Facebookページの投稿を使った広告の活用方法とポイントをご紹介します。


 
Facebookページのいいね!
 
こんにちは、SMMLab ゲストライターの柴です。Facebookページの運用は手間がかかるものですよね。続けていくなかでリーチが減ってきたり、反応が思うように得られなかったりすると、気持ちが折れそうになることもあるかもしれません。しかし、そこでFacebook活用を諦めるのはもったいないのです。
今回はFacebookページ運用だけでなく、サイト誘導やコンバージョン獲得にも活用できる投稿の広告についてご説明します。
 

投稿の広告の活用法

今回ご紹介するのはFacebookページの投稿を広告として使用するタイプの広告です。投稿に広告をかけることによって、より多くのターゲットに対して投稿を届けることができる投稿の広告ですが、その先には大きく2つの活用法があります。Facebookページの活性化と、コンバージョン目的も含めた外部サイトへの誘導です。
前者のFacebookページの活性化は、投稿に対して「いいね!」やコメント、シェアなどの反応を得ることによる効果です。例えばオーガニックだけでは投稿が届かなくなってしまったファンに、広告を使って投稿を届けてみましょう。投稿へ反応してもらえれば、ファンとの距離が縮まって投稿が届きやすい状態になる可能性があります。
後者の外部サイトへの誘導については、その先のコンバージョン獲得も含めての話です。現在、投稿は「ウェブサイトへのアクセスを増やす」「ウェブサイトでのコンバージョンを増やす」ことを目的とした広告にも使用できるようになっています。
広告の目的を選択

▲広告の目的を選択する画面

これらの広告は、目的に設定したアクションを取る可能性が最も高いユーザーに広告を表示できる仕組みになっています。「広告を作成」欄で「既存の投稿を使用」を選択し「既存のページ投稿を選択」から広告に使用したい投稿を選びましょう。

コンバージョン広告作成画面▲「ウェブサイトでのコンバージョンを増やす」広告の作成画面。

これで投稿の広告も、サイト誘導やコンバージョン獲得といった目的に最適化されたユーザーに表示されるようになります。
次からは、それぞれの活用法についてポイントをご紹介していきます。
 

ファンに投稿を届ける場合はタイミングに注意

Facebookページ活性化を目的としてFacebookページのファンに投稿を届ける際は、広告出稿のタイミングに注意しましょう。
投稿と同時に広告をスタートし、一気に多くの人から反応を得ることができれば、投稿のリーチに勢いがつくでしょう。ですから、シェアなどの大きく反応が期待できる場合は同時スタートでもよいかもしれません。
しかしそれでは、本来お金をかけずに投稿を届けることができたファンへの表示も課金対象になる可能性があります。広告費用を節約したいのであれば、オーガニックでリーチしきってから広告を出稿しましょう。一般的に投稿の寿命は約3時間と言われています。最初は自力でリーチ数を稼ぎ、3時間経過した後に届けられなかったファンにリーチすれば、効率的に広告費を使用することができるのです。
 

外部サイトへの誘導等には非公開投稿もおすすめ

広告用に投稿を作成する際、場合によってはFacebookページに公開したくないということもあるでしょう。同じ目的の広告でも、ターゲットによって異なるクリエイティブを用意して出稿し分けたいときなどです。同じような投稿を何度もしてしまうと、ファンにとってはうるさいでしょう。
そんなときは、非公開投稿を作成することをおすすめします。パワーエディタの「ページの投稿」の「投稿の作成」を使えば、非公開の投稿を作成することができます。
パワーエディタによる投稿作成
広告の作成に進む前に、予め投稿を作成しておくとようにしましょう。

目的にあった活用を

広告の種類によってフォーマットも異なります。投稿は色々な見せ方ができるので、広告のなかでは表現の自由度が高いほうでしょう。ただFacebook広告も数年前に比べると「できること」が増えたぶん、広告の種類や機能もかなり複雑化してきています。
Facebook広告の種類や設定についてどのようなものがあるのかを知ったうえで、目的にあわせて選択し広告を作成していくようにしましょう。
 


<ライター紹介>
柴 佳織 (Kaori Shiba)

企業のFacebookページのコンサルティングから、解析・運用支援などを行う。また、Facebookマーケティングのライターや講師も務めている。
 
・Facebookプロモーション国内事例集 http://fbsample.blog.fc2.com/
・Facebookプロモーション国内事例集(FBページ)https://www.facebook.com/case.japan