年々市場規模を拡大するネット広告において、Facebookが「広告媒体」としての価値を急激に高めています。そこでSMMLabでは、今「あらためて知っておきたい」Facebook広告に関する情報を、短期集中連載としてお届けしています!今回は広告効果向上のために知っておきたい「ターゲティング」機能についてです。

 
使いこなせばFacebook広告の効果が更にアップ!知っておきたい3つのターゲティング機能
 
こんにちは、アライドアーキテクツ株式会社第三事業本部の伊藤、木下です。
Facebook広告が優れているのは、前回の記事(Facebook広告を出すなら今!Facebookが広告媒体として魅力的な3つの理由 )でご紹介した広告媒体としての優位性だけでなく、その広告効果を向上させるために、高度な「ターゲティング」機能が用意されている点です。そこで今回は、Facebook広告のターゲティングがなぜ優れているのか?どんなターゲティング機能があるのかを、まとめてご紹介します。
 
 

従来型オンライン広告のターゲティング精度は業界平均27%

 
リスティング広告やディスプレイ広告といった従来のオンライン広告手法では、ターゲットを指定した広告を配信するためには、PCやスマートフォンなど各デバイス毎に付与されるCookie IDを活用し、どのようなサイトにユーザーが訪問しているかというデータを取得します。そのため、訪問しているサイトが女性の主婦が好みそうなサイトが多ければ「女性、30代〜40代」、車やバイクに関連したサイトへの訪問が多ければ「車、バイク好き」といった情報が、ターゲティングの材料となります。
 
しかし、Cookie IDで取得出来る情報はあくまで訪問しているサイトに限られるため、ターゲットにしている人が対象となるカテゴリのサイトに良く訪問するからといって、具体的な年齢や性別といったデモグラフィック情報はおろか、そのカテゴリに対して興味関心があるかも定かではありません。
その結果、オンライン広告のターゲティング精度はあまり高くなく、指定したターゲットにリーチ出来る精度は平均27%といわれています。
 
従来型オンライン広告のターゲティング精度は業界平均27%
 
 

実名を活用したFacebook広告のターゲティング精度は驚きの91%

 
一方Facebookでは、実名を基本としたユーザーの登録情報をターゲティングに活用します。そのためターゲティング設定における的中精度が非常に高く、90%を超えるといわれています。
参考記事:Facebook広告初心者向け!
獲得単価をぐっと下げるFacebook広告4つのチェックポイント
http://smmlab.jp/?p=33277
加えて、Facebook広告には広告効果を上げるために、更に精緻にターゲティング出来る3つの機能が用意されています。
 
 

広告効果を更に向上させる3つの高度なターゲティング機能

 

(1)コアオーディエンス

コアオーディエンスとは、一般的な地域、年齢、性別だけではなく、「趣味・関心」や「地域」、「行動」といった軸でターゲティングが出来る機能です。
例えば、ゲームのインストールを目的とした広告を配信する際には、「ゲーム」に興味・関心があり「熱心にゲームをする」といった「行動」をターゲティングすることで、より広告効果を上げることができます。
 
Facebook広告のコアオーディエンス機能
 
 

(2)カスタムオーディエンス/ウェブサイトカスタムオーディエンス

カスタムオーディエンスはメールアドレス、電話番号といった自社が保有する顧客情報と、Facebookに登録されている情報を照合することで、既存顧客に対してターゲティングを行なうことを可能にする機能です。
新商品の告知や自社会員向けのキャンペーンなど、メールでは反応がない休眠ユーザーを掘り起こすCRMの一環として利用することができます。
 
Facebook広告のカスタムオーディエンス機能
 
また、ウェブサイトカスタムオーディエンスを使えば、自社のウェブサイトに訪問したユーザーや、資料請求を行ったユーザーに対して、再度ターゲティングを行い本登録を促すアプローチを行なうといった、リマーケティングが可能です。
 
Facebook広告のウェブサイトカスタムオーディエンス機能
 
参考記事:除外も可能!自社サイトに訪問した人にFacebook上で広告を出す方法
~カスタムオーディエンスを使ったリターゲティング広告~
http://smmlab.jp/?p=37370
 
 

(3)類似オーディエンス

自社の既存顧客などのCRMデータを活用し、自社の保有するデータに類似したユーザーに広告を配信することが出来る機能です。
例えば、カメラの広告を配信するとき、自社で所有する購入データを基に「類似拡張」を行なうことで、自社の購入ユーザーと同じような傾向を持つ人や、同じような商品を購入した人をターゲティングして広告配信することが出来ます。
 
つまり、「カメラ」系のファンページにいいねしていないユーザーや、カメラに興味はあるけれどまだ購入していないユーザーといった潜在的な層にもリーチすることが可能です。そのため、直接的な広告効果だけではなく、広告がリーチする母数を増やすことができます。
 
Facebook広告の類似オーディエンス機能
 
参考記事:カスタムオーディエンスをフル活用するための10のアイディア!
成功するFacebookページ運用のために知っておきたい関連知識
http://smmlab.jp/?p=26397
 
 
以上、3つのターゲティング機能を活用することで、既存ユーザーへの再アプローチから新規顧客候補の獲得まで、様々なマーケティングニーズに応じた広告を配信することが出来るのです。
Facebook広告を始めてみたが中々効果が上がらない、自社のCRMの効果が徐々に落ちている、というような方は、是非一度試してみてはいかがでしょうか。目的に合わせた具体的なターゲティング方法については、ぜひお気軽にご相談ください!
 


<ライター紹介>
アライドアーキテクツ株式会社 第三事業本部
伊藤 仁哉(Jinya Ito)
 
 
 
伊藤 仁哉(Jinya Ito)
 
木下 達也(Tatsuya Kinoshita)
 
 
木下 達也(Tatsuya Kinoshita)
 
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