(2020年3月6日情報更新)
Twitterで行うキャンペーンとして今注目を集めているのが、Twitterのオートリプライ(自動返信)ツールを利用して行われるインスタントウィン型のキャンペーンです。参加ユーザーのリツイートやハッシュタグツイートに対して自動で返信をし、その場で当落を通知することができるこのキャンペーン。果たして得られる成果とは?どんな活用法があるのか?
今回は、様々な工夫によって成果をあげている、秀逸なインスタントウィン型キャンペーンの事例をご紹介していきます!

Twitter インスタントウィン キャンペーン 事例

Twitterインスタントウィンキャンペーンとは?

Twitterインスタントウィンキャンペーンとは、Twitter上で行う「当選がすぐに分かる」キャンペーン形式のことです。キャンペーンの主な流れは以下の通り。
Twitter インスタントウィン キャンペーン
インスタントウィン型のキャンペーンは企業の公式アカウントをフォローし、「RT」や「指定のハッシュタグをつけたツイート」をするだけで気軽に参加ができます。キャンペーンページへの誘導や登録などの必要がなく、Twitter上で完結するために参加障壁が非常に低い、参加しやすいキャンペーンの形式であると言えます。
さらに、その場で当選・落選が分かり、リツイートを活用する場合は毎日キャンペーンに参加することができるのも大きな特徴です。ユーザーが繰り返しキャンペーンに参加することで、実施企業は届けたいコンテンツのリーチを最大化することができます。
また、インスタントウィンキャンペーンの実施には、オートリプライ(自動返信)ツールを使用しますので、抽選、当選発表・DMでの当選連絡も自動化され、キャンペーン運用リソースの大幅削減にもつながります。
 
インスタントウィンキャンペーンについてさらに知りたい方はこちら
【認知拡大・集客に圧倒的な成果!】Twitterインスタントウィンキャンペーンとは?機能詳細&成功のポイントを事例で解説
 
それでは早速、どんな活用法があるのか活用ポイント別に事例をご紹介していきます。
 

活用法1:シンプルで分かりやすいキャンペーンで拡散&認知獲得

事例① クラシエフーズ公式(@Kracie_foods

まずはじめにご紹介するのは、「甘栗むいちゃいました」「フリスク」などのロングセラー商品から、「ねるねるねるね」「ヨーロピアンシュガーコーン」などバラエティ豊かな食品のブランドを展開するクラシエフーズの公式Twitterアカウント「クラシエフーズ公式(@kracie_foods)」で行われたインスタントウィンキャンペーンです。
Twitter インスタントウィン クラシエフーズ
クラシエフーズのキャンペーンイメージ。同社製品を使ったルーレット動画はユーザーにとってわかりやすく、気軽な参加を促すことができた。
同社のキャンペーンでは、拡散させるコンテンツにルーレット形式の動画を採用。企画意図がわかりやすいクリエイティブを使い、ユーザーがキャンペーンに気軽に参加できることを追求しました。また、ルーレットには商品画像が使われ、外れた人にも同社のバラエティ豊かな商品群を知ってもらい、楽しんでもらえる工夫もされています。実際落選したユーザーからも「この商品もクラシエの商品だったの?」といったリアクションが届いたそうです。
結果として、1ヶ月でおよそ25万人がキャンペーンに参加。キャンペーン後もフォロー解除が発生せず、同社の商品に対して興味・愛着をもつターゲット層とTwitter上にて継続的な繋がりをもつことに成功しています。
「クラシエフーズ」の事例について詳しく知りたい方はこちら
【1ヶ月で累計25万人が参加!】クラシエフーズ Twitterプロモーションで「echoes」を利用してTwitter上での大規模リーチを実現
 

活用法2:面白いクリエイティブ×キャンペーンでの掛け合わせで大きな話題に!

事例② 花王エッセンシャル公式(@essential_jp

続いてご紹介するのは、大手化学メーカー花王株式会社の展開するヘアケアブランド「エッセンシャル」の公式Twitterアカウント「花王エッセンシャル公式(@essential_jp)」で行われたインスタントウィンキャンペーンです。同キャンペーンでは、人気アニメ声優の野沢雅子さんをナレーションに起用したユニークな動画クリエイティブが使われました。
花王エッセンシャル Twitter インスタントウィン
花王エッセンシャル公式のキャンペーンツイート。「朝の支度時間を短縮してくれる仕上がりのシャンプー&リンス」という商品メリットをユニークな動画を通じて訴求した。
商品のメリットをストレートなメッセージではなく企画性の高い動画に落とし込んだコンテンツを作った同社。
企画の話題性のみでコンテンツを拡散させるのは、最終的には「実際にやってみないと分からない」といった不確定要素がありますが、本件は、キャンペーンの仕組みを利用し、着実にコンテンツを拡散させることに成功している事例です。
 

事例③ ハウス食品グループ(@housefoods_now

「バーモンドカレー」や「とんがりコーン」「フルーチェ」など、お馴染みの商品を数多く販売する大手食品メーカー、ハウス食品グループ本社株式会社の公式Twitterアカウント「ハウス食品グループ(@housefoos_now)」でも、インスタントウィンキャンペーンが実施されました。
Twitter インスタントウィン ハウス食品
ハウス食品グループのキャンペーンツイート。人気のSNS漫画家のイラストを使用し、Twitter上で受け入れられやすいコンテンツを拡散させた。
同キャンペーンでは、クリエイティブに人気のSNS漫画家とコラボしたイラストをもとにした動画を使用し、リツイートすることで漫画の続きが返信される仕掛けで多くのユーザーの興味をひきつけました。
Twitter文脈にのっとったコンテンツと、キャンペーンの仕組みのかけあわせによって、拡散を最大化させています。
 

活用法3:インセンティブを工夫してプロモーションを成功させる

事例④ マクドナルド(@McDonaldsJapan

ユニークなキャンペーンやTwitterを使ったプロモーションでもしばしば話題となる大手ファストフードチェーン、日本マクドナルド。
そんな同社が公式Twitterアカウント「マクドナルド(@McDonaldsJapan)」で行ったインスタントウィンキャンペーンの1つが「RTであたる‼︎防眠ナゲット(ベル型)」キャンペーンです。
Twitter インスタントウィン マクドナルド
日本マクドナルドのキャンペーンツイート。ナゲット型の防眠ベルというユニークなグッズをインセンティブに用い、Twitterユーザーの興味をひきつけた。
こちらは、対象ツイートのリツイートで参加できるオーソドックスなインスタントウィンキャンペーンですが、キャンペーンで当たるインセンティブを工夫。プロモーション対象の「メガ辛スパイシーチキンマックナゲット」の商品コンセプトである「目が覚めるような辛さ」にかけ、目を醒ますためのメッセージが入ったナゲット型のベルをインセンティブにしました。
Twitterならではとも言える、ユーザーにツッコむ隙を与えるようなインセンティブが、よりユーザーの興味をひきつけるキャンペーンにしています。
 

事例⑤ デニーズ公式(@Dennys_PR

株式会社セブン&アイ・フードシステムズが運営する大手外食チェーン「Denny’s(デニーズ)」の公式Twitterアカウント「デニーズ公式(@Dennys_PR)」で2019年春に行われたインスタントウィンキャンペーンでも、インセンティブに工夫がみられます。
Twitter インスタントウィン デニーズ
同キャンペーンは当選すれば「ハンバーグが45円で食べられる消し込み型のクーポン」が、落選しても「50円引きの画像クーポン」が当たるという仕掛けで行われました。
デニーズの看板メニューのハンバーグが45円で食べられるというインパクトと、外れてもクーポンがもらえるというお得さもあり、キャンペーンはTwitter上で話題化。総リツイート数20万リツイートを達成し、また当選者の68%が店舗にてクーポンを利用しました。このように、インスタントウィンキャンペーンでは、インセンティブの工夫によって実店舗への送客を実現することも可能です。
デニーズの事例についてもっと知りたい方はこちら
【従来比9倍の成果!】大手外食チェーン「デニーズ(Denny’s)」 春の集客プロモーションにTwitterプロモーションツール「echoes Coupon」を活用、キャンペーン当選ユーザーの68%の店舗送客を実現!
 

活用法4:ゲーム性のある面白い企画でユーザーとのコミュニケーション活性化

事例⑥ Pepsi(ペプシ)(@pepsi_jpn

ペプシコーラの日本国内Twitterアカウント「Pepsi(@pepsi_jpn)」で行われたインスタントウィンキャンペーンでは、同製品のCMキャラクターも務めるプロサッカー選手本田圭佑選手が登場したクリエイティブを採用しました。
「#本田とじゃんけん」と題した同キャンペーンは、「勝負強さに定評がある本田選手はじゃんけんも強いのか」というテーマのもと、ユーザーが本田選手とじゃんけん勝負をするというもの。
ユーザーは本田選手を相手に「グー」「チョキ」「パー」のうちどれを出すかを、ハッシュタグで選択してツイートすることができ、ゲーム性のある企画でユーザーを楽しませる工夫がされています。
ペプシ Twitter インスタントウィン
ペプシコーラのキャンペーンツイート。本田選手がじゃんけんをする動画の下に「グー」「チョキ」「パー」どれを出すかを選ぶことができるハッシュタグツイートが設定された。
本田選手の知名度・キャラクターともマッチして話題となったこのキャンペーン。インスタントウィンキャンペーンでは、このようにフォロワーとのコミュニケーション活性化を促すことも可能です。
 

活用法5:複数アカウントで連携して、キャンペーン効果を最大化

事例⑦ 森永乳業PARM(パルム)公式(@parm_icecream

同一のキャンペーンを複数のアカウントで行い、効果の最大化をはかることもできます。
その事例の1つが森永乳業株式会社のアイスクリーム「PARM」の公式Twitterアカウント「森永乳業PARM(パルム)公式(@parm_icecream)で行われた「COOL MATCHA フォロー&リツイートキャンペーン」です。
森永乳業は「PARM」のアカウントと同時に「pino(ピノ)/森永乳業(@morinaga_pino)」、「森永乳業@もーりー(@morinaga_milk_)」、「MOW(モウ)/森永乳業(@mow_ice)」の3つの公式アカウントでも、同様のキャンペーンを実施しました。
Twitter インスタントウィン 森永
森永乳業PARM(パルム)公式アカウントのキャンペーンツイート。複数ブランドで行うことで新商品の統一コンセプトを伝え、拡散を最大化することができる。
4つのアカウントを連携してキャンペーンを実施することで、複数ブランドの新商品にある統一コンセプト「COOL MATCHA」をユーザーへ訴求。また、複数のアカウントでの参加を促すことで、より多くのリツイートが発生するため、効果的な拡散にもつながるキャンペーンです。
 

事例⑧ ガスト【公式】(@gusto_official @jona_official @bamiyan_CP

大手飲食チェーン・すかいらーくグループの「ガスト【公式】(@gusto_official)」でも、同グループの「ジョナサン【公式】(@jona_official)」と「バーミヤン【公式】(bamiyan_CP)」の2つのアカウントとの連携を促す施策を行っています。
「ガスト【公式】アカウント」のキャンペーンで外れたユーザーには落選画面にて「バーミヤン【公式】」のアカウントでのキャンペーンを案内し、「バーミヤン【公式】」のキャンペーンで外れたユーザーには落選画面にて「ジョナサン【公式】」のアカウントでのキャンペーンを案内・・・といったように、それぞれのアカウントを回遊させるような仕組みとなっています。
Twitter インスタントウィン すかいらーく
すかいらーく3店舗の公式アカウントを連携させて行われたアカウント。フォロワーへ複数アカウントのフォローを促すこともできる。
これによって、Wチャンス・トリプルチャンスを設け、顧客の満足度をあげながら、他のアカウントへの送客する流れが形成されました。
同社のなかにある「グループの店舗をニーズに応じて回遊してもらいたい」という思想をTwitterで体現している施策であるといえます。
この事例について詳しく知りたい方はこちら
【リツイート数が通常キャンペーンの約10倍に!】すかいらーくホールディングスが実践する「ユーザー参加型Twitterキャンペーン」の裏側
 

活用法6:企画を工夫すれば、キャンペーンを通してブランディングも実現できる

事例⑨ 三井住友カード(@smcc_card

三井住友カード株式会社の公式Twitterアカウント「三井住友カード(@smcc_card)では「#スーパー楽しいアカウントへの道キャンペーン」と題したインスタントウィンキャンペーンが実施されました。
金融系の企業に対する堅いイメージを払拭するような親しみのあるキャンペーン設計が特徴的な同キャンペーン。公式アカウントの紹介でも「ゆる〜く発信します」と書かれていることから、同社のTwitter上でのコミュニケーションコンセプトがうかがえます。
Twitter インスタントウィン 三井住友カード
このように、日々のツイートと、キャンペーンの仕組みをうまく組み合わせることによって、ユーザーとのライトなコミュニケーションや親しみのあるブランドイメージの構築も、効率的に行うことが可能です。
 

事例⑩ Honda(@Honda

最後にご紹介するのは、大手自動車メーカーHondaのグローバルアカウント「Honda(@Honda)」で2015年に行われたキャンペーンの事例です。
Hondaは、歳末セールを盛り上げるための企画「Happy Honda Days」の一貫として、公式Twitterアカウント上でインスタントウィン企画を実施しました。
このキャンペーンではリツイートしたユーザーに歳末を盛り上げる新車やアマゾンギフトカードなど、豪華なインセンティブを用意。ただし、通常のインスタントウィンキャンペーンと異なったのはユーザーが1リツイートするたびに、小児腫瘍疾患者へ向けた慈善団体Pediatric Brain Tumor Foundationに1ドル(約100円)がホンダから寄付されるという点でした。

クリスマス時期にもマッチした企画で話題となり、目標額の10万ドル寄付も早々に達成。ソーシャルライクな企画で、ユーザーのブランドへの好意度向上にも寄与した結果となりました。
このように、海外にはキャンペーンを通してブランドの好意度をあげることに成功している事例もあります。

インスタントウィンキャンペーン実施上の注意事項

最後に実際にTwitterインスタントウィンキャンペーンを実施する際の注意事項を4つご紹介します。

①ツール契約:「Twitter社への利用申請」が承諾されているオートリプライツールを利用

大前提として、インスタントウィンキャンペーンの実施には「当落結果を自動返信する機能(オートリプライ機能)」の利用が必須です。 Twitterの開発に関する規約により、オートリプライ機能を利用するキャンペーンを実施する際には、事前にTwitter社への利用申請が承諾されているオートリプライツールを利用する必要があります。

②事前申請:Twitter社への申請期間に要注意、余裕をもってキャンペーンを準備

Twitterリミット」という規約で、Twitterアカウントには1日の投稿数・リプライ数の上限が定められています。
キャンペーン実施の際、参加者へ送る当選結果のリプライ数やDM(ダイレクトメッセージ)数が上限に達する可能性があるため、事前にTwitter社に「リプライ数およびDM数の上限を引き上げる申請」が必要です。
Twitter社への申請後、承認を得るまでに時間がかかる場合があります。キャンペーン開始1ヵ月前までには申請を行うことが望ましいでしょう。

③インセンティブ:当選者数>キャンペーンツイート数になるように設計

インスタントウィンキャンペーンを「毎日でも参加できる形式」で開催した場合、キャンペーン期間中の合計の当選者数がキャンペーン開催日数(ツイート数)を下回ると、当選が全く出ないツイートが発生します(1ツイートあたり最低でも1人は当選が出る状態にすることが必要)。参加者に不利益が生じることを防ぐため、また景品表示法の不当表示に違反しないためにも「当選者数>キャンペーン日数」にする必要があります。

④クリエイティブ:Twitter社の規約・ルールに則ったキャンペーンツイート、リプライ、DMを準備

Twitterルールとポリシー一般的なガイドラインとポリシーを確認し、ルールに則ったキャンペーンツイート、リプライ、DMにする必要があります。ルールを逸脱した場合、アカウントの投稿が制限されるなどの可能性があります。インスタントウィンキャンペーンは、「自動的に行われるプロセス」が含まれているため、「自動化」に関するTwitter社の規約に特に注意が必要です。
キャンペーンの実施についてのガイドライン
 
こちらで詳しくインスタントウィンキャンペーン実施上の注意事項を紹介しています。
Twitterインスタントウィンキャンペーンに特有!実施上の4つの注意事項
 
いかがでしたか?
今回は活用ポイント別にインスタントウィンキャンペーンの事例をご紹介しました。
各企業、自動返信(オートリプライ)ツールによるインスタントウィンキャンペーンを活用し、コンテンツや企画、インセンティブの設計などの工夫によって多種多様な成果を発揮していますね。
ぜひ今後のTwitterアカウント運用のヒントにしてみてください!
 
●Twitterキャンペーン事例に興味がある方はこちらからご覧ください
Twitterプロモーション厳選事例集
【2019年最新版】Twitterプロモーション厳選事例8選