いよいよサッカーのワールドカップブラジル大会が、日本時間6月13日に開幕します。オリンピックと並ぶ世界的なスポーツイベントとあって、企業のマーケティングも盛り上がってきました。

 
サッカーワールドカップブラジル大会開幕直前!グッとくる企業動画6選
 
中でもサッカーというスポーツの持つ魅力を、企業メッセージと上手く融合させたブランディング動画に力を入れる企業も多く、見応えのある作品が生まれています。
今回は観るだけでワールドカップへの期待が高まる企業動画をご紹介します!
 
 
 

公開後わずか1日で120万回以上再生されたショートフィルム

Beats by Dre “The Game Before The Game”


最近アップルが買収したことで話題となったヘッドホンブランドのBeatsが公開したショートフィルム。ブラジル代表のスーパースタープレーヤー、ネイマールへの「息子よ、走れ!これが人生最後の日だと思って」という父親のメッセージが感動的です。
 
 
 

国立競技場最後の日に1日限定で放送された香川真司選手の半生

キリン企業CM 「応援する者」篇


日本代表としてワールドカップに出場する香川選手の半生を“応援”をテーマに振り返る演出と、「人は、出会ったすべての人に応援されている」というメッセージが感動を呼び、YouTubeでの再生回数は50万回を超えています。
 
 
 

「勝負服」を身にまとった“SAMURAI BLUE”が語る!

Alfred Dunhill  “Play to Win – Yasuhito Endo”


サッカー日本代表『SAMURAI BLUE』のオフィシャルスーツを提供しているアルフレッド・ダンヒル(Alfred dunhill)は、日本代表3選手(山口蛍選手、清武弘嗣選手、遠藤保仁選手)のインタビュー動画を公開。「Dress to win(勝負服)」のコンセプトに合わせて、ワールドカップへの意気込みが語られ、“SAMURAI BLUE”という名を背負う強い決意が伝わってきます。
 
 
 

老若男女誰もがボールひとつで楽しめるサッカーの魅力を凝縮

McDonald’s “McDonald’s GOL! FIFA World Cup – Brasil 2014”


お茶目な少年たちや、電動車椅子に乗った老人、ヒールを履いた女性などが次々に華麗なボールさばきを披露する光景は流石サッカーの聖地ブラジル。ボールひとつで誰もが楽しめるサッカーの魅力が詰まっていて、ワールドカップへの期待感を更に高めてくれます。
 
 
 

世界を旅したサッカーボールが見たものとは?

adidas Football “brazuca Around The World: Trailer”


1970年以降FIFAワールドカップの歴代公式球を制作してきたアディダスは、ブラジル大会の公式球である「ブラズーカ」(「ブラジル人の誇り」という意味)に360度カメラを6つ取り付け、「ブラズーカム」として世界中を旅させました。ブラジル、メキシコ、アメリカ、スペイン、ドイツ、イギリス、ロシア、日本で撮影された「ブラズーカム」の動画は360度カメラの面白さと、世界中で共通する「サッカーに対する熱い想い」を映し出しています。
日本編はこちら

 
 
 

隠されたストーリーを探す仕掛けが楽しいインタラクティブ動画

Pepsi “Now Is What You Make It – Pepsi 2014 #FutbolNow”


HTML5のWebアプリ”interlude”で制作されたインタラクティブ・ビデオで、動画上に置いたカーソルの矢印がアイコンに変化した時にクリックすると、隠されているストーリーが再生されるというものです。ただ観るだけでなく、視聴者からのアクションも期待できることから、今後こうしたインタラクティブな広告動画はますます増えていくものと思われます。
この動画はペプシにとって過去最大級規模でのキャンペーンの一部であり、この他にも「Kinect」を用いたインタラクティブ自動販売機など、テクノロジーを活用したユニークな施策を展開しています。

 
 
しかし、実はペプシはワールドカップ(FIFA)の公式スポンサーではありません。そのためこれらのキャンペーンは、「アンブッシュマーケティング」※にならないように細心の注意が払われているようです。
※「アンブッシュ」は待ち伏せの意で、オリンピックやワールドカップなどの国際的なイベントにおいて、公式スポンサー契約を結んでいない企業や個人が無断でロゴなどを使用したり、会場内や周辺で便乗して行う宣伝活動のこと。
 
 
いかがでしたでしょうか? どれも単なる広告に留まらず、ワールドカップを世界中の人と一緒に楽しもうという「想い」が込められていて、観る人の琴線に触れるのではないでしょうか?
ワールドカップが開幕すると今度はリアルタイム・マーケティングで、ビッチの外でも熱い戦いが繰り広げられそうですね。
 
 
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