先日開催された、「ソーシャルメディアマーケティングセミナー」において、米国Digital Media Strategies, LLC代表織田浩一氏のケーススタディで取り上げられた欧米の最新SMM事例を織田氏のご好意によりご紹介させていただきます。
 一般的にはあまり知られていない中小規模の企業によるリアルなSMM事例をご参考ください。
DB004.jpg【David’s Bridal オンラインブライダルショップ】
URL:http://www.davidsbridal.com
期間: 2009年1月11日~2月23日
キャンペーン目的:
オンラインでの販促活動によりターゲットとする結婚年齢女性層の間で「結婚式の権威」となるブランドの構築。
キャンペーン内容:
「One Love:この人が世界で唯一の結婚相手」をテーマに参加者が「唯一の人」と感じた瞬間のストーリーを、同社のアクセサリーやドレスを使いながら、テンプレートで作成。閲覧ユーザーからの投票で選ばれたカップルには、理想の結婚式をプレゼントをするというコンテストキャンペーン。
David's Bridal002.jpg
 このキャンペーンでは、『Brickfish』http://www.brickfish.com/というソーシャルメディアマーケティングプラットフォームを活用。
 キャンペーン参加者がブログやSNSへ自分の作ったコンテンツを簡単に送れる仕組みを提供。自分に投票してもらいたいというモチベーションで積極的に知人に紹介するため、トラフィックが増え、また閲覧者から参加者への転換が発生しクチコミ化した。
 また、広告主はリアルタイムで、話題がどのように広がっているか、どの都市で広がっているか、どのブログ・SNSプラットフォームで広がっているかなどを見ることができるため、さらなるキャンペーン構築や最適化を検討できた。
 6週間で1, 800以上のカップルが参加し、各参加者が平均12分費やして作成したコンテンツが、MySpace, Facebook, myYearbook, hi5, Tagged, LiveJounalなどのSNSやブログを通して紹介され、最終的には約180万人がなんらかの形でこのキャンペーンに触れた。
このキャンペーンにより、「David’s Bridal」はショッピングサイトへのトラフィックを
約2倍に増やすことに成功した。
=========================================================================
《織田(おりた) 浩一氏 プロフィール》
 デジタル・メディア・ストラテジーズ社代表。ブログ・メルマガAd Innovator編集長。
アメリカ西海岸シアトルを本拠地とし、欧米における新規広告・メディアテクノロジー調査、新しいサービスモデルの調査、業界トレンド調査、企業提携の交渉代行、社内研修・セミナーなどコンサルティング業務を日本の大手広告会社、インタラクティブエージェンシー、メディア会社、調査会社、コンサルティング会社、大手商社、大手メーカーなどに提供している。また、欧米の最新広告・メディア情報に関するブログ・メルマガ「Ad Innovator-広告の近未来」も運営中。
http://www.adinnovator.com