Facebookの「イベント」ってどんな機能?
Facebookページの担当になった新人マーケターのあゆみちゃんと一緒に、 実際に運用してみると意外に曖昧なFacebook関連知識を再確認して、Facebookページの運用成果を向上させましょう。
Facebookの「イベント」機能は様々な「集まり」を運営しやすくする仕組み
人と人の繋がりを重視するFacebookでは、人々が集まって楽しむための「イベント」を簡単に実施できるように、「イベント」機能が初めから用意されています。
この「イベント」機能を利用すると、個人アカウント、グループ、Facebookページから「イベント」ページを作成することが出来、イベント開催情報を発信するだけでなく、他のユーザーを招待したり、出欠の確認をとったり、イベント専用の掲示板の活用などが可能になります。
※「イベント」ページの作成方法
【ヘルプセンター】イベントの作成と編集
https://www.facebook.com/help/www/131325477007622
企業のFacebookページが「イベント」機能を活用するメリット
Facebookの「イベント」機能を利用すると、「参加」を表明したユーザーの友人にイベントの情報(日時、場所、説明など)が伝わるようになっています。友達が参加する面白そうな「イベント」の情報は、Facebook上で拡散しやすいコンテンツとなり、「イベント」開催をきっかけに新しいユーザー層にアプローチすることが出来ます。
また、「イベント」開催前は質問を受け付けたり、「クエスチョン」機能を使って要望を聞くなど、主催者が事前に参加者とコミュニケーションを取ることができますし、参加者も事前に他の参加者を知ることが出来るので、当日に向けて期待感や温度感を上げていくことが出来ます。さらに「イベント」開催中や終了後は、「イベント」ページへのコメントや写真の投稿を通じて体験を共有することで、参加者同志の絆が深まることでしょう。
つまり企業は、楽しい「体験」と新しい「友達」を作る「場」として「イベント」を主催することで、参加者からの感謝や愛着を得る事が出来るのです。
※参考記事
・フェイスブックイベント 汗かく担当者に「いいね!」 (村山らむね)
http://www.nikkei.com/article/DGXBZO42769900Z10C12A6H49A00/
・【SMM最前線】10, 000いいね!達成記念 タマホームいいね!大交流会
http://smmlab.jp/?p=2540
「イベント」機能活用のポイント
Facebookの「イベント」は基本的にユーザーが参加したことによるアクティビティによって友人に伝わっていきます。その時の情報として大切なのは「イベント」のタイトルと画像です。
見ただけで参加したくなるようなタイトルが理想、ですが最初からはなかなか難しいかもしれません。イベントに招待されている人が5, 000人未満の場合は、イベントの作成日から60日間であれば、イベントの名前を変更できますので、(5, 000人以上を招待している場合は、イベントの名前を変更することはできません。)【もうすぐ締め切り!】とか【○○人参加!】など、途中の盛り上がりを伝えるタイトルに変化させていくのもよいでしょう。
また、「イベント」の詳細はテキストのみの表示なので、適度に改行を入れる、箇条書きにするなど、イベントの魅力と開催概要が直感的に伝わるように文章を工夫することも大切です。
「イベント」ページはテキストがメインのシンプルなデザインなので、メイン写真によってイベントの印象が大きく左右されます。サイズも714 x 264ピクセル以上と大きめの画像ですので、イベントの面白さが伝わるように工夫することが大切です。
※イベントページヘの画像追加方法
【ヘルプセンター】イベントに写真または動画を追加するにはどうすればよいですか。
https://www.facebook.com/help/www/131959340211846
さらにFacebookイベントを作成しただけでは告知は行われないので、Facebookページで投稿を行います。そして、まずは身近な人に参加してもらい、その人達から友人に「招待」を送ってもらいましょう。イベントを公開した時点である程度参加して貰えそうな人をリストアップしておくといいかもしれません。そして、「イベント」ページには固有のURLが生成されますので、自社サイトやメルマガなど様々なところで告知しましょう。また、「イベント」ページに掛けられるFacebook広告も検討してみましょう。
「イベント」機能の注意点と便利なサービス
Facebookの「イベント」機能は出欠を取ることができますが、参加表明をしていても実際の参加率が低いことが多くなっています。また、チケットの購入が必要な場合や他でもイベント参加を募集している場合など、実際の参加者を把握するのにはあまり適していません。しかし、イベント情報の露出効果を考えると「イベント」ページを活用するのメリットも多いので、他の媒体などと合わせて募集するとよいでしょう。その際には「イベント」参加者をリストで出力出来るサービスが便利です。
evuli
http://evu.li/
「姓名」、「性別」、「プロフィール(ユーザーID)」のリストを、参加予定・未定・回答待ちそれぞれのステータスごとにタブで分けて、自動でExcelファイルに出力してくれるウェブサービスです。
eventmin
https://apps.facebook.com/eventmin/
こちらはFacebookアプリです。当日会場で使える出欠・料金徴収確認用リストをプロフィール写真付きで作成・印刷・CSV保存できます。口頭での参加表明者も手動で追加可能がCSV保存時には写真は含まれません。
「イベント」という言葉にとらわれず自由な発想で「集いの場」を作る
直営店のセール初日に「seminaked(=半裸)で来店すると好きな商品を無料でもらえる」というユニークなキャンペーン「Seminaked Party」が、世界中で話題となっているアパレル・ブランド「Desigual」は、この「Seminaked Party」にもFacebookの「イベント」機能を活用しています。
東京 / Tokyo: Seminaked Party by Desigual
https://www.facebook.com/events/504917079579349/
アジア初の開催となった原宿店での「Seminaked Party」は、水着で来店の先着100名に無料で2点のアイテムをプレゼントするという企画でしたが、Facebookのイベント機能を使って開催前に500名以上もの参加希望者を集めることに成功、当日の参加者のコミュニケーションなどにも「イベント」ページが活発に利用されました。
「Desigual」では、こうしたリアルイベントの他にも新作発表会のライブストリーミングの告知にも、「イベント」機能を活用しています。
Fashion Show: Live streaming – Adriana Lima for Desigual SS’14 collection
https://www.facebook.com/events/507731199302418/
このようにFacebookの「イベント」は、リアルに人が集まるオフラインイベントだけでなく、オンライン上でのバーチャルイベントにも活用出来るので、Facebookページでのファンとのコミュニケーションにもうまく活用したい機能です。
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