企業SNS年末年始の投稿事例集OGP

2022年も終わろうとしています。そこで今回は、企業公式SNSアカウントの運用担当者のみなさまに年末年始の投稿の参考にしていただくべく、お手本にしたい人気企業アカウントの投稿事例をピックアップ。

参考にしたいポイントとともにご紹介します。

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年末、年の瀬に参考にしたい投稿事例

事例①年の瀬ならではの役立つノウハウを発信|【公式】ニッポンハムグループ(Twitter)

■投稿日
2021年12月29日

■投稿内容
お歳暮の定番商品であるブロックハム。ニッポンハムグループの公式Twitterアカウント(@nipponhamgroup)では昨年の年末に、ブロックハムの切り方や保存方法などをプロの視点でわかりやすく解説した動画を紹介したツイートを行いました。
その企業がもつノウハウを発信することは、企業理解を促したりユーザーとの信頼構築を行うのに有効です。
さらに、年末年始の恒例行事や、年末ならではのお悩みに対して情報を発信することでユーザーの関心をうまくひきつけている事例です。

■ここがポイント

  • 自社ならではのノウハウをYouTube動画を活用してわかりやすく発信
  • タイムリーにユーザーの関心が高いトピックを選び効果的に情報発信

事例②今年1年の投稿を振り返る|GUNZE / グンゼ【公式】(Twitter)

■投稿日
2021年12月31日

■投稿内容
下着メーカー・グンゼの公式Twitterアカウント(@gunze_jp)の年末投稿は、今年1年の投稿を振り返り、ユーザーからの反応がよかった投稿のランキングの発表でした。上位3つまでの投稿で紹介した商品を記載し、さらに1位の投稿で紹介した商品のリンクをのせて商品PRも行っています。
一年の感謝を述べるとともに、年間の投稿を振り返ることは企業の業種やアカウントの種別問わずに行うことができる投稿形式です。また、ユーザーの反応を改めて考え直したり、翌年からの投稿計画を立てるのにも役立ちます。

■ここがポイント

  • ランキング形式で1年を振り返るキャッチーな投稿
  • 投稿から自然な形で商品PRも実施

事例③今年買ってよかったものを尋ねてUGC生成|NITORI(Twitter)

■投稿日
2021年12月31日

■投稿内容
ニトリの公式Twitterアカウント(@NitoriOfficial)では、昨年の大晦日に1年の感謝を述べるメッセージを投稿。同時に、「#2021ベストニトリ」のハッシュタグにて、ユーザーが2021年にニトリで購入した商品の中から買ってよかったものを投稿するように促しました。
1年の締めくくりに感謝や挨拶をするだけでなく、「今年を振り返る」という流れでユーザーにハッシュタグ投稿を促し、Twitter上でのUGC生成にも成功しているこの事例。実際にたくさんのハッシュタグ投稿がうまれ、また同アカウントではそれらの中から厳選したツイートを引用リツイートして商品PRにも活用しています。

■ここがポイント

  • 1年を振り返るタイミングでこの1年のなかの商品のおすすめを聞く自然なコミュニケーション
  • ポジティブなUGCをたくさん生み出し、引用RTで商品PRに活用

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事例④大掃除と関連させて商品PR|ディノス総合アカウント【公式】(Instagram)

■投稿日
2021年12月29日

■投稿内容
年末恒例行事のひとつである大掃除に関連した投稿も企業の年末の投稿アイデアとしておすすめです。Instagramのディノス総合アカウント(@dinos_jp)では、大掃除に関連し、大掃除の結果生まれたスペースに最適な商品を紹介しました。
この投稿は、ユーザーにとっても無関係ではない「大掃除」という切り口を使うことで、商品を押し付けがましくなくPRした投稿となっています。商品の具体的な使い方や、おすすめのポイントを的確に説明し、ユーザーにとって役立つ情報発信を行なったこの投稿は、年末行事を利用した商品訴求に成功している事例です。

■ここがポイント

  • 年末に関心の高い大掃除に絡めた投稿
  • おすすめポイントを的確に伝え、押し付けがましくない商品PR

事例⑤運用担当者の署名入りで丁寧に日頃の挨拶を伝える|オルビス(ORBIS)(Instagram)

■投稿日
2021年12月29日

■投稿内容
清潔感のあるクリエイティブと、丁寧で親切なやりとりが印象的なアカウントのひとつである、オルビスの公式Instagramアカウント(@orbis_jp)。同アカウントの年末投稿では、日頃の投稿の世界観を崩さないシンプルで爽やかな写真とともに、今年を振り返って運用担当者からの感謝の言葉を投稿しています。
フォロワーへ感謝を伝える投稿をしているアカウントはたくさんありますが、こちらのアカウントでは運用担当者の名前、業務内容を明記し、丁寧なメッセージが綴られています。心のこもったリアルな感謝の言葉を伝えることで、アカウントを運用している企業の人となりを伝え、フォロワーに親近感を与えるとともに、フォロワーとの繋がりの強化に成功している事例です。

■ここがポイント

  • 日頃の投稿の世界観を大切にした投稿
  • 丁寧な言葉で、誠実なブランドイメージを伝え、フォロワーとの関係を構築

事例⑥年越し◯◯で商品利用シーン想起|ドミノ・ピザ公式 (Instagram)

■投稿日
2021年12月31日

■投稿内容
年越し◯◯、◯◯納めといったキーワードに関連して、商品やブランドに関する情報発信を行う企業公式アカウントもたくさんあります。いつもユニークな投稿やキャンペーンで人気の高いドミノピザの公式Instagramアカウント(@dominos_jp)もそのひとつ。同アカウントでは大晦日当日、フォロワーに大晦日の過ごし方を尋ね、さらに年越しそばではなく「年越しピザ」をおすすめした投稿を行いました。また、「ホームパーティー」「ピザパーティー」などのハッシュタグを使うことで、年越しにピザを食べるシーンを想起させています。使われている投稿写真も、作り込みすぎないものにしてリアリティが伝わるもの。思わず商品を手に取りたくなる投稿となっています。

■ここがポイント

  • フォロワーに大晦日の過ごし方を尋ねながら「年越しピザ」を訴求
  • 作り込みすぎないリアリティのあるクリエイティブを利用

年始・お正月に参考にしたい投稿事例

事例⑦動画を使った遊び心のあるおみくじ|JAPAN AIRLINES【JAL】(Twitter )

■投稿日
2012年1月1日

■投稿内容
お正月の風物詩であるおみくじ。そんなおみくじを利用した新年投稿は、お正月気分を演出しフォロワーと新年の楽しいコミュニケーションをとるのに最適です。JAPAN AIRLINESの公式Twitterアカウント(@JAL_Official_jp)では新年の挨拶とともに、飛行機の機内や空港からみえる富士山をあつめたGIF動画、初富士おみくじを投稿しました。
この投稿では、新年の運試しである「おみくじ」に、縁起物と言われている富士山の画像を採用して、お正月感を演出。空港や飛行機の機内からみえる富士山の画像を使うことで、企業らしさを表現することにも成功しています。この投稿に対しユーザーからは「今年こそは自由に旅行ができますように」という時流に配慮した文章に対し、「今年こそ乗りたい」「コロナに負けるな」などのポジティブなコメントがたくさん寄せられています。

■ここがポイント

  • 企業らしさが伝わるおみくじを使ってユーザーと楽しくコミュニケーション
  • ポジティブな返信もたくさん生まれる

事例⑧お年玉を切り口にしたキャンペーンで情報拡散|コーセーコスメポート公式

■投稿日
2022年1月5日

■投稿内容
お年玉という切り口に、フォロー&RTキャンペーン投稿を実施したのはコーセーコスメポートの公式Twitterアカウント(@kosecosmeport)。定期的に行なっているプレゼントキャンペーンを「お年玉」と銘打つことでより特別感のあるものに演出し、人気商品をセットにした豪華なインセンティブでお正月らしいキャンペーンとなっています。
ユーザーにとって魅力的なインセンティブでユーザーの関心をひきつけ、商品画像と商品ハッシュタグの拡散に成功している事例です。

■ここがポイント

  • 定期的に行なっているキャンペーンに「お年玉」要素を追加して特別感演出
  • 商品ハッシュタグと商品画像を拡散

事例⑨初◯◯をテーマにユーザーとコミュニケーション|「カルピス水玉通信」(Twitter)

■投稿日
2022年1月4日

■投稿内容
カルピス水玉通信のTwitterアカウント(@calpis_mizutama)の新年投稿は、新年をむかえてよく話題になる「今年初の◯◯」をテーマに、今年初のカルピスをフォロワーに問いかける投稿でした。こちらの投稿では、質問に対してリツイートといいねで答えられるようにし、ユーザーが気軽に参加できるような工夫がされています。
また投稿クリエイティブに簡単な動画を利用し、視認性を高めているのもポイント。お正月からユーザーと楽しくコミュニケーションをとっている事例です。

■ここがポイント

  • 今年の初◯◯という汎用性の高いテーマをピックアップ
  • 簡易動画でユーザーの視線をひきつけ、気軽に参加できる工夫も

事例⑩ラッキーカラー占いで楽しく商品の豊富なカラーバリエーションを訴求|ユニクロ公式(Instagram)

■投稿日
2022年1月1日

■投稿内容
占いフォーマットを利用し、商品の豊富なカラーバリエーションの魅力を上手に伝えているのは、ユニクロの公式Instagramアカウント(@uniqlo_jp)です。
元日に投稿された同アカウントのお正月投稿では、動画クリエイティブによるルーレット形式のラッキーカラー占いを掲載。今年のラッキーカラーを占う、という形で同社の製品のカラーバリエーションの豊富さを伝えている事例です。

■ここがポイント

  • 動画を活用したフォロワーが楽しめる占いフォーマットを採用
  • ラッキカラー占いとすることで、楽しみながらユーザーの商品のカラーバリエーションの豊富さを訴求

事例⑪お正月の行事と商品を合わせて紹介しブランドの姿勢を表現|ぺんてる公式

■投稿日
2022年1月2日

■投稿内容
お正月ならではの行事に関連づけて商品を紹介しているのは、文具メーカー・ぺんてるの公式Instagramアカウント(@pentel_official)です。同アカウントでは、お正月に行われる書き初めに関連させて、同社の商品である筆ペンを使った書き初め画像を1月2日に投稿。
一般的な黒一色の書き初めではなく、鮮やかな色合いで書かれた「新春」は、同社の掲げるブランドメッセージである「正解からはみだそう、表現するよろこびをはぐくむために。」を体現しており、ブランドコンセプトの一貫性を保ったお正月投稿となっています。

■ここがポイント

  • お正月ならではの行事に関連した新年投稿
  • 商品をうまく使いながら、ブランドの世界観とコンセプトを表現している

事例⑫企業の姿勢が伝わるメッセージを発信|TOYOTA(Instagram)

■投稿日
2022年1月1日

■投稿内容
新年は、気持ちが改まるものです。そのため日頃はカジュアルに伝えにくいブランドメッセージや抱負、大きな目標などについて企業公式アカウントが発信することにも適しています。
TOYOTAのInstagram公式アカウント(@toyota_jp)では1月1日に同社が新聞、テレビに出稿したCMクリエイティブをSNS投稿に活用。自社だけではなく、自動車業界全体を応援していくメッセージとして「 #クルマを走らせる550万人」というハッシュタグとともに、「私たちは、できる」というメッセージを発信しました。
業界全体を盛り上げていきたいという強いブランドメッセージには、日頃から同アカウントの投稿を楽しみにしているフォロワーからも暖かいコメントが寄せられ、同社の企業理念や企業姿勢をしっかり届けることに成功しています。

■ここがポイント

  • 新年という節目でブランドメッセージを発信
  • 新聞、テレビなど他メディアも取り入れながらブランディングに成功

年末年始の企業SNS投稿のポイントとは?

年末年始は家でゆっくり過ごしたり、友人の投稿を確認、自分の抱負を発信するなどユーザーもSNSに触れる機会が高くなっており、投稿を見てもらうチャンスでもあります。
また、事例をご覧いただいたように投稿の切り口も様々です。

年末年始の投稿を考える際には

  • どんな切り口にするか
  • どんな人に投稿を見てもらいたいのか
  • どんなメッセージを伝えたいのか

という3つの観点から投稿の設計をしていくことがおすすめです。
ぜひ、今年の年末年始投稿にご参考ください!