「Facebookページから、予約、問合せ、購入、アプリダウンロードなどに誘導したい」そんな時に使える機能が追加されました。
今回は、CTA(コールトゥーアクション)ボタンの活用方法から、実装方法、注意点まで解説していきます。

 
*本記事は「Rex(レッキス)-ソーシャルメディアマーケティング情報サイト-」からの転載です。
 
FacebookページにCTA(コールトゥーアクション)ボタンをつけて問合や売上を増やそう
 


 
 
 

FacebookページのCTA(コールトゥーアクション)ボタンとは

 
Facebookページからアプリやウェブサイトに利用者を誘導するボタンです。
ボタンには以下の種類があります。
・予約する
・お問い合わせ
・アプリを利用
・ゲームをプレイ
・購入する
・Facebookに登録
・動画を見る
 
Facebookページのファーストビューという目立つ位置に固定できること、
直接任意のページへ飛ばせることが大きなメリットです。

 
 
 

CTA(コールトゥーアクション)ボタンの活用方法

 
 
色々なボタンがあるので、Facebookページによって使い方は様々です。ここでは、活用方法の一部をご紹介します。
 

1.予約する、お問い合わせ

サイトの予約画面やお問い合わせ画面に直接リンクすることで、管理を一元化できます。
これまでもメッセージで、予約や問合せを受けることは可能でした。しかし、管理が煩雑化するため、メッセージ機能をオフにしている企業も多かったのです。
 

2.アプリを利用、ゲームをプレイ

直接アプリのダウンロードページへリンクしましょう。PCとモバイルで別ページへリンクするだけでなく、iOSとAndroidでも別々に設定することができます。
 

3.購入する

直接商品を販売するサイトにリンクしましょう。ただ、問題は何を「購入する」のかが不明瞭なことです。
商品が単一なら問題ないのですが、複数種類あるとユーザーが困惑しますよね。そこで、カバー写真をうまく使って何を「購入する」のかを明示しましょう。以下のように宣伝してもよいでしょう。
Facebookページ コールトゥアクションボタン例
 

4.動画を見る

企業や商品を説明するコーポレートムービーから、拡散したい面白動画まで。今アピールしていきたい動画にリンクしましょう。

 
 
 

実装方法

 
どんな用途で使うかを考えたら、ボタンを実装していきましょう。
 
Facebookページで「コールトゥーアクションを作成」をクリックします。
Facebookページで「コールトゥーアクションを作成」
 
 
ウィンドウが立ち上がるので、ボタンの種類を選択し、リンク先のURLを入力します。
FacebookページCTAボタンの種類を選択し、リンク先のURLを入力
 
 
iPhoneまたはiPadでボタンがタップされた時のリンク先をウェブサイトとアプリから選択します。
FacebookページCTAボタン設定:iPhoneまたはiPadでボタンがタップされた時のリンク先をウェブサイトとアプリから選択
 
 
なお、アプリを選択した場合はディープリンクURLを追加する必要があります。
FacebookページCTAボタン設定:アプリを選択した場合はディープリンクURLを追加する必要あり
 
 
同様に、Androidデバイスでボタンがタップされた時のリンク先もウェブサイトとアプリから選択します。完了したら「作成」ボタンを押しましょう。
FacebookページCTAボタン設定:iPhoneまたはiPadでボタンがタップされた時のリンク先をウェブサイトとアプリから選択
 
 
コールトゥーアクションボタンが生成されました。
FacebookページCTAボタン設定:コールトゥーアクションボタンが生成されました。

 
 
 

効果測定と注意事項

 
コールトゥーアクションボタンを実装した後は、どれだけクリックされたかをFacebookページから確認することができます。
コールトゥーアクションボタンを実装した後は、どれだけクリックされたかをFacebookページから確認することができます。
 
しかし、計測はあくまでもクリックまでであることに注意しましょう。問合せや購入まで結びついたのか否かは、サイトに導入しているアクセス解析ツールで計測することになります。
そのことを見越して、設定するURLにはパラメータなどを付与し識別できる状態にしておく必要があります。
 
また、ボタンが正しくリンクしているかのチェックや、編集、削除などはボタンのプルダウンから実行することができます。
ボタンが正しくリンクしているかのチェックや、編集、削除などはボタンのプルダウンから実行することができます

 
 
 

誰向けかを考えて

 
なお、一度Facebookページのファンになってしまっている人は、ほとんどFacebookページのタイムラインを訪れることがないとも言われています。
そのため、今回のボタンはどちらかというと初めてFacebookページに来る人むけのものになると想定されるのではないでしょうか。
色々な種類のボタンがあって迷うかもしれませんが、誰に何をしてもらうためのボタンかをしっかり考えると自ずと活用方法も絞られてくるはずですよ。うまく活用して、問合や売上の増加につながていきましょう。
 
 


<ライター紹介>
柴 佳織 (Kaori Shiba)
企業のFacebookページのコンサルティングから、解析・運用支援などを行う。また、Facebookマーケティングのライターや講師も務めている。
 
 
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