Facebook利用ユーザー数や利用者層、また企業によるマーケティング活用状況など、Facebookにまつわる最新データがわかるリンク集をまとめてご紹介します。
こんにちは、SMM Labの小川です。
先日月間アクティブユーザー数が、全世界で9億人を超えたと発表されたFacebook。ここで改めて、世界及び日本におけるFacebook利用状況について振り返ってみたいと思います。
また、各ネットメディア等から発表されているデータやランキングをピックアップ、各国別Facebook利用者数や、人気のFacebookページランキングなど、「知りたいデータ」にすぐアクセスできるよう、本記事の最後にリンク集としてまとめました。ぜひご活用ください!
Facebookから発表された全世界での利用に関する最新データ
先日4月21日、Facebookは、アメリカ証券取引委員会に提出したS-1上場申請書改訂版の中で、全世界でのFacebook利用に関する最新データを明らかにしました。
・2012年3月31日時点で、9億100万人のマンスリーアクティブユーザーがおり、昨年2011年3月31日時点のマンスリーアクティブユーザー6億8000万人と比較して33%成長
・2012年3月の月間平均で、1日あたり5億2, 600万人のデイリーアクティブユーザーがおり、昨年2011年3月の月間平均デイリーアクティブユーザー3億7, 200万人と比較して41%成長
・2012年3月中、Facebookをモバイルから利用したマンスリーアクティブユーザーは4億8, 800万人(全体の54%)
・2012年3月31日時点で、友だち関係の総数は1250億以上
・2012年第一四半期における、1日当たり平均の「いいね+コメント」の総数は32億
・毎日3億枚以上の写真がアップロードされている
参考記事:Tech Crunch / Facebookの全ユーザーは9億人突破、モバイルは5億人―上場申請書改訂版を提出
大陸別 Facebook利用の最新データ
次に、大陸別の利用データを見てみます。「利用者数」で見ると、ヨーロッパ、アメリカ、アジアが互角の状況となっていますが、「普及率(=Penetration)」でみると、アメリカ、オーストラリア・オセアニアが群を抜いており、一方でアジアは低いことが分かります。
データ参照元:socialbakers 2012.4.23時点(Facebook発表のデータと若干のずれがあるため、多少の時間差が生じていると思われる)http://www.socialbakers.com/countries/continents
尚、上記は人口における「普及率」ですが、これを「15歳以上の職場・家でインターネットを利用する層」における「普及率」にすると、一気に数字が変わることが分かります。こちらは、上記のデータと別の調査会社によるデータであり、また調査対象ユーザーの規模や層についてなどの前提が明らかになっていないため、一概に比較はできませんが、少なくとも「人口」における普及率だけでなく、「実際のインターネット利用者層」における普及率、という観点も持っておく必要があるでしょう。
データ参照元:ComScore 2012.2.1発表 Facebook Shows Strong Growth Over Past Five Years http://www.comscoredatamine.com/2012/02/facebook-shows-strong-growth-over-past-five-years/
国別 Facebook利用の最新データ
以下は、国別利用者数ランキングです。上位20位の中に、アジアからは2位・インド、4位・インドネシア、8位・フィリピン、16位・タイ、17位・マレーシア、18位・台湾の6か国が入っています。尚、日本は23位となっています。
データ参照元:socialbakers 2012.4.23時点(Facebook発表のデータと若干のずれがあるため、多少の時間差が生じていると思われる) http://www.socialbakers.com/facebook-statistics/
日本におけるFacebook利用の最新データ
2012年3月16日に開催されたfMC Tokyoにて、Facebookのカントリーグロースマネージャーである児玉太郎氏により、月間ログイン利用者数が1, 000万を超えたことが明らかにされています。
参考記事:Tech Crunch Facebookの日本のログインユーザー数は1000万、社員採用も本格化
SMM Lab 【fMC Tokyo 2012レポート】Facebookが目指すマーケティングの本質とは?(2)
日本におけるFacebook利用の規模感を、他のSNSと比較したものとして分かりやすいのが、ネットレイティングス社発表のデータを用い、in the Looopsにて毎月まとめられている「最新ニールセン調査」。以下の表から、月間訪問者数はmixiやTwitterをしのいでFacebookが最も多いことが分かります。
データ参照元:in the Looop mixi, Twitter, Facebook, Google+, Linkedin 2012年3月最新ニールセン調査 http://media.looops.net/saito/2012/04/24/nielsen_201203/
*このデータはWindows PCのみからの訪問者数であることに注意が必要(スマートフォンやフィーチャーフォンからの訪問者数を含んでいない)。また、非会員の訪問も含むため、アクティブユーザー数とは一致しない。
日本におけるFacebook利用者の性別は、男性55%、女性45%となっています。
データ参照元:socialbakers http://www.socialbakers.com/facebook-statistics/japan
年齢別で見ると、25-34歳が35%と最も多く、35-44歳、18-24歳がそれぞれ23%と続いています。この3つの層(18-44歳)で8割を占めているという状況です。
データ参照元:socialbakers http://www.socialbakers.com/facebook-statistics/japan
尚、過去3ヶ月の年代別利用者増加数を見ると、25-34歳が大きく伸びていることが分かります。
データ参照元:socialbakers http://www.socialbakers.com/facebook-statistics/japan
地域別では、やはり東京が圧倒的な割合を占めており、他にも神奈川県や大阪府、愛知県、福岡県など大都市の割合が多い状況になっています。しかしながら、過去3ヶ月の増加率を見ると、富山県や愛媛県、山形県など、地方の県での上昇も目立つようです。
データ参照元:2012.4.5付 ソーシャルメディア集客ラボ 増加率は富山県が228%でトップ!Facebookの都道府県別ユーザーデータ2012年4月版 http://smslab.kaupon.jp/archives/2449.html
*このデータは「Facebook広告配信画面」を元にまとめられたもので、必ずしもFacebookから発表されている数値と一致しているわけではないようです。
日本におけるFacebookページ活用の最新データ
現在日本においても、企業によるページから、NPO等の団体、個人によるページまで、様々なFacebookページが開設されています。ファン数が多いページは、やはりその内容や運営を参考にしたいページが多くあります。ぜひチェックして自身のFacebookページ運用に活かすとよいでしょう。
現在の、日本におけるFacebookページ「ファン数」TOP10は以下の通りとなります。
データ参照元:fbrank.main.jp 日本語Facebookページ(ファンページ)ランキング http://fbrank.main.jp/
*2012.5.7最新データに更新
その中でも「企業」のFacebookページにおける「ファン数」TOPは以下の通りです。
データ参照元:facenavi Facebook 企業/ブランド 日本語公式ページ ベスト200 http://facebook.boo.jp/featured-company
尚、2011年11月にWebマーケティング研究会が、東証一部上場企業1, 666社を対象に行った調査によると、Facebookページを少なくとも1つ以上保有する東証一部上場企業は245社あり、保有率は14.7%、平均ファン数は19, 692だったとのこと。
業種は小売業(18.4%)、情報・通信(17.1%)、サービス業(10.6%)の順、また業種別保有率は情報・通信が42.4%でトップ、以下空運業(33.3%)、小売業(30.4%)、サービス業(27.4%)の順。鉄鋼、金属製品など7業種では保有する企業はなく、保有率はゼロだそうです。
データ参照元:「Facebookページの実態調査2011・企業編」調査結果 http://www.webdbm.jp/2012/02/facebook2011-7f.html
Facebook関連データが分かるサイトまとめ
最後に、今回ブログ記事内でもご紹介しました「Facebookの利用者状況・¥企業によるFacebookページ活用状況の把握に役立つサイト」のリンク集をまとめます。
■socialbakers http://www.socialbakers.com/
アメリカのソーシャルメディア解析サービス提供会社socialbakersのサイトでは、Facebookに関する様々な統計データを無料で公開している。国別、ページ別、ブランド別等様々なカテゴリーのランキングを参照することができる。Facebookページのランキングを紹介する項目では、それぞれのページへのリンクも挿入されているため、各国のFacebookページファン数上位にランクインするサイトを参考にしたい時などに、非常に便利に活用できる。また、Facebook以外にも、Twitter、Google+、Linkdein、YouTubeのデータも公開している。
■ComScore 「Facebook」関連データ http://www.comscoredatamine.com/tag/facebook/
アメリカのデータ測定・解析サービス提供会社ComScoreのサイトでは、世界各国におけるインターネット利用やソーシャルメディア利用等に関する、様々な独自の調査結果が公表されている。上記でご紹介のページは、多くの調査の中から「Facebook」というタグのついたページである。
■in the Looop 最新ニールセン調査 http://media.looops.net/trends/audience-rating/
ソーシャルメディアを中心としたコンサルティングやシステム開発等を行う株式会社ループス・コミュニケーションズが提供しているメディア”in the Looop”では、毎月ニールセンより発表されるデータをまとめて、「最新ニールセン調査」として公表している。この調査内では、日本国内における主要SNSの利用者数や訪問時間等の推移をみることができ、定期的にチェックすることで日本におけるSNS利用の概要を把握できる。上記でご紹介のページは、「インターネット視聴率」」のカテゴリー。
■ソーシャルメディア集客ラボ Facebookの都道府県別ユーザーデータ http://smslab.kaupon.jp/archives/2449.html
キラメックス株式会社が運営するクーポン共同購入サイト「KAUPON」が提供しているメディア”ソーシャルメディア集客ラボ”では、2012年1月より、3カ月ごとの都道府県別ユーザーデータをまとめて発表している。「Facebook広告」で表示される数値をもとにした統計データのため、実際のFacebook利用者データとは多少異なる可能性があるが、都道府県別の利用状況を把握するのに役立つ。
■fbrank.main.jp 日本語Facebookページランキング http://fbrank.main.jp/
日本におけるFacebookページファン数ランキングが閲覧できる。会社・団体、ビジネス、コンサルタント、コミュニティのほか、健康・美容、ホテル、キャラクターなど、かなり細かいカテゴリー毎に、Facebookページのファン数ランキングを見ることができる。
■facenavi Facebook 企業/ブランド 日本語公式ページ ベスト200 http://facebook.boo.jp/featured-company
日本における企業/ブランドFacebookページのファン数、話題にした人数、話題にした割合数の200位までのランキングを閲覧できる。その他にも、日本における企業・ブランドのTwitterアカウント、YouTubeチャンネルにおける登録者数等のランキングもまとめて発表されている。
■ガイドラインに準拠したFacebookキャンペーンが簡単に開催出来る!
実績豊富なFacebookキャンペーンアプリなら「モニプラファンアプリ」
http://fan-app.monipla.jp/
■参考記事
・最新データから分かった!ファン候補を見つけてエンゲージするための5つのヒント
http://smmlab.jp/?p=7226
Facebook利用に関する最新データがわかるリンク集まとめ
2012.05.02
2020.04.03
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