スマホ時代ならでは動画アプリ「Vine」が、11月22日にいよいよ日本語対応されました!新しいマーケティング・ツールとして注目される「Vine」について、いち早く活用している日本企業の事例と、便利な使い方&活用アイディアをご紹介します。
こんにちは、SMMLabの藤田です。
2013年1月25日にTwitterの公式動画共有サービスとしてリリースされた「Vine」は、最長6秒の短い動画を撮影し、Vineユーザー同士で共有したり、TwitterやFacebookでシェアできるサービスです。スマートフォンで手軽に撮影した動画を気軽に共有できることで人気となっており、世界での登録ユーザー数はすでに4000万を超えていることから、海外では新しいマーケティング・ツールとして注目を集めています。
30, 000ブランドをモニタリングして集めたVine動画を紹介するサイト「Brands on Vine」には、商品のPRビデオやイベント紹介、店舗内の様子などのほか、ブランドイメージをユニークに印象付けたり、スタイリッシュに仕上げたものなど、様々なVine動画が掲載されています。活用方法の参考にぜひご覧になってみてください。
日本企業の活用事例
日本企業の活用事例はまだ多くありませんが、自社で動画を制作する他に、ネットユーザーやSNSのファンから投稿してもらうコンテスト形式のキャンペーンが徐々に増えています。
自社制作のショートムービー型コンテンツ事例
*ポカリスエット「Make a THIRSTY Scene」
http://pocarisweat.net/teradamokei/
*森永製菓「おかしな6秒動画」
http://www.morinaga.co.jp/vine/
動画投稿コンテスト型キャンペーン事例
*ローソン「みんなで作る フローズンスイーツ 6秒間のプロモーションビデオコンテスト」
http://www.lawson.co.jp/campaign/static/frozensweets_vine/
*ディノス「6秒間プロモーションムービーコンテスト」
http://www.dinos.co.jp/cm/dinoskagu/
*コカ・コーラGEORGIA「ほっとジョージアボイス」
http://www.georgia.jp/hot/twitter/
オロナインH軟膏では、Facebookページと連動させた「知リ100」というコミュニティ・サイトを開設、Vineの動画をメインコンテンツにしています。様々な「体験」が6秒間に凝縮された動画は見応え充分で、「知ったつもりにならないでリアルに体験した方がいい日本の100」というメッセージがしっかりと伝わってくるサイトになっています。
*オロナインH軟膏「知リ100(知ったつもりにならないでリアルに体験した方がいい日本の100)」
http://shiri100.jp/
Vineの便利な機能と活用アイディア
Vineの録画時間は最長6秒間ですが、画面をタップしている間だけ録画するという仕組みなので、細切れに撮影することも可能です。そのため、パラパラ漫画やストップモーション動画、スライドショーのような見せ方が出来るので、アイディアの幅が広がります。
こちらはSMMLabの書籍をちら見せしてみましたが、商品カタログやスペック、メニュー紹介などに活用すると、「もっと詳しく見たい!」という動機喚起に使えるのではないでしょうか?また、マニュアルなどを抜粋した手順の説明や、清掃、製作、調理、メイク、ヘアカットなどのBefore / Afterを紹介する、自社までの道順を案内するなどにも便利ですね。
このように細切れで撮影するために便利な機能を2つご紹介しましょう。
・「ゴースト」機能
「ゴースト」機能を使えば、直前の画像がうっすらと表示されるのでコマ撮りの際の位置合わせが簡単に出来ます。 撮影画面の下に並んでいるツールから、おばけのアイコンをクリックしてください。もう一度クリックすると機能が解除されます。
・「Time Travel」機能
「Time Travel」機能では、コマ撮りした画像を削除したり、画像の順番を入れ替えたり、新しく撮影した画像と差し替えることが出来ます。撮影中に画面に表示される緑色のバーをタップ、または動画をプレビューしているときに右上の「 編集」ボタンをタップします。 下部に表示されている撮影シーンをドラッグすることで簡単に順番を入れ替える事が出来るので、逆回転のような動画を作ることも出来ます。
これは弊社アライドアーキテクツの新卒採用Facebookページに掲載されている、スタッフ写真をつかって作成しました。このようにスタッフ紹介だけでなく、商品ラインナップや支店紹介などにも使えそうです。
その他、もちろん6秒間連続撮影で音声を入れることも出来ますので、店長からのメッセージや来店中のお客様の声を収録したり、クイズを出して答えを店舗での合言葉にしてプレゼントや割引サービスするなど、店舗誘導にも使えるのではないでしょうか。
Vine動画の埋め込みコード取得方法
作成した動画はTwitterやFacebookだけでなく、自社サイトやブログに埋め込むことも出来ます。
まず、埋め込みたい動画の右下の「・・・」ボタンを押し、「この投稿を共有する」を選びます。
表示されたメニューから「埋め込む」を選択します。埋め込みコードが取得出来るページのURLを含んだメール送信フォームが表示されますので、宛先に自分のメールアドレスを入力し送信します。受け取ったメールから埋め込みコード取得ページヘ移動してください。
埋め込む動画のデザインは「Simple」と「Postcard」(画像は「Postcard」選択時)、サイズは600px、480px、320pxが選べますので、それぞれ設定をした後にその下に表示されているコードをコピーして、動画を表示したい場所に貼り付けてください。
いかがでしたか?Vineには文章や写真では表現しにくいことを上手く伝える、動画ならではのパワーが凝縮されていると言えるのではないでしょうか?6秒というととても短い気がしますが、実際に使ってみると意外と色々な使い道が思い浮かぶと思います。
動画サービスといえばYouTubeですが、動画をアップするには、それなりの準備や予算が必要となり、ユーザーにも少しハードルが高いこともあるでしょう。その点Vineは、スマホさえあれば撮影出来るので、ユーザーからの投稿も促しやすく、キャンペーンなどにも利用しやすいと思います。
11月22日にユーザーインターフェイスが日本語に対応したことから、今後日本でもユーザーが増えていくと考えられる「Vine」。日本企業のプロモーション活用はまだ始まったばかりですが、ぜひこのタイミングで、自社での活用方法を考えてみてはいかがでしょうか?
■参考記事
・51個の使えるアイディア!動画コンテンツであなたのビジネスを成長させる利用法
http://smmlab.jp/?p=7643
・YouTubeを効果的にビジネスに活用するための9つのヒント
http://smmlab.jp/?p=7513
・「リッチコンテンツ」とは?~今さら人に聞けないマーケティング用語をおさらい!
http://smmlab.jp/?p=13658
・【ヒント満載!】ファン生成コンテンツを上手く活用しているFacebookページ15選
http://smmlab.jp/?p=15260