日本でのユーザー数が2200万人を超え、都市部ではかなり一般的に普及してきたように思われるFacebookですが、地方での普及率はどうなっているのでしょう?都道府県別のユーザー数とおおよその普及率をまとめてみました。
こんにちは、SMMLabの藤田です。
先日公開した「5大ソーシャルメディアのユーザー数まとめ!Facebook、Twitter、LINE、Google+、YouTube」に大変多くの反響をいただいたのですが、その中で「Facebookは地方でどのくらいつかわれているのか?」というご質問をいただきました。
そこで今回は、地方での活用も進み、地域限定の施策なども増えてきている今、各都道府県でどのくらいFacebookが使われているのかを調べてみました。
まずは、法定人口、10歳以上推定ネット利用者数、Facebook利用者数が比較できるようにグラフにまとめました。
■都道府県別Facebook利用者数グラフ
●各調査データの概要
・Facebook利用者数
=2014年5月20日時点におけるFacebook広告配信管理画面の地域限定での推定リーチ数
※2013年6月よりFacebookの広告ツールによる推定リーチ数が概数表示となっています。
参考:Facebookではどのようにしてターゲット設定した場所にいる人を特定いるか?
人の位置は、その人物が自分のタイムラインで表明し、IP (インターネットプロトコル)アドレスで検証された場所となります。 Facebookでは、人が表明した位置情報が正確かどうかをその人の友達の位置情報からも追加検証します
Facebook ヘルプセンター
https://www.facebook.com/help/133609753380850
・法定人口
5年に1度行われる国勢調査による数字。今回は2010年調べのもの。
・住民基本台帳による人口数
Facebookの利用が13歳以上のため、10歳以下を排除
・インターネット人口普及率
総務省発表の平成25年版情報通信白書による2013年末の数値
・10歳以上推定ネット利用者数
住民基本台帳による10歳以上人口からインターネット人口普及率を用いて計算
(1)法定人口順データ
(2)Facebook利用者数順データ
(3)推定ネット人口比Facebook利用率順データ
概況ポイント
Facebook利用者数 TOP10
1 東京都 3, 800, 000
2 神奈川県 1, 760, 000
3 大阪府 1, 740, 000
4 愛知県 1, 240, 000
5 千葉県 1, 120, 000
6 福岡県 980, 000
7 兵庫県 900, 000
8 北海道 840, 000
9 埼玉県 820, 000
10 静岡県 580, 000
・関東、東海、関西エリアと福岡、北海道でFacebook利用者が多い
2013年末インターネット人口普及率 TOP10
1 東京都 87.3%
2 神奈川県 87%
3 大阪府 82.1%
4 滋賀県 81.7%
5 広島県 81.1%
6 千葉県 81%
7 福岡県 80.7%
8 愛知県 80.5%
9 奈良県 80.2%
10 埼玉県 80%
・滋賀、広島、奈良のインターネット人口普及率が意外と高い
・東北、九州、四国のインターネット人口普及率が低い
推定ネット人口比Facebook利用率 TOP10
1 東京都 37.2%
2 京都府 29.5%
3 沖縄県 29.1%
4 長崎県 27.4%
5 大阪府 26.7%
6 福岡県 26.5%
7 神奈川県 24.9%
8 千葉県 24.6%
9 鹿児島県 24.3%
10 宮崎県 24.0%
・1位の東京ではネット利用者の3人に1人がFacebookを利用している
・人口、ネット普及率から見ると沖縄のFacebook利用率が傑出して高い
・一方、茨城、埼玉はインターネット利用は進んでおり、Facebook利用者数も多いながら、比率でみると意外と低い
・東北はインターネット人口普及率、Facebook利用者数、Facebook利用率すべてで低め
いかがでしたでしょうか?今回の調査では、日本全体での10歳以上のインターネット利用者におけるFacebook利用率は23.8%となり、インターネットを利用する人の4人に1人がFacebookを利用していることがわかりました。
今回10歳以上のインターネット利用者数とFacebook利用者数を合わせてみることで、意外と使われている、使われていないといった、各都道府県でのFacebook利用の状況がより詳しく見えたのではないでしょうか。
O2Oに限らずネットとリアルを上手く連携させる必要がある施策においては、当該エリアでのFacebook利用がどのくらい進んでいるかを考慮に入れておく必要があるかと思いますので、ぜひご参考ください。
※ただし、この調査はFacebookの広告配信のためのデータを参考にしていますので、広告配信の推定リーチ数算出方法による概算であることをご了承ください。
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