ASPとは

「ASP」とは? 日頃の業務で何気なく使っている専門用語。でもその言葉の意味、ちゃんと理解して使っていますか?

ソーシャルメディアマーケティングラボが、なんとなく分かっているつもりでも、実はよくわからなくて「もやもや」 している?!今さら人に聞くのはちょっと恥ずかしい、ウェブマーケティング用語を分かりやすく解説します。

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用語説明

ASP(Application Service Provider)

業務用アプリケーションソフトの機能をネットワーク経由で顧客に提供する事業者、ないしはサービスのこと。
通常、利用者はブラウザソフトなどを使用してインターネットなどのネットワークを経由し、遠隔地からASPのサーバにアクセスすることで、そのサーバ内に格納された各種アプリケーションソフトの機能をサービスの形で利用する。
このサービス形態自体は以前より存在しているが、インターネットや、高速で低価格のブロードバンド回線の普及に伴い、2000年代より一般にも普及し始めたとされる。
参考:Wikipedia

ASP利用のメリット

通常、企業が業務で「管理システム」を活用する際には、自社でシステム開発を行ったり、また市販のソフトを導入することが必要ですが、これには一から開発・設計するコストや手間がかかり、また保守・メンテナンスを自社で行わなければならないデメリットがあります。
その点、企業はASPを利用することで自社でシステムを開発する必要がなくなるため、初期導入のコストを抑え、導入の期間を短縮することが期待できます。また、一般的にはASPサービス提供社側でシステムの保守・メンテナンスやアップデートが実施されるため、管理コストや手間を縮小させることが可能です。(※ASPサービス利用には月額料金を支払うことが一般的です。)ASP利用によりカットできたコストや手間/時間を、本来の業務内容の改善や工夫に振り向けることもできるでしょう。
また、ネットワークに接続すれば会社以外の遠隔地からでも操作が可能なこと、また必要でなくなった時にアプリケーション利用を中止したり、ASPサービス提供社の変更も容易なこともメリットに挙げられます。
現在では、財務会計や給与計算、営業・顧客管理や販売促進・マーケティングツールなど、本当に様々なASPサービスが提供されています。

ASP利用における課題

一方で、ASP利用のデメリット・課題としては、サービス提供側のネットワーク障害などによるデータ消失リスクや、倒産、サービス終了等により利用が継続できなくなる可能性が挙げられます。また、個人情報を含む顧客情報や経営情報の流出リスクも想定に入れておいた方が良いでしょう。ASPを利用する際には、まずは信頼できるサービス提供会社を選択すること、そして自己責任において適切なバックアップをし、過度な依存状態にならないようコントロールすることが重要です。
また、ASPサービスはある程度決められた仕組みに自社の業務を合わせていく形になりますので、一からシステムを作り上げることに比べると「カスタマイズ性」に欠ける点がデメリットと言えます。ただし、ASPサービス利用においても、そのシステムを上手く自社に合わせた形で利用することにより、活用の幅を広げることができます。また、ASPサービス導入にあわせて、自社の従来のやり方に非効率な点がなかったか等、確認する機会にもなるでしょう。
ASPサービスを利用するにせよ、しないにせよ、一番重要なことは「自社が何を達成したいのか」という「目的」の設定、およびそれを解決するための「最適な方法」を選択することであると言えるのではないでしょうか。

イラスト:速瀬 みさき
1993年よりホラー誌デビュー。漫画家として活動しながらエッセイ、イラスト、
デザインなども手掛ける。近著コミックスは、メイド喫茶にバイトで潜入取材漫画。
広告代理店勤務の夫を持ちながらも、マーケティングなにそれ?状態で執筆中!
公式サイト : http://www.nanacom.com/
Facebookページ : http://www.facebook.com/hayase.mi
用語解説:ソーシャルメディアマーケティングラボ