2022年総まとめ・参考にしたいSNSキャンペーン事例14選

今回は2022年に実施されたSNSキャンペーンの中からおすすめの事例を、プラットフォーム別にご紹介。ポイントを解説しました。

おすすめの資料

Twitterキャンペーン事例10選

参考にしたいSNSキャンペーン目的別事例集

2022年総まとめ!参考にしたい各企業のSNSキャンペーンを目的別に資料にまとめました。掲載アカウント:ほっかほっか亭・DECO HOME(ニトリ)・ロゼットなど…

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Twitterのキャンペーン事例

①ユニークなインセンティブで話題化|東映公式【関西】

撮影で使用された大怪獣(の表皮)というユニークなインセンティブで、ファンの心をつかんだキャンペーンを行なったのは東映公式【関西】(@Toei_kansai)のTwitterアカウントです。
このキャンペーンは、映画「大怪獣のあとしまつ」の公開を記念したプロモーションのひとつ。大怪獣が倒れた後の「あとしまつ」を請け負った主人公たちの様子を描いたストーリーになぞらえ、撮影で使用された大怪獣の表皮をインセンティブにフォロー&リツイートキャンペーンを行いました。
映画の内容に合った遊び心のあるキャンペーンで、多くの特撮ファンに注目された事例です。

<キャンペーン参加方法>
①東映公式【関西】(@Toei_kansai)をフォロー
②キャンペーン対象ツイートをリツイート

<ここがポイント>

  • 遊び心のあるインセンティブで注目を集める
  • 映画の内容に沿った企画で作品をPR

②キャンペーンを使ってアンケートへ集客|デジホ第一生命グループ

キャンペーンによって得られる成果は様々です。デジホ第一生命グループ(@digiho_d)では、キャンペーンの応募条件を「アンケートへの回答」にすることで、Twitterのフォロー&RTキャンペーンからユーザー調査を行いました。

そもそもTwitterには、趣味や興味関心を軸としてアカウントのフォローが生まれるという傾向があるため、キャンペーンに参加したアカウントのフォロワーもキャンペーンに関心を抱く可能性が高いと推察されます。そのためキャンペーンツイートのリツイートを促すことで、自動的に親和性の高いユーザーをアンケートへ集客することにもつながるのです。

<キャンペーン参加方法>
①デジホ第一生命グループ(@digiho_d)をフォロー
②キャンペーン対象ツイートをリツイート
③ツイートに記載されているリンクからアンケートに回答

<ここがポイント>

  • リツイートキャンペーンを利用することで、アンケートツイートを拡散
  • アンケートに親和性の高いユーザーにアプローチして効率的に集客

おさらいしたい!Twitterマーケティングを行う時のポイントを解説
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事例③RTキャンペーンで帰宅後の手洗い&消毒を励行|ビオレu公式

2022年は新型コロナウイルスの流行の後から、旅行などコロナ以前の生活が少しづつ戻り始めた1年でした。そんななかビオレu公式のTwitterアカウント(@bioreu_jp)で実施されたのが「#ビオレと桃鉄_きれいな手で日本の夏を楽しもうキャンペーン」です。

このキャンペーンは、アカウントをフォローし、キャンペーン対象ツイートをリツイートして参加するシンプルなもの。キャンペーン対象ツイートのクリエイティブでは「お出かけ先では消毒&お家に帰ったら手洗いを忘れずにね!」というメッセージが添えられており、キャンペーンツイートを拡散させることで消毒と手洗いを励行。時勢にあったキャンペーン設計をしている事例です。

<キャンペーン参加方法>
①ビオレu公式のTwitterアカウント(@bioreu_jp)をフォロー
②キャンペーン対象ツイートをリツイート

<ここがポイント>

  • 参加しやすいシンプルなフォーマットでメッセージを拡散
  • 時勢にあった内容でブランディングにもつながる

事例④「商品を見つけた」ハッシュタグでWチャンス|アース製薬株式会社

アース製薬株式会社のTwitterアカウント(@EarthOfficialJP)が実施したのは、人気アニメとのコラボ商品PRを目的としたフォロー&RTキャンペーン。このキャンペーンでは通常のキャンペーン応募に加え、「#鬼滅の刃モンダミンここでみつけた」または「 #鬼滅の刃バスロマンここでみつけた」をつけ、コラボ商品を見かけた場所(お店)をコメントして応募できるWチャンスが設定されています。

この仕組みのおかげで、投稿を見て限定コラボ商品を買い求めたいと思ったユーザーに対して商品が購入できる場所を知らせることもでき、購買促進につながります。引用リツイートではなく、キャンペーンツイートにコメントの形で書いてもらうことで、わざわざハッシュタグ検索をしなくても商品が置いてある場所がわかるようになっていることもポイントです。

<キャンペーン参加方法>
①アース製薬株式会社のTwitterアカウント(@EarthOfficialJP)をフォロー
②キャンペーン対象ツイートをリツイート
③「#鬼滅の刃モンダミンをここでみつけた」「#鬼滅の刃バスロマンをここでみつけた」をつけてコメントすると、Wチャンス

<ここがポイント>

  • Wチャンスを設定して積極的なキャンペーン参加を促す
  • 商品を見かけた場所がリプライに蓄積され、販売促進にも

Twitterのハッシュタグキャンペーンに焦点を当てた最新事例はこちらから確認できます。
【2023年度向け】Twitterハッシュタグキャンペーン成功事例10選!ハッシュタグツイート生成のポイントとは?

事例⑤謎解き出題でキャンペーン参加者を楽しませる|サッポロポテト公式

毎日参加できる形式のフォロー&リツイートキャンペーンのクリエイティブを工夫し、参加ユーザーに飽きさせないキャンペーンを行なったのはサッポロポテト公式のTwitterアカウント(@CalbeeSapporoCP)です。
この「受験生応援!クイズ王考案の謎解きおやつ部キャンペーン」では、リツイート対象ツイートのクリエイティブに謎解きクイズを利用。謎解きは日替わりでツイートされるのでユーザーを飽きさせることなく、満足度の高いキャンペーンが実現しました。

<キャンペーン参加方法>
①サッポロポテト公式のTwitterアカウント(@CalbeeSapporoCP)をフォロー
②キャンペーン対象ツイートをリツイート

<ここがポイント>

  • 謎解きクイズの出題でユーザーを楽しませる
  • クリエイティブは日替わりで飽きさせない工夫

Instagramのキャンペーン事例

事例⑥お花見キャンペーンでUGCを生み出す|ハリボー グミ / HARIBO

お花見をテーマに、商品とユーザーの楽しいUGCを生み出したのが、ハリボーグミ/HARIBO(@haribojapan)が実施した「ハリボーお花見キャンペーン」です。
このキャンペーンはアカウントをフォローし、投稿にいいねをすれば参加できる簡単なもの。しかし、ハッシュタグ「#ハリボーお花見キャンペーン」をつけて、桜と一緒に商品を撮影して投稿すると当選確率がアップする仕組みとなっています。

ハッシュタグ投稿をキャンペーン参加条件ではなく、当選確率アップのためのものとすることで、キャンペーンに参加するハードルを下げたまま、熱量の高いユーザーからのUGCを生成することに成功している事例です。

<キャンペーン参加方法>
①ハリボーグミ/HARIBO(@haribojapan)のアカウントをフォロー
②キャンペーン対象投稿にいいねをして応募
③「#ハリボーお花見キャンペーン」をつけて桜と一緒に商品を撮影して投稿すると当選確率アップ

<ここがポイント>

  • 投稿にいいねするだけのシンプルな参加方法でキャンペーン参加を最大化
  • 当選確率アップ条件に設定したハッシュタグ投稿でUGCも生成

事例⑦キャンペーンで「体験」をプレゼント|ドミノ・ピザ公式

キャンペーンのインセンティブで「体験」をプレゼントしたのはドミノ・ピザ公式(@dominos_jp)のInstagramアカウントです。
このキャンペーンは、公式アカウントをフォローし、キャンペーン対象ツイートにコメントをすると応募が完了。当選すると、ドミノピザの産直ピザ作り体験への参加する権利が当たります。夏休みの自由研究を兼ねるというメッセージによって、子供の自由研究にお困りの保護者の心をつかみ、ブランドの好意度をあげることにつながっています。

<キャンペーン参加方法>
①ドミノ・ピザ公式(@dominos_jp)のInstagramアカウントをフォロー
②キャンペーン対象投稿にコメントして応募完了

<ここがポイント>

  • フォロー&コメントで参加できるシンプルなキャンペーン
  • インセンティブに夏休みの自由研究にもなるピザ作りの体験会をプレゼント
  • キャンペーンを通してブランディングにつなげる

事例⑧発売記念キャンペーンでアンバサダー発掘|サクラクレパス公式

SNSの使われ方は多様化し、近況をアップするだけではなく美容や筋トレなどある目的のために利用するユーザーも多くいます。その多様な使われ方のひとつに、受験勉強や試験勉強の成果を発信したり受験勉強中、試験勉強中のひととの繋がりを作る「勉強垢」があります。

文具メーカー・サクラクレパス公式のInstagramアカウント(@sakura_craypas)ではこうしたユーザーに注目。新商品の発売に際して「#ノート自慢大会」キャンペーンを実施しました。このキャンペーンは自分のノートを撮影して「#ノート自慢大会」をつけて投稿するもので、ノートの美しさなどを審査するキャンペーンとなっています。さらに応募された投稿の中から最優秀賞に選ばれたユーザーを公式アンバサダーに任命。商品と親和性の高く発信力のあるアンバサダーの発掘に成功している事例です。

<キャンペーン参加方法>
①サクラクレパス公式のInstagramアカウント(@sakura_craypas)をフォロー
②自分の勉強ノートを撮影
③「 #ノート自慢大会」をつけてInstagramに投稿

<ここがポイント>

  • 商品と親和性の高いターゲットに絞ったキャンペーン設計
  • ブラントに合ったアンバサダーを発掘

事例⑨2022年の締めくくりにUGCを生み出す|ユニクロ公式

ユニクロのInstagramアカウント(@uniqlo_jp)では、今年1年を振り返りながら、商品のUGCを生み出す「#推しユニクロ2022キャンペーン」を実施しました。

このキャンペーンはアカウントをフォローし、「#推しユニクロ2022」をつけて自分が今年買ってよかったユニクロの商品を撮影し投稿するものです。年末というタイミングに1年を振り返る投稿をするユーザーは少なくありません。そんなユーザー心理をうまくつかみ、自然な形でUGCを生み出しているこの事例。また、インセンティブの商品セットを「2022おつかれさまでしたセット」と名付けることでユーザーに寄り添う姿勢も示しています。

<キャンペーン参加方法>
ユニクロのInstagramアカウント(@uniqlo_jp)をフォロー
②「#推しユニクロ2022」をつけ、2022年買ってよかったユニクロアイテムを撮影して投稿

<ここがポイント>

  • 季節性があるテーマでUGCの生成を促す
  • インセンティブにも季節感をもたせ、ユーザーに寄り添う姿勢を示す

年末年始のSNSを使った企業コミュニケーションについてはこちらでまとめています。
​​【2022年】年末年始のTwitter・Instagram投稿事例12選!企業公式SNSアカウントがすべき投稿とは?

事例⑩キャンペーンを通してメッセージを訴求|日産自動車株式会社

企業として社会的に有意義な貢献や啓蒙活動を行なっていくことはこれからますます求められていく企業姿勢。

キャンペーンというカジュアルなフォーマットを使って企業姿勢を示したのは日産自動車の公式Instagramアカウント(@nissanjapan)です。同社では、自動車のエンジンルームやタイヤの間に入り込んだ猫を逃がすために車に乗る前にボンネットをバンバンと叩く行為「猫バンバン」を推奨しています。今回行なったキャンペーンでは、アカウントをフォローし応募フォームに登録すると、このアクションに賛同していることを示すカーステッカーがプレゼントされるというもの。当選者数も6,000人と多く、キャンペーンを通じて同社の提唱する「猫バンバン」の啓蒙を行なっている事例です。

<キャンペーン参加方法>
①日産自動車の公式Instagramアカウント(@nissanjapan)をフォロー
②アカウントのトップまたはストーリーズにあるURLから応募フォームにアクセスして応募

<ここがポイント>

  • 商品PRではなく啓発メッセージをキャンペーンで拡散
  • 企業が真剣にアクションに取り組む姿勢を伝えてブランディングに

TikTokのキャンペーン事例

事例⑪Z世代の心理を的確に捉えハッシュタグチャレンジ|シーブリーズ

日頃からターゲット層であるZ世代に向けたマーケティングに注力しているSEA BREEZE。同ブランドでは、TikTokで「#シーブリーズど青春ダッシュ」チャレンジを実施しました。
このチャレンジは、シーブリーズど青春ダッシュのエフェクトを使い、動画を投稿することで参加できます。また、優秀な作品はシーブリーズのTikTok広告のクリエイティブとして採用される可能性もあり、Z世代が共感して楽しめるダンスチャレンジの実施によってターゲット層に効果的にブランドを訴求しています。

<キャンペーン参加方法>
①TikTokの「#シーブリーズど青春ダッシュエフェクトを使用して動画を撮影
②ハッシュタグ「#シーブリーズど青春ダッシュ」をつけて動画を投稿

<ここがポイント>

  • ターゲットであるZ世代が楽しく参加したいと思えるダンスチャレンジ
  • 広告色を出しすぎず、押し付けがましくないキャンペーン

Z世代へのアプローチがなぜ重要なのか?成功させるには?ポイントを解説
Z世代マーケティングで成功するには?事例5選+ポイント解説

事例⑫フォロー&いいねで気軽に参加|KISS ME(キスミー)

TikTokのアカウントフォローと投稿のいいねのみで気軽に参加できるキャンペーンを実施したのはKISS ME(キスミー)の公式TikTokアカウントです。
同ブランドの限定商品のプロモーションとして実施されたこのキャンペーンは、アカウントをフォローしてキャンペーン対象の投稿をいいねすると応募ができます。TikTokのキャンペーンはハッシュタグチャレンジなど参加ハードルの高いものが主流ですが、ハードルを下げた気軽なキャンペーンによってアカウントのフォロワーを着実に増やすことができます。

@kissme_pr フォロー&この投稿にいいねで #リップアーマーX からお好きな1色を合計10名様にプレゼント!#鎧ティント #プレゼントキャンペーン ♬ オリジナル楽曲 – KISSME(キスミー)

<キャンペーン参加方法>
①KISS ME(キスミー)の公式TikTokアカウント(@kissme_pr)をフォロー
②キャンペーン対象投稿にいいねをして応募完了

<ここがポイント>

  • アカウントがあれば気軽に参加できる参加条件
  • TikTokのフォロワーを着実に増やすことに成功

事例⑬チャレンジ動画の最後にクーポンコードを表示して利用促進|出前館

フードデリバリーサービスの出前館が実施したのはハッシュタグチャレンジ「出前館De食レポ」キャンペーンです。このハッシュタグチャレンジは、画面に現れる食べ物を食べるふりをして食レポをするというもの。ハンバーガーやピザ、牛丼、ラーメンにカレーなど様々な料理のイラストがランダムで現れ、同サービスを利用することで多様な料理を注文できることを表現しています。

またエフェクトの最後には注文時に使えるクーポンコードを表示。キャンペーン参加ユーザーだけでなく、キャンペーン投稿やPR投稿を閲覧したユーザーに対してもアプローチしてサービスの利用促進を行いました。

@user6090333406543

なんのご飯でるかみんなもやってみて〜^_^ #出前館De食レポ #PR

♬ オリジナル楽曲 – user6090333406543

<キャンペーン参加方法>
①「#出前館De食レポ」のエフェクトを利用して動画を撮影
②「#出前館De食レポ」ハッシュタグをつけて動画を投稿

<ここがポイント>

  • サービスの強みを楽しみながら伝えることができるエフェクト
  • クーポンを表示させて利用促進に

事例⑭ブランドの世界観を表したTikTok動画で30周年を盛り上げる|ピザポテト公式

商品発売30周年を記念して、TikTokキャンペーンを行なったのはピザポテト公式(@calbeepizzapotato)のTikTokアカウント。目指している”唯一無二の友達”のようなブランドの世界観を表現したPR動画を公開するとともに、オリジナル曲を使った「#ピザポダンス」を使ったハッシュタグチャレンジを実施しました。投稿を見たユーザーからは「商品が食べたくなってきた」「青春!!」など好感の高いコメントも寄せられています。
商品30周年記念らしいキャンペーンで、周年企画企画をもりあげている事例です。

@calbeepizzapotato ピザポテトオリジナル楽曲の「罪な味」 のBGMに合わせて、友達や家族と踊ってみてね♪#ピザポダンス を付けて投稿すると三原羽衣さんとの撮影権やQuoカードPay10,000円分があたるかも!?詳細はコメント欄に⏩#カルビー #罪な味 ♬ 罪な味 – ピザポテト公式

<キャンペーン参加方法>
①オリジナル楽曲「罪な味」に合わせてピザポテトダンスを踊った動画を撮影
②ハッシュタグ「 #ピザポダンス」をつけて動画を投稿

<ここがポイント>

  • 30周年を記念したブランドの世界観が伝わる動画でメッセージ訴求
  • みんなで参加できるダンスを考案し、企画を盛り上げる

いかがでしたか?今回は2022年のSNSキャンペーン事例をたっぷり14個ご紹介しました。
ぜひ2023年の施策設計にご参考ください。

【2022年総まとめ】Twitterキャンペーン(目的別)事例10選