Instagramの顔とも呼ぶべき「プロフィール」。
Instagramのプロフィールを閲覧するユーザーの3分の2はフォロワー外からだと言われているように、Instagramのプロフィールはユーザーとアカウントの初めての接点となる可能性の高い大切なものです。
そこで今回は企業がInstagramアカウント運用を行うにあたって、効果的なプロフィールの書き方を解説していきます。
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アカウントをプロアカウントに切り替える
企業が公式のInstagramアカウント運用を行う場合には、まず「プロアカウント」に切り替えることがおすすめです。Instagramのプロアカウントには「ビジネス」と「クリエイター」という2つの種類があり、企業は後者の「ビジネス」を利用することで様々な機能を利用することができます。
プロアカウントに切り替えて出来るようになることは以下の通りです。
- ビジネスプロフィールの利用
- Instagramインサイトの利用
- 投稿の宣伝
- ショップ機能の利用
- カテゴリラベル表示
- ダイレクトメッセージの整理・管理
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プロアカウントの利用は無料ですが、「公開アカウント」であることが条件となります。非公開アカウントの場合はまず、アカウントを公開アカウントにしてから切替えを行ってください。また、プロアカウントから個人用アカウントに戻すことは可能ですが、その場合これまでのインサイトデータは一度リセットされてしまいますのでご注意ください。
Instagramのプロフィールを構成する基本要素
Instagramのプロフィールを構成するのは以下の通りです。
①プロフィール写真:プロフィールのアイコン写真です。ストーリーズを投稿した場合にはユーザーのタイムラインの最上部に表示されるため、アカウントに紐づく企業やブランド、商品のロゴマークといった、一目でアカウントを認識できるわかりやすいものを使いましょう。その他のSNSや、企業の公式サイトと統一感を持たせることがポイントです。
②名前:プロフィール写真の下に太字で記載されるアカウントの名前です。ブランド名、企業名、商品などユーザーに覚えて欲しい正式名称に設定します。また、公式アカウントであることを伝えるために「公式」という文字を明記することで、ユーザーに安心してフォローしてもらうことができます。
③カテゴリラベル:名前の下に灰色の文字で記されるビジネスのカテゴリを示すものです。
プロフィール編集画面の「カテゴリ」から、もっとも適したものを選びます。
④ウェブサイト:Instagramのプロフィールには1つのみリンクを掲載することができます。ブランドサイトやECサイト、サービスの申し込みサイトなど、Instagramからユーザーを誘導したいウェブサイトのURLを入力します。
⑤自己紹介:自己紹介の文字数は150文字までの制限があります。どんなアカウントか、どんな情報をとどけているのか、フォローすることによってどんなメリットがあるのかなど、ユーザーがフォロー前に知っておきたい情報を含めることがポイント。
⑥Instagramショップボタン:Instagramのショップ機能を利用すると、プロフィールに「ショップを見る」というボタンが追加されます。Instagramショップを利用すればInstagramから商品購入へとスムーズな導線を作ることができます。ECサイトをお持ちの企業であればぜひ活用したい機能の一つです。
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⑦連絡先オプション:ビジネスアカウントでは住所や問い合わせメールアドレス、電話番号をプロフィールに追加することができます。この連絡先を入力すると、プロフィール画面に「問い合わせる」「電話する」「メールする」などのボタンが表示され、ユーザーがお店や企業に直接連絡をすることが可能になります。また実店舗をもっている場合地図機能と連携してお店までの道順を表示させるためのボタンの設置も可能です。
⑧アクションボタン:問い合わせなどのほかにも、Instagramでは提携先の外部ツールと連携し、「料理を注文」「予約する」「席を予約する」といったアクションボタンを表示させることもできます。
⑨お気に入りの投稿をトップに固定:2022年6月にリリースされたこの新機能では、お気に入りの投稿の3つをプロフィールのトップに固定できるようになりました。アカウントの特徴を的確に伝えることができるプロフィールのトップに置くことで、プロフィールを見にきたユーザーにより正しくアカウントを理解してもらうことができるようになります。
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魅力的なプロフィールにするための工夫
では実際に魅力的なプロフィールを作るためにはどうすれば良いのでしょうか?ポイントをご紹介します。
①認証バッジの取得
Instagramの認証バッジはそのアカウントが公人、著名人、有名人、ブランド、企業本人のものであることを証明するものです。SNSでは企業アカウントになりすましてユーザーの個人情報を聞き出すといった悪質な犯罪も発生しており、認証バッジを得ることでユーザーに安心感を与えることができます。
認証バッジの申請は、アプリから行うことができます。
②アカウントのコミュニケーションポリシーを明確に
Instagramは企業やブランドが生活者と直接接点をもち、交流を行うことができるプラットフォームです。生活者にとっても、企業やブランドをより近くに感じたり、親近感を抱くきっかけとなることもあります。
一方で、ユーザーからもらったコメントやDMなどに全て返信するのが難しいという事情を抱えている企業もあるでしょう。その場合、当然ユーザーはその事情を理解していませんので、きちんと返信についてのポリシーなどを明記しておくことで、より誠実なアカウントと印象をもってもらうことができます。
③アカウントをフォローすることでユーザーが得られる情報をわかりやすく伝える
Instagramのプロフィールは、フォロー外から閲覧するユーザーが全体の3分の2と言われており、いわばアカウントをフォローするかどうか判断するための重要なものです。そのため、アカウントの説明文はユーザーがアカウントをフォローした場合、そのアカウントの発信を通じて「どんな情報が得られるのか」を明確にすると良いでしょう。
オリジナルハッシュタグを活用している場合は、そのハッシュタグを説明文の中に含めると、よりブランドの世界観やとっていきたいコミュニケーションについて伝えることができます。
④ストーリーズのハイライトを活用する
Instagramのストーリーズは通常24時間で消えてしまいますが、ハイライトとして過去の投稿をまとめてプロフィール上に表示することができます。また、フィード投稿は全体的な統一感が大切ですが、ストーリーズには比較的幅広い情報を発信できる配信面であるという特徴もあります。そのため、ストーリーズのハイライトはただ過去のストーリーズ投稿を保存しておくだけでなく、より深くアカウントやブランドについて知ってもらうための貴重なものとなるでしょう。投稿テーマごとにまとめてハイライトを作成し、説明文などでは補うことのできないアカウントの魅力を伝えていくのがおすすめです。
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⑤プロフィールのアクティビティのインサイトを定期的にチェックして改善
Instagramはプロアカウントに切り替えると、アカウント運用のパフォーマンスをチェックできる「インサイト」を閲覧することができます。
インサイトからは投稿やアカウント全体にまつわる様々なデータを計測することができますが、
- プロフィールへのアクセス数が伸びていない
- プロフィールへのアクセス数はあるがフォロワーが伸びていない
など、その数値を確認することによって
- プロフィールへアクセスされるような導線作りに不足がないか
- プロフィールの閲覧をしたユーザーに対してフォローを促すようなプロフィールとなっているのか
など、「フォローしたくなる」プロフィール作りへの示唆を手に入れることができます。このようにインサイトの数値をチェックしながら、より良い「プロフィール」となるように日々改善をしていくことが大切です。
Instagramインサイトの見方を徹底解説!
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いかがでしたか?
今回はInstagramのプロフィールの書き方をご紹介しました。効果的なInstagramアカウント運用のため、ぜひご参考ください。