今起きている”ソーシャル”の波に、企業はどのように対応していけばよいのか?、アライドアーキテクツの想いをお伝えします。
ソーシャルメディアマーケティングラボをお読みいただいている皆様へ


いつもソーシャルメディアマーケティングラボをお読みいただき、ありがとうございます。運営元のアライドアーキテクツ株式会社代表の中村です。
今回はいつもと趣向を変えて少し弊社の目指す未来のことをお話しさせてください。
ソーシャルメディアマーケティングラボは、ソーシャルメディアに“企業”の立場で関わる方々に寄り添い、交流を深める事ができる“拠り所”を作りたいという想いで、2011年夏に立ち上げました。同じ悩みを持つ人たちが、情報共有を通じて、共に「ソーシャル」時代に向き合う術を学んでいく、そんなコミュニケーションの場にしたいと考えています。
この半年間ソーシャルメディアマーケティングラボの活動を行う中で、皆様のソーシャルメディアに対する「関心度」の高さを実感する一方で、「不安」や「戸惑い」を抱いている方が、まだまだ少なくないことも感じています。それは、ソーシャル時代に入って、企業のマーケティング活動が、大きな構造変化の時期を迎えているからではないでしょうか。
 

「枠」から「場所」へ 企業も会話への参加が求められる時代



テレビ・ラジオや紙媒体、屋外からインターネット広告まで、基本的に広告には「枠」という概念があり、その「枠」をいかに効果的に使うかというのが、今までのメインテーマでした。
イメージは以下のような図です。

ところがソーシャルメディアは、「枠」がメインではありません。勿論、Facebook広告やTwitterバナーのような広告枠はありますが、本質は人々が会話している「場所」です。
図にすると以下のような感覚です。

ソーシャルメディアという「場所」で会話を楽しんでいる人々の中に、企業が今まで「枠」という概念で、黙って見せることができた感覚のままプラカードを持って「ジャジャーーン、企業でーす!」と登場するのが “KY(空気読めない)” なのは、容易に想像できますよね。
しかし、人々がより多くの時間をソーシャルメディアの中で消費するようになってきている今、企業も壁の「枠」にはめられた絵のままでいるのではなく、その会話に参加し支持される存在になることが必要なのではないでしょうか。
 

ソーシャルメディアで企業が人気者になるには?



上図の、人々が会話している場所を公園に例えると、スペースを提供しているのはFacebookですが、他には特に何があるわけではありません。人々は「会話」を楽しんでいるのです。会話の作法や順序は知識として準備したとしても、やはり“企業”が丸腰でこうしたソーシャルユーザーの会話に入っていくのは、少し気が引けますよね。
そんな時は、名刺代わりのような試供品や割引クーポンが詰まったカゴを持っていったら、会話のきっかけになるはずです。また、もう一歩進んで企業だからこそ提供できるすべり台やブランコ等の楽しいアトラクションを作ってみることが効果的になってきます。自然に人々が集まってきて、会話や体験の共有が出来るようになるのではないでしょうか。
弊社がご提供しているプラットフォームツール「モニプラ」は、みんなに試供品が配れるようなカゴや人気のあるすべり台やブランコの原型を用意したり、楽しい事を探している人たちが集まる広場をご用意することで、企業の会話参加とアトラクション構築を支援したいという思いで開発しました。
ソーシャルメディアという公園の中で、「モニプラ」を使って、サンプリングをしたり、フォトコンテストを開催したり、スピードくじが引けたりというアトラクションを開催することで、企業の方々にも公園の人々との会話を楽しんでいただきたいと思っています。
 

少しサービス紹介

 
さて、最後に……
弊社の「モニプラ」は今まで、Facebookという公園、ブログという公園でご利用いただいておりましたが、この度mixiという公園でも皆様のお手伝いをさせていただくこととなりました。
mixiページのプロモーション支援プラットフォームサービスの提供を開始:
http://www.aainc.co.jp/news-release/2012/00278.html
現在、早速コイケヤさんに導入頂いております。
http://p.mixi.jp/koikeya
 
また、日本のソーシャルメディアの中核を担う3つのプラットフォームに対して、企業とユーザーのコミュニケーション支援のアプリケーションをご提供させていただく、新たなチャレンジへの決意表明として、サービスロゴを変更しました。

いかがでしょうか?
企業とユーザーが直接繋がり、会話をすることで、企業は様々な気付きを得、ユーザーは顔の見える企業の商品やサービスを安心して利用できる社会の実現。それを、私たちがご支援していきたいという意志を込め、二者が繋がるイメージや絆をイメージしてデザインしました。

また、さらにロゴマークを並べると、「綱」や「縄」を想起させるデザインになります。企業と人が作る小さな「つながり」が繋がり合うことで、さらに強固な「つながり」を社会に生み出していきたいという想いを込めています。
「モニプラ」ロゴリニューアルに関するお知らせ:ttp://www.aainc.co.jp/news-release/2012/00277.html
 
「ソーシャルメディアの力をすべての人と企業に」という事業コンセプトの下、皆様の「ソーシャルメディアマーケティング」の良きパートナーとなれるよう、より一層、精進してまいります。
また、様々な知見やノウハウ、ケーススタディを共有し、皆様と一緒に学び続けられればと考えております。そして、ソーシャルメディアマーケティングラボが、ソーシャルメディアに取り組む勇気の一助となれば幸いです。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
アライドアーキテクツ株式会社
代表取締役社長 中村壮秀