今週は、動画特集!話題のソーシャルメディアキャンペーンをまとめてご紹介!

 
こんにちは、SMMLabの赤松です。
毎週お届けしている“話題のソーシャルメディアキャンペーン事例”。
今週は、YouTubeを中心とした動画を活用した企画をまとめてご紹介いたします!
 
[2015年3月動画特集!]話題のソーシャルメディアキャンペーン動画活用事例まとめ★YouTube、ニコニコ生放送など</a data-src=” width=”640″ height=”424″ class=”aligncenter size-full wp-image-38391″>
 
そもそも、「動画」には以下のような特徴があります。
【動画活用のメリット】
●内容を分かりやすく短時間に伝達することが出来る。
●直感的な理解と訴求力に優れている。
●印象に残りやすく、認知度を高めやすい。
●視覚や聴覚に直接的に訴えるため、ソーシャルメディア上でより多くのリアクションが期待出来、顧客との接点を強化することができる。
 
たとえば、YouTubeを活用することで、さらにマーケティング効果を高めることが出来ます。
【YouTubeを活用するメリット】
●動画配信のために必要なインフラのコストが必要ない。
●検索エンジンのVSEO(動画上位表示)効果が期待出来る。
●ソーシャルメディアへの共有が簡単なため、拡散しやすい。
●すでに多くのユーザーが集まっており、コミュニティがある。
●ブランド接触の時間を長くすることが出来る。
(参考:YouTubeを効果的にビジネスに活用するための9つのヒント
 
なお、スマートフォン動画サービスの市場規模は、2016年度には601億円まで拡大の見通し(2012年予測)であり、今後、自社のコンテンツやキャンペーンに“動画”をどのように取り入れるかが、とても大切になってきます。
(参考:スマートフォンによる動画視聴サービス市場規模の推移・予測 MM総研
 
話題になったキャンペーンから、企画内容や「話題」となったポイントやマーケティングプランに動画をどう取り入れていくかを、ぜひご参考ください!
 

 

東京マラソン開催に合わせて3本の動画を公開:カゴメ×明和電機『ウェアラブルトマト』を開発。

URL:http://www.kagome.co.jp/company/wearable/
https://www.youtube.com/watch?v=RtM3x3rCK9M(開発篇)
https://www.youtube.com/watch?v=oUXj5bZcNaY(完成篇)
東京マラソンに合わせて3本の動画を公開:カゴメ×明和電機「ウェアラブルトマト」
企業名:カゴメ株式会社
利用メディア(ツール):YouTube
実施期間:2015年2月~
2月22日に開催された『東京マラソン2015』に協賛していたカゴメ。“トマトには、ランナーにうれしい効果がいろいろ!…でも、走る時大事な『モバイル性』だけが足りない。”として、アートユニット『明和電機』と初タッグを組み、『ウェアラブルトマト』を開発。東京マラソン開催の1か月前に、開発ストーリー動画を公開し、期待感を高め、東京マラソン直前に「完成篇」を公開。さらには、『ウェアラブルトマト』を装着した社員(鈴木さん)が実際に東京マラソンを完走した様子をまとめた「完走篇」も公開しました。完成篇は、47万回を超えて再生され、どんな『ウェアラブルトマト』が登場するのかという注目の高さが伺えますね。Facebookページでは、動画を紹介するほか、『東京マラソン2015リポート』なども投稿、拡散につなげる一工夫ですね。
イベントに合わせて動画公開の時期を見極め、話題性のある企画で、上手にブランド認知・向上につなげていますね。
 
 

ニコニコ生放送でリアルタイムにファンが集まる場所を提供:電王戦×TOYOTA「リアル車将棋」10時間におよぶ生放送を、50万人以上が視聴!

URL:http://ex.nicovideo.jp/denou/kurumashogi/
ニコニコ生放送:電王戦×TOYOTA「リアル車将棋」
企業名:トヨタ自動車株式会社
利用メディア(ツール):ニコニコ生放送
実施期間:2015年2月8日(既に終了)
トヨタが2月8日、“地上最大の対局”として、西武ドームで実施した「電王戦×TOYOTA リアル車将棋」。球場に巨大将棋盤を再現し、トヨタの新旧の名車40台を駒に見立て、 羽生善治名人と豊島将之七段が熱戦を繰り広げました。「ニコニコ生放送」で10時間におよぶ生放送を、50万人以上が視聴したそう。また、その名場面や未公開シーン、特別インタビューなどもまとめた『特別編』も3月1日に公開しました。イベント終了後のコンテンツ化もポイントですね。
「ニコニコ生放送」は、リアルタイムで配信される映像を視聴しながら、コメントやアンケートを楽しむことのできる、ネットライブサービスで、同企画のようなイベント中継にぴったり。ファンがリアルタイムで集まるコミュニティとして活用した事例ですね。
 
 

オリジナルソングが作成できるコンテンツ&PR動画公開:ソネット「かぞくのうたスタジオ」を公開。名字を入れると、あなたの家族のうたができる!

URL:http://kazoku.so-net.ne.jp/#
オウンドコンテンツ&オリジナルソング作成:ソネット「かぞくのうたスタジオ」
企業名:ソネット株式会社
利用メディア(ツール):YouTube
実施期間:2015年2月~
ソネットは、かぞくをつなぐインターネット”をテーマに、オウンドコンテンツ「かぞくのうたスタジオ」を公開しています。名字を入れると、あなたの家族のうたを作ることができるという企画。自動的に、アニメーションや歌詞が流れ、終了後、シェアやダウンロードも可能。また、プロモーションの世界観を伝えるための動画として、ストーリー仕立ての『実写版「かぞくのうた」』ショート Ver.・フル Ver.も公開。ソネットという社名が「小さな歌」という意味を持っていることから、かぞくの絆をうたで実感できるコンテンツの提供につながったそう。“こころをそっと結ぶもの。かぞくをつなぐインターネット”というキャッチコピーとともに、心温かくなる企画ですね。
 
 

オウンドスマホアプリ活用の動画投稿でCM製作:ハウス食品「フルーチェCMつくれるもん! 動画投稿キャンペーン」入選作品は全国放送!

URL:http://housefoods.jp/data/event/dessert/index.html
アプリ活用動画投稿キャンペーン:ハウス食品「フルーチェCMつくれるもん! 動画投稿キャンペーン」
企業名:ハウス食品株式会社
利用メディア(ツール):スマホアプリ
実施期間:2015年2月~
ハウス食品は、「フルーチェCMつくれるもん! 動画投稿キャンペーン」を実施中。スマホアプリ「フルーチェCMつくれるもん!」をダウンロード後、フルーチェを作る4つのシーンを撮影し、合体させてつくったオリジナルCM動画を投稿する企画。入選した4名の作品は、2015年5月8日放映のハウス食品グループ提供番組テレビ朝日系列「モーニングバード!」内の90秒TVCMにて、オリジナルCM動画として紹介、また、ハウス デザート製品詰め合わせもプレゼント。アプリを使ったUGC(User Generated Contents=ユーザー生成コンテンツ)を集めることで、ファンやターゲット目線のCMになりそうですね。
 
 

サプライズ企画を配信&ティザー(予告)動画も!:カプコン『バイオハザード リベレーションズ2』発売記念!「ノー残業デー支援クリーチャー派遣キャンペーン」

URL:http://www.capcom.co.jp/rev2/news/campaign/nozan.html
サプライズ企画を配信:カプコン『バイオハザード リベレーションズ2』発売記念!「ノー残業デー支援クリーチャー派遣キャンペーン」
企業名:株式会社カプコン
利用メディア(ツール):YouTube
実施期間:2015年2月~
カプコンは、『バイオハザード リベレーションズ2』の発売を記念して、「ノー残業デー支援クリーチャー派遣キャンペーン」を実施しました。ノー残業デーの推進でお困りの企業に、同作品で登場するクリーチャーを派遣し、ノー残業デーにも関わらず、頑張り続ける社員を震え上がらせることでスムーズな退社を促すという驚きの企画。訪問企業は決定し、3月18日に本編が配信されるそう。現在は、ティザー(予告)動画も公開、期待感を膨らませています!
 
 

WEBドラマ視聴&Twitter連動キャンペーン:GYAO!の「キズナシアター特集」大京グループのWEBドラマ「50年の物語」(全6話)を最後まで見て、感想をツイートしよう!

URL:http://gyao.yahoo.co.jp/special/kizuna/
動画視聴&Twitter連動キャンペーン:GYAO!の「キズナシアター特集」大京グループのWEBドラマ「50年の物語」
企業名:株式会社大京
利用メディア(ツール):無料動画ステーション『GYAO!』、Twitter
実施期間:2015年3月~
無料動画ステーション『GYAO!』は、「キズナシアター特集」で、“家族の物語”を描いた名作を無料配信中。その中で、大京グループはTwitter連動キャンペーンを実施しています。同社が提供するWEBドラマ「50年の物語」(全6話)を最後まで見て、感想をハッシュタグ「#kazoku_gyao」をつけてツイートすると、抽選で、旅行券や食事券をプレゼント。
また、特集では、名作映画や名作音楽も無料配信していますが、これらの動画の始めには、同WEBドラマのCM映像が流れ、興味につなげている一工夫も。
動画視聴キャンペーンでは、自社に関する動画などを視聴するケースが多いですが、こういったテレビドラマのように作り込まれた作品を、WEB限定で公開しキャンペーンと連動させる事例も増えてきそうですね。
 
 

共感動画を公開&オウンドコンテンツにも活用:Google「#HappyBackToWork ママが復職する日」アイデアを投稿する特設サイトも公開!

URL:https://www.womenwill.com/japan/
https://www.youtube.com/watch?v=sSiPAfbEqQ4
オウンドコンテンツにも活用:Google「#HappyBackToWork ママが復職する日」
企業名:グーグル株式会社
利用メディア(ツール):YouTube
実施期間:2015年3月~
もうすぐ新年度。復帰する働くママも多いですよね。
Googleが働く女性を応援し実施しているプロジェクト『WomenWill JP 2015』では、動画「#HappyBackToWork ママが復職する日」を公開し、話題になっています。また、実は、オウンドコンテンツへつながっており、“働くママとみんなにハッピーな未来は、あなたのアイデアからはじまる。”として、アイデアを投稿する特設サイトも公開。アイデアを投稿したり、ボタンで応援できるだけでなく、実際にサポーターが実践、実現していくという素晴らしい企画となっています。
なお、動画を拡散・認知に活用するだけでなく、サイトの背景としても活用しています(技術的には、パラメーターで自動再生・コントローラー(再生ボタンなど)を非表示にするように設定したり、CSSで透過の黒いレイヤーを配置するなど)。動画の埋め込みも一工夫することで、メッセージ性が高まったり、上質な雰囲気に見せるなどの効果がありますね。
 
 

インフルエンサー・ユーザーによるメッセージ投稿&ハッシュタグ活用:YouTubeによる10代女性を応援するキャンペーン「#DearMe」

URL:http://youtubejpblog.blogspot.jp/
https://www.youtube.com/user/YouTubeJapan?feature=inp-bl-ydr-jp
インフルエンサー・ユーザーによるメッセージ投稿&ハッシュタグ活用:YouTubeによる10代女性を応援するキャンペーン「#DearMe」
企業名:YouTube
利用メディア(ツール):YouTube
実施期間:2015年3月~
YouTubeは、3月8日の国際女性デーに合わせて、世界中の若い女性へ向けた応援メッセージを発信するキャンペーン「#DearMe」をスタート。「あの頃の私へのメッセージ」というテーマで、さまざまな悩みを抱える世界中の10代の女性に向けたメッセージ動画を、アメリカ、イギリス、インド、日本で活躍するYouTubeクリエイターと共に制作(日本からは、佐々木あさひさん、バイリンガールちかさんが出演)。
また、寄せられたメッセージや動画は、約2週間にわたり、YouTube公式チャンネルのほか、公式Twitter、公式Facebookページで紹介されるそう。既に、沢山の動画が投稿されています。ハッシュタグ「#DearMe」をタイトルにつけてもらうことで検索しやすく、目に留まりやすくしているのもポイントですね。なお、3月8日(日)に「YouTube Space 最強女子会」も開催するなど、ターゲット世代の興味を惹き付けていますね。
世界中からのインフルエンサーによる発信とハッシュタグを使い、盛り上げているキャンペーンです!
 
 

復興応援企画&検索ビックデータ公開:ヤフー検索「3.11、検索は応援になる。」検索した人数×10円を寄付!

URL:http://search.yahoo.co.jp/searchfor311/2015
ヤフー検索「3.11、検索は応援になる。」
企業名:ヤフー株式会社
利用メディア(ツール):ヤフー検索、YouTube
実施期間:2015年3月11日(既に終了)
東日本大震災から4年を迎えた3月11日、ヤフーは、昨年に続き、「検索は応援になる。」を実施しました(既に終了)。Yahoo!検索で「3.11」というキーワードで検索した人1人につき10円が、Yahoo!検索から被災地の復興にたずさわる団体に寄付されるというもの。当日、検索した人は、昨年より増えて、合計2, 918, 278人(ユニークブラウザ数)。これに伴い、Yahoo!検索から29, 182, 780円の寄付を行うそうです(昨年参考:本ブログでも紹介)。
なお、特設サイトでは、「私たちにできること篇」「ビッグデータ篇 」の動画を公開。また、『検索ビックデータビジュアライザー』では、2011年3月11日から2015年1月31日までの、毎日の検索ワードを閲覧することができます。自社ならではのビッグデータを動画で上手に可視化していますね。企画、特設サイトの作りがシンプルであるがゆえ、コンテンツに目が留まり、検索、動画再生というユーザーのアクションにつながりやすいですね。
 
 

まとめ

動画を活用したキャンペーンをまとめてみましたが、いかがでしたか。
キャンペーン、コンテンツ、ユーザー作成型、視聴型など多種多様な企画がありましたね。
 
また、活用しているメディア・アプリとして、今回ご紹介した他にも、
・写真だけでなく動画も投稿できる『Instagram』
6秒ループ動画アプリ『Vine』
10秒動画コミュニティ『ミックスチャンネル』
など、多種多様なアプリ、メディアが登場しているので、自社のファンの世代や好みに合わせて活用してみましょう。
 
なお、YouTubeで実施している、動画広告枠での新しい試みも注目です。
“見るだけで遊んで楽しめる”コンテンツ『見るだけゲーム』を公開。
http://mirudakegame.com/
見るだけで遊んで楽しめる”コンテンツ『見るだけゲーム』
 
「“見せる”動画広告から、“みるだけで遊べる”動画コンテンツへ」として、最初に流れる、動画広告枠をいかにスキップされずに見てもらえるかという試みで、2月より、サントリー、JAL、LOTTEの15秒動画が合計6本公開されています。監修はEテレの2355/0655などの菅俊一さんが行っており、確かにスキップせずに見たくなります。100万回ほど再生されているものもあり、動画広告枠へのユーザー・広告主の意識も変わっていきそうですね。
 
動画広告に関しては、10代に爆発的人気のある10秒動画コミュニティ『ミックスチャンネル』も、4月より提供スタート予定とのこと。どうビジネス展開していくのか、今後注目ですね!(参考:女子中高生が熱狂する「ミックスチャンネル」
ぜひご参考ください。
 


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