”共感”がカギ!参考になるFacebookページ事例を3つご紹介!

 
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「Facebookページのリーチ減少の影響で、中々いいね!もつかなくなった…」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
きっと様々な自社コンテンツの中から、どんなものなら「いいね!」してくれるかな、と切磋琢磨されていることと思います。
ファンがいいね!するには、様々な要因がありますが、今回の特集では、「共感」がキーワード!
日本国内でFacebookを活用する企業事例をWebマーケターが解説するブログ「Facebookプロモーション国内事例集」より、お手本となる事例を3つご紹介いたします。
どの事例も、「共感」してもらうことで、ファンが集う場になったり、自分ゴトのように見てもらうことに成功し、Facebookページの活性化につながっています。すぐに実践できるものばかりですので、ご参考になさってください。
 
*本記事は「Facebookプロモーション国内事例集」からの転載です。(SMM Labにて一部編集してお届けします)
 
沖縄likes (沖縄Likes)/琉球インタラクティブ株式会社
https://www.facebook.com/OkinawaLikes.jp
まず、一回の投稿に何千もの「いいね!」が集まる、沖縄likes (沖縄Likes)のFacebookページをご紹介します。
誰が使っても機能やフォーマットが同じFacebookページを上手に活用しています。
「こんな活用方法があったか!」というような秀逸なコンテンツのなかに、きっとヒントになるものがあるはずです!
Facebook 活用 事例 プロモーション 沖縄likes (沖縄Likes)/琉球インタラクティブ株式会社 カバー
 
ひと目で楽しめる投稿たち
まずは、シンプルなものからご紹介していきましょう。
Facebook 活用 事例 プロモーション 沖縄likes (沖縄Likes)/琉球インタラクティブ株式会社
 
(1)「あなたはどっち」で、すぐ反応。しかも気づいたら行きたくなる
沖縄の特産や有名スポットや景色にまつわる投稿。「あなたはどっち」と2択にすることで、「いいね!」だけでなくコメントも集めています。
「あなたはどっち」に使う素材も、食べたくなるものや、観たい風景だから、一目見て選んでいるうちに、行きたくなるのではないでしょうか。
Facebook 活用 事例 プロモーション 沖縄likes (沖縄Likes)/琉球インタラクティブ株式会社
 
(2)県内外の人どちらも楽しめる「あるある」
「沖縄あるある」をシリーズで紹介。「あるある」ネタは、当然ながら同じ境遇の人から共感を得る話なのですが、この「沖縄あるある」は県外の人にとっては驚きや発見があり、楽しめる話になっています。
つまり、沖縄県内外の人、両方にうけるコンテンツなのです。コメントも両方の立場の人から、沢山の意見が集まっているうえ、シェアも多くついています。
Facebook 活用 事例 プロモーション 沖縄likes (沖縄Likes)/琉球インタラクティブ株式会社
 
(3)シェアの呼びかけで、露出を増やす
「~だったらシェア」というカタチで、シェアを呼びかけています。「~だったら」の内容が、その写真を見たときに自分が感じたり、思わずやってしまったことを言い当てているところがポイントですね。
シェアは何百件もついています。これだけ多くのシェアが集まれば、リーチも拡大し、新たなファンの獲得にもつながることでしょう。
 
連続シリーズで、ファンを巻き込んでいく
一回だけでも、十分ファンを魅了できるような投稿をシリーズ化しています。連続にし、何度もファンに見てもらうことで企画自体を知って理解してもらえるようになるのではないでしょうか。
Facebook 活用 事例 プロモーション 沖縄likes (沖縄Likes)/琉球インタラクティブ株式会社
 
(1)思い出の代行人
沖縄でもう一度見たいや景色や風景、忘れられない場所をコメントすると、沖縄Likesカメラマンが写真を撮ってくれるというもの。これは、遠方にいる人にとっては嬉しいですよね。懐かしい想いがこみあげてきて、また現地に訪れたくなりそうです。
Facebook 活用 事例 プロモーション 沖縄likes (沖縄Likes)/琉球インタラクティブ株式会社
 
(2)沖縄Likes♪1万人で作る沖縄写真館&ありがとう総選挙
ファンから集めたベストショットを、「沖縄写真館」としてアルバムに保存。
さらにそこから、「いいね!」の多かった39枚(サンキュー)の写真を運営側が選び、ファンが「いいね!」で投票するというもの。最も「いいね!」の多かった写真は沖縄Likesのカバー写真に採用されるという企画です。
Facebook 活用 事例 プロモーション 沖縄likes (沖縄Likes)/琉球インタラクティブ株式会社
プレゼントではなくとも、自分の撮った写真が評価され、沢山の人に見てもらえるのは嬉しいですよね。また、この選挙キャンペーンにより投稿に「いいね!」を集めることができ、ページのエッジランクもさらに高まりそうです。
これらの企画はファンに参加してもらうことで、コンテンツの素材が増えていく仕組みになっているので、シリーズにすることによって参加者としても、どんどんファンを巻き込んでいくことができます。
 
アイデア勝負の投稿たち

なんとなく見たことがあるけれど、実はよく知らないもの。そういうネタは「そうそう、実は気になってた!」と盛り上がりやすいもの。たとえば、”ブルーシールのカウンターにいる人物の名前を皆で考えよう!”という投稿もその一例です。
Facebook 活用 事例 プロモーション 沖縄likes (沖縄Likes)/琉球インタラクティブ株式会社
 
集まったコメントは100件を超えて、大盛り上がり!その後の名前発表では、カウンターにいる人物にまつわるブルーシールのうんちくを紹介。しっかりオチも考えられたうえでのアイデア投稿は、思わず誰かに話したくなるという意味でも、お見事です。
 
紹介した以外にも、様々な投稿でファンと盛り上がっているので、ぜひ直接みて、運用のヒントをつかんでみてくださいね!
 
 
マッシュノート/株式会社マッシュ・ノート
https://www.facebook.com/mashnote.jp
続いて、マッシュノートのFacebookページをご紹介します。
いかに少ない時間で、ファンの目をひき、感情を動かすことができるか。Facebookページの投稿は、一回一回が勝負ですよね。そんななか、端から端まで、すべてにセンスを感じる事例を発見しました。
Facebook 活用 事例 プロモーション マッシュノート カバー
 
投稿はひとつの作品!?
このページが人気な理由は、商品自体が個性的かつ魅力的ということ。でも、それ以外に商品を紹介するときの文章が素敵な雰囲気を醸し出しているのです。
Facebook 活用 事例 プロモーション マッシュノート
 
文章のセンスもさることながら、全体の文字の並びの美しさも気になるところです。例えば、最初の一文は文字と文字の間に必ず半角スペースが入っています。また、ひらがなカタカナや句読点のバランスも、なんだかいい感じ。
投稿がまるでひとつの作品のようなクオリティなので、当然ファンの目にも留まりやすいですし、「いいね!」やコメント、シェアなども多く集まります。商品の魅力も、いっそう引き立っていますね。
 
定期的に変わるカバー画像
定期的に、Facebookページのカバー画像を差し替えています。インパクトのある商品写真にシュールな一言が加わって、こちらも一枚の作品のようなクオリティの高さ。
Facebook 活用 事例 プロモーション マッシュノート
 
Facebookページに初めて訪れた人が、最初に見るのが、このカバー画像です。ページの雰囲気が伝わるうえ、今イチオシの商品を知ってもらえるという意味でも良い工夫ですね。
 
ひと目で楽しめる投稿たち
このFacebookページは、写真にしろ、文章にしろ、見ている人の目を楽しませてくれます。次々と投稿が流れていくFacebookのニュースフィードにおいては、いかに短い時間の中で、感情を動かすことができるか、心を掴むことができるかが重要です。
Facebook 活用 事例 プロモーション マッシュノート
 
マッシュノートの投稿には、ストーリーが感じられるものが多く、商品が載っているのに宣伝っぽさをあまり感じさせません。
長文より短文が難しいのと同じで、シンプルな分、コンテンツを作る側の力量が試されるFacebookページの投稿。理屈だけでは解説しきれない「良さ」もあるので、ぜひ一度ページを覗いてみると雰囲気がつかめると思います。
素敵なアイテムとの出会いに思わず「いいね!」などの反応をしてしまうだけでなく、ずっと見ていると欲しくなってしまうかもしれませんね。
 
 
青山ケンネルスクール/青山ケンネルインターナショナル株式会社
https://www.facebook.com/aoyamakennel
Facebook 活用 事例 プロモーション 青山ケンネルスクール/青山ケンネルインターナショナル株式会社 カバー
最後は、犬の毛をカットしてきれいに整える『トリミング』のスクールである青山ケンネルスクールのFacebookページをご紹介します。
ターゲットとなる人が思わず「いいね!」したくなるような投稿ばかりです!
 
自分を重ね合わせられるような投稿
トリマーになりたい、もしくは憧れている人が「私もトリマーになれる!」と思ったり、トリマーの夢を再認識するような投稿が目を引きます。
ターゲットとなる人のモチベーションをアップするような内容なので、スクールに通うニーズ自体を喚起する効果があるのではないでしょうか。
これらの投稿には、ユーザーが「今の自分を重ねる」ものと「将来のイメージをつかむ」ようなパターンのものがあります。どちらも、強い共感を呼ぶので結果的に「いいね!」などの反応がたくさん集まる形になっています。
 
(1)今の自分を重ねる
Facebook 活用 事例 プロモーション 青山ケンネルスクール/青山ケンネルインターナショナル株式会社
 
「平日は会社員で休日にスクールに通っている」「親の希望で大学に進学したけれどトリマーの夢をあきらめたくない」「転職してトリマーになるためにスクールに通う」など、生徒さんの状況をつづっている投稿たち。
Facebook 活用 事例 プロモーション 青山ケンネルスクール/青山ケンネルインターナショナル株式会社
 
様々なケースのなかには、見ている人が思わず自分と重ねてしまうような事情や想いがつまっています。
自然と「いいね!」してしまうとともに、自分と同じシチュエーションの人が前に進んでいる姿をみて、刺激を受けるのではないでしょうか。
 
(2)将来のイメージをつかむ
トリマーになりたいという夢がある人でも、現実的に考えると就職や卒業など不安な要素が出てくるものです。将来のイメージがつかめるような投稿は、そういった不安を払しょくさせるのに効果的です。
以下のキャプチャの左の投稿は、トリマーとして就職できた元生徒さんのレポートです。こうやって活き活きと働いている人の姿には憧れの気持ちも抱きますよね。
Facebook 活用 事例 プロモーション 青山ケンネルスクール/青山ケンネルインターナショナル株式会社
また、遠方の人の不安を払しょくする内容となっているのが右の投稿です。遠くても通い続け無事に卒業できたことを伝える内容になっています。
これらの投稿は、スクールに通うことに対して背中を押してくれそうですね。
 
気づきや学びにつながる投稿
トリマーにとって必要な知識などの情報を提供しています。
役立つ情報は「いいね!」などの反応が得られるほか、ターゲットとなる人にとって、このFacebookページが価値ある存在だと感じてもらえるのです。
Facebook 活用 事例 プロモーション 青山ケンネルスクール/青山ケンネルインターナショナル株式会社
 
トリマーのように実践で技を伝えるような学習コンテンツの場合、ウェブ上で伝えられる情報の選定が難しいですが、それでもトレンドなどをうまく織り交ぜながら有用な情報を発信しています。
 
取りこぼしを防ぐための工夫
せっかくターゲットに共感してもらったとしても、まったく問い合わせや申し込みにつながらなければ仕方ありません。
青山ケンネルスクールのFacebookページでは、すべての投稿にサイトのURLや今後の説明会の案内など、問い合わせにつながるような情報を文末に記載しています。
Facebook 活用 事例 プロモーション 青山ケンネルスクール/青山ケンネルインターナショナル株式会社
 
こういったひと工夫が、取りこぼしを防ぐための対策になります。
その他、このページの投稿は冒頭の見出しが、惹きこまれるようなうまい文章になっています。つい読んでしまう⇒共感する⇒行ってみようかと思う⇒問い合わせ、という一連の流れが小さな投稿のなかにしっかり収まっているところが見事です。ぜひ、直接ページで投稿をご覧になってみてはいかがでしょうか。
 
 
以上、今回は「Facebookプロモーション国内事例集」より、”共感”でファンとの関係性構築に成功している事例を3つご紹介しました。ぜひ参考にしていただければ幸いです。
 


<ライター紹介>
柴 佳織 (Kaori Shiba)

企業のFacebookページのコンサルティングから、解析・運用支援などを行う。また、Facebookマーケティングのライターや講師も務めている。
 
 
・Facebookプロモーション国内事例集 http://fbsample.blog.fc2.com/
・Facebookプロモーション国内事例集(FBページ)https://www.facebook.com/case.japan
・インサイトスコープ 数字から見えるFacebookのムコウ側 http://www.insight-scope.com/


 
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