!やコメント、シェアが獲得できているか)の変化を調べたところ、キャンペーン開催前に比べてページの交流度が13%もアップするという結果が出ました。
※【170事例のインサイト分析から分かった!】
Facebookキャンペーンがマーケティング効率を向上させる3つの効果
http://smmlab.jp/?p=15742
 
 

3.クチコミ度アップでリーチ率向上

キャンペーンを開催することによって、ファンのアクションを活性することが出来るので、エッジランクのアップによってリーチを向上し、その後のページ運用がしやすくなります。また、キャンペーン参加者のアクションからクチコミが広がれば、今までリーチ出来ていなかった人にもFacebookページの存在をアピールすることが出来ます。
※ニュースフィードに表示されやすい投稿とは?
http://smmlab.jp/?p=24969
 
 
 
 

Q. キャンペーンを成功させるポイントは?

 
キャンペーンを単に「いいね!」を増やすだけで終わらないようにするには、形式(内容)×賞品×賞品数に工夫して、新規ファンの獲得だけでなくアクティブな既存ファンを増やし、エンゲージメントを高めるきっかけになるような「キャンペーン」設計が重要です。
まずは以下の3点について考えてみて下さい。
 

・そのキャンペーンに参加してもらいたい=Facebookページのファンになってもらいたいのはどんな人か?

何に興味があるのか、どんなものが好きなのか?テーマや賞品をターゲットの嗜好に合わせることで、本当にファンになってもらいたいユーザーに参加してもらえるキャンペーンとなります。
 

・新規ファンを獲得するのか?既存ファンを活性するのか?

新規ファンを獲得するには、参加しやすいように参加条件をゆるくしたり、自社の製品やサービスにこだわり過ぎないテーマや賞品の設定が必要ですが、既存ファンとのコミュニケーションを重視したキャンペーンなら、写真投稿や賞品レビューなどのアクションを参加条件にしたり、新製品を賞品にするのを検討してみるのも良いでしょう。
また、Facebookページの立ち上げ期には、気軽に参加出来るアンケートや懸賞プレゼントでファンを獲得し、その後、ファンとともに楽しむコンテンツとしてカキコミやフォトコンテストを開催するなど、Facebookページの成長ステージにあわせて、キャンペーンのタイプを使い分けることが重要です。
 

・キャンペーン後のコミュニケーションをどうするのか?

新規ファンの獲得を目的にしたキャンペーン後は、まだFacebookページの内容に興味・関心が低いユーザーが多い状態になっていますから、そのままにしておくとファンとして定着してもらえませんし、リーチが下がってしまう原因になります。沢山の参加者を獲得したキャンペーンの後こそ、ページの投稿が大切になるので、キャンペーンの設計と合わせて考えておくと良いでしょう。
※本当に恐いのは、ファンの解除ではなくリーチ減少!
Facebookでファンを急激に集客する前後に注意したいこと
http://smmlab.jp/?p=20929
一方、既存ファンの活性を狙った場合は、キャンペーンによって集まった画像などのコンテンツを上手く利用したコミュニケーションも考えておきましょう。ファンによって生成されたコンテンツを大切にすることで、Facebookページをコミニティーとして成長させることが出来ます。
※【ヒント満載!】ファン生成コンテンツを上手く活用しているFacebookページ15選
http://smmlab.jp/?p=15260
 
 
 

Q. Facebookページのタイムライン上でもキャンペーンが出来るようになったけど、アプリを使うのとどっちがいいの?

 
8月末にFacebookが発表したプロモーションガイドラインの改訂により、企業の運営するFacebookページは、アプリを使わずにタイムライン上で懸賞やコンテストキャンペーンを開催できるようになりました。
※【Facebookプロモーションガイドライン改訂まとめ】
Facebookキャンペーンを激変させる5つの変更点
http://smmlab.jp/?p=24519
 
Facebookページ上で簡単にコンテストや懸賞が行えるようになったことは、ファンを楽しませエンゲージメントを高める方法が増えたということですが、Facebookページの機能のみでは出来ることが限られますし、多くの参加者を集めるには投稿のリーチを広げるためのFacebook広告が必要です。
また、参加者の管理や当選者の選定、個人情報の取得などは、これまでのようにアプリを使った方が効果・効率が良い場合も少なくありません。
Facebookページ上での開催とアプリの利用には、以下のようにそれぞれメリット・デメリットがあります。
 

Facebookページ上での開催メリット

・早くて簡単に開催出来る
・ニュースフィードにながれる
・投稿を宣伝することで広範なユーザーにアピール出来る
・投稿へのコメントやいいね!を参加条件に出来るので、エッジランクの向上が期待できる
 

Facebookページ上での開催デメリット

・拡散させるためには広告が必要
・参加者の管理や当選者の選定、個人情報の取得が難しく、セキュリティ上の不安がある
 
 

アプリを利用するメリット

・ブランドにあわせて多様にカスタマイズ出来る
・パーソナライズした体験を提供できる
・ユーザーのデータが収集ができる
 

アプリを利用するデメリット

・開発費や外注費などの費用がかかる
・企画、制作などに時間がかかる
・開催後のコミュニケーションが乏しいと交流度が下がり、リーチが低下する
 
こうしたメリット・デメリットを比較検討し、キャンペーンの目的によって使い分けたり、併用すると良いと思います。
例えば、アプリでのキャンペーンの賞品をタイムラインで募集したり、投票コンテストの候補作品を募集するなど、連動したキャンペーン設計も可能ですね。
また、キャンペーンで投稿へのいいね!やコメントが使えるようになったことを活かして、さらに盛り上げるアイディアも考えられます。例えば……
 
・タイムライン投稿へのいいね!でキャンペーンの当選数アップ
キャンペーン期間中、指定投稿のいいね!数に応じて、プレゼント数が増加!みんなでいいね!をして、プレゼントを増やそう!!
・キャンペーン開催中にタイムライン投稿へのアクションでWチャンス(1)
キャンペーン開催中に、指定されたFacebookページの投稿にいいね!をしてくれた方の中から抽選で●名様にWチャンスで豪華賞品!!
・キャンペーン開催中にタイムライン投稿へのアクションでWチャンス(2)
キャンペーン開催中に投稿される5つの投稿にすべていいね!をした方の中から抽選で●名様にWチャンスで豪華賞品!!
・キャンペーン開催中にタイムライン投稿へのアクションでWチャンス(3)
キャンペーン開催中に投稿される3つのクイズの答えをFacebookページにメッセージで投稿していただいた方の中から抽選で●名様にWチャンスで豪華賞品!!
 
このように、Facebookでのルールが緩和されたことで、キャンペーン企画の自由度が高くなり、色々なアイディアでファンを楽しませることが出来るようになりました。
 
「日々の投稿によってファンとの継続的な関係を作りつつ、キャンペーンで盛り上げて関与度を高め、エンゲージメントを深める」
こうした運用を続けることで、Facebookページを単に生活者と繋がる場から、熱量が高く積極的に関与してくれるファンのコミュニティーに成長させていくことが出来るでしょう。そうすれば、Facebookページのファンはきっと、強力なサポーターになってくれるはずです。
もし、Facebookキャンペーンの開催について、困っていることや悩んでいることがありましたら、ぜひお気軽にSMMLabにご相談下さい
 
 
■参考記事
・集めたいターゲットに響く! Facebookキャンペーン設計の4つのポイント
http://smmlab.jp/?p=20612
・ワンステップ上を目指す!Facebookページを「コミュニティ」として進化させるための5つのC
http://smmlab.jp/?p=12096
・1, 480件の実施データから分かった最新Facebookキャンペーンの傾向と成功ポイント
http://smmlab.jp/?p=11930
・【実例データ検証!】150件以上のFacebookキャンペーンから分かった!
目的とステージに合わせた実施ポイント
http://smmlab.jp/?p=9552
・Facebookページのタイムライン化でキャンペーンアプリは終わるのか?
http://smmlab.jp/?p=5950
 
 
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イラスト:速瀬 みさき
1993年よりホラー誌デビュー。漫画家として活動しながら
エッセイ、イラスト、デザインなども手掛け、
現在は自身のFacebookページも運用中!
公式サイト : http://www.nanacom.com/
Facebookページ : http://www.facebook.com/hayase.m
テキスト執筆:ソーシャルメディアマーケティングラボ
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