SNS広告とは?OGP

SNS広告のメリットや、各プラットフォームの特徴、成功のためのポイントについて、わかりやすく解説します!

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1.SNS広告とはなにか

SNS広告は、FacebookやInstagram、TwitterといったSNSのプラットフォームに広告を出稿する施策です。

インターネット利用の浸透、スマホの普及などを背景とし、SNSの利用者は年々増加しています。2020年には日本におけるSNS普及率は80%を突破。2022年末にはインターネットユーザー全体の83%がSNSを利用すると言われています(※1)。また、アライドアーキテクツが実施した調査ではコロナ禍の影響によってSNSをこれまで通り利用、もしくは利用時間が増えたと回答したユーザーはおよそ90%でした。

このように、SNSの利用が一般化し、SNSで過ごす時間が増える中、企業がSNSで生活者との接点を創出する重要性は増しています
SNS広告は企業公式アカウント運用、SNSキャンペーンなど、SNSを活用した施策の効果を高めるだけでなく、SNS上でターゲットユーザーに情報を届けたり購買を促すために欠かせないものとなりつつあるのです。

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2.SNS広告のメリット

SNS広告には以下のようなメリットがあります。

①少額からでも出稿できる
②ファーストパーティーデータを利用した特色のあるターゲティング
③多様な広告フォーマット・メニュー
④幅広いフェーズのユーザーにリーチ

①少額からでも出稿できる
Facebook広告、Instagram広告は1日あたり1ドル(およそ100円)、LINE広告は最低24円(クリック課金の場合)から広告を出稿することができます。
またTwitter広告には最低出稿金額が定められていないため、極端な話1円からでも広告の出稿が可能です。SNS広告はマス広告などと比較して出稿するための最低金額のハードルが低く、企業規模を問わず取り組みやすいのです。

②ファーストパーティーデータを利用した特色のあるターゲティング
Cookie規制やIDFA変更など、プライバシー保護の観点からマーケティング施策における横断的なデータ活用を規制する動きが加速しています。

SNSにはプラットフォームごとにユニークなファーストパーティーデータが存在しており、こうした規制の影響を受けずに、それぞれ特色のあるターゲティングを実施することができます。

例えばTwitterには趣味や興味関心ごとにフォローが生まれるという特徴があり、こうしたユーザーの興味関心を基にしたターゲティングに定評があります。
また、FacebookやInstagramは実名登録制のため、デモグラフィック情報など登録されている情報の正確性が高く、精度の高いターゲティングが利用可能です。

SNS広告は広告の目的やリーチしたいターゲット層に応じて、様々な切り口でターゲットを絞った広告配信ができる広告施策です。

③多様な広告フォーマット・メニュー
SNSは生活者にとって、もはや単なる近況アップデートや身近な人とのコミュニケーションの場ではなくなっています
FacebookやInstagramは、プラットフォームのeコマース機能の強化を行なっており、LINEはそのリーチ力を生かしLINEクーポンなどデジタル販促施策に活かせる機能の提供に意欲的に取り組んでいます。

それに伴い、利用できる広告のフォーマットも多様です。動画や静止画だけでなく、ユーザーとのコミュニケーションを促すものや、位置情報を利用した販促目的のものなど、様々な種類の広告を配信することができます。

このように利用できる広告フォーマット、メニューの種類が豊富なのもSNS広告の魅力です。

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④幅広いフェーズのユーザーにリーチ
SNSの機能が多様化し、使い方の選択肢が増えたことにより、SNSユーザーは多種多様な利用目的や利用動機を持つようになりました。例えば、TwitterやInstagramで商品購入のためのクチコミ検索を行なったり、 LINEでお得なクーポンを受け取ったりなど、商品購入意向の高いユーザーも存在しています。
SNS広告ではまだニーズが顕在化していない生活者から、積極的に商品情報を求めている生活者、既存顧客まで幅広いフェーズのユーザーにリーチすることができるのです。

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3.SNS広告が出稿できる主要なプラットフォームとその特徴

3-1.Instagram

Instagram広告は、精度の高いターゲティングが魅力ビジュアルによる訴求がメインとなるため、言語の障壁が低く、世界中のユーザーへ広告訴求しやすいのも特徴です。
また、Instagram広告は質問機能を利用してユーザーとの双方向的なコミュニケーションができるアンケート広告や、ECへの導線を作ることができるショッピング広告など、広告を通して多種多様な成果を得ることができるプラットフォームでもあります。
使用するクリエイティブは、動画、静止画ともにたくさんのフォーマットがあり、特にユーザーの投稿であるUGCを活用した広告クリエイティブや、カジュアル動画クリエイティブが注目されています。
それぞれの広告メニューの特色をおさえ、目的に適した施策設計を行うことが成功のポイントです。

Instagram広告の例
動画クリエイティブを活用したストーリーズ広告(左)、質問機能を利用して、双方向的なコミュニケーションを行うことも可能。また、カルーセル(右)は複数枚の写真や動画を一つの広告のなかで見せることができるため、商品ラインナップや特徴をより詳しく伝えることができる。
画像引用:Facebook for Buisiness

3-2.Twitter

ユーザー同士のリアルタイムな会話が活発に行われているTwitter。6割以上のユーザーがTwitterを使って情報検索しているという調査データもあるように(※2)、生活者が関心がある情報を求めて訪れる場だと言えます。

そんなTwitterを活用した広告のメリットとして特徴的なのは、興味関心軸によるターゲティングができること。Twitterはユーザーの興味関心に基づいてアカウントフォローがうまれるため、自社と親和性が高いアカウントをフォローしているユーザーや、特定のキーワード検索を行なっているユーザーに広告を届けることができます。

同時に、Twitterのタイムラインに表示される広告ツイートは、オーガニック投稿と同様にいいねやリツイート、コメントをすることが可能。拡散された広告ツイートから発生したアクションは課金対象にはならないので、拡散によって広告費以上の成果をあげられる場合もあります。

Twitter広告の例
タイムラインに表示された時のプロモ広告(左)とフォロワー獲得広告(右)の表示例。プロモ広告は汎用性が高く、投票機能やカンバセーションボタン、ウェブサイトボタンなどのブランド機能を併用してカスタマイズすることで、より目的にあった広告施策が実施できる。
画像引用:Twitter広告のフォーマット|Twitter for Business

3-3.Facebook

Facebookは実名登録制のため、登録されている情報の正確性が高いプラットフォームです。Facebook広告は、こうした精緻なユーザーデータをもとにターゲティングを行うことができるのが最大の強み。加えて、長尺動画や、画像の複数投稿、リンクのシェアなど様々な広告フォーマットを利用できることも魅力です。

また、日本においては30〜50代のいわゆるビジネス層に強く、50代男性の48%が利用しているというデータもあることから(※3)、Facebookをビジネスシーンにおけるコミュニケーションに利用しているユーザーもいます。そのため、Facebook広告はSNS広告のなかでも比較的BtoB企業の広告施策に向いているという特徴もあります。

Facebook広告の例
フィードに配信されるカルーセル広告(左)とコレクション広告(右)の表示例。カルーセル広告ではそれぞれに個別のリンク先が設定できるため、ダイレクトに商品ページへ遷移させることが可能。また、コレクション広告は、メインクリエイティブでユーザーを引きつけながら、商品カタログを見せることで購買につながりやすい。
画像引用:Facebook Ads Guide|Facebook for Business

3-4.LINE

国内における月間アクティブユーザー数8,900万人、人口のおよそ77%が利用しているLINE(※4)。メッセージのやりとりだけでなく色々な機能が備わっており、生活インフラとして定着しています。
また、幅広い年齢層のユーザーを抱えていることから、若年層の利用率が高いSNSのなかでも比較的年齢層の高いユーザーが多いことも特徴です。

LINE広告はこの圧倒的なリーチ力を生かし、幅広いサービス・商品の訴求を行うことができるのがメリット。加えて、LINEアプリ内のトークリスト最上部やLINE NEWS、ウォレットやLINEショッピングなど配信面も豊富であり、様々なモチベーションをもったユーザーに広告を届けることが可能です。
さらに、企業がLINE公式アカウントを活用している場合には、そのデータを広告配信にも利用することができるため、既存顧客へのアプローチにも適しています。

LINE広告の例
LINEの広告配信面一覧。トークリストからLINEマンガ、LINEクーポンなど12種類の配信面の中から、目的に応じた配信面に広告が配信される。
LINE広告(LINE for Business)の画像よりアライドアーキテクツが作成

3-5.YouTube

日本国内のスマホ・ケータイ所有者の96.9%がサービスを認知し、65.8%の人が利用している(※5)という調査データもあるほど、動画共有&視聴プラットフォームとして人気の高いYouTube。

そんなYouTubeに広告を配信するYouTube広告は、Google広告の細かなターゲット設定を利用し、効果的に動画広告を届けることができるのがメリットです。

YouTube広告には6種類のフォーマットがあります。ユーザーが視聴する動画内に表示される「スキップ可能なインストリーム広告」は広告がクリックなどのアクションをせず、30秒以内にスキップされた時には費用が発生しないのが特徴。一方「スキップ不可のインストリーム広告」は、広告を最後までしっかり見せることが可能ですが、同一ユーザーに複数回同じ広告が表示されると嫌悪感や拒否感を持たれてしまう場合もあります。
訴求内容やターゲットに応じて適した広告メニューを選びましょう。

Youtube広告の例
YouTube広告のフォーマット一覧。それぞれ課金方式や広告目的が違うため、運用時には確認が必要となる。
動画広告フォーマットの概要(Google 広告 ヘルプ)よりアライドアーキテクツが作成。

YouTube広告の出稿方法についてはこちらに記事で解説しています。
【完全版】YouTube広告の出し方と専門用語を徹底解説|LetroSutudioブログ

3-6.TikTok

ショートムービーに特化したSNSプラットフォームであるTikTokは、若年層を中心に利用が拡大しているSNSであり、2021年には全世界で月間アクティブユーザー数が12億人に達するとも言われています(※6)。

TikTok広告のメリットは、広告を届けるだけでなく、ユーザーを巻き込みTikTok上にユーザー投稿を生み出す広告メニューがあることです。

その1つが「Stamp」。これはステッカーやフィルター、エフェクトなど、動画投稿時にユーザーが利用できるアイテムを企業がカスタマイズできるものです。ユーザーに企業の提供したステッカーやフィルターを楽しく利用してもらいながら、企業のブランドや商品をPRする投稿を生み出すことが可能です。また、「Challenge」では、企業が投稿のテーマ(ハッシュタグ)を提示して投稿を呼びかけ、ハッシュタグコンテンツを生成することができます。

さらに、TikTokは他のSNSと比べて10代〜20代前半であるZ世代の利用率が高いプラットフォームのため、若年層に向けた広告施策に向いています。

TikTok広告の例
TikTokの広告メニュー一覧。広告クリエイティブをリーチさせるための「Top View」「Take Over AD」「Infeed Ad」とユーザーの投稿を促す「Challenge」「Stamp」がある。
TikTokForBusinessよりアライドアーキテクツが作成

TikTok広告の種類やメリット、事例についてはこちらの記事もご覧ください。
【2023年版】TikTok広告の基本を解説!コツやメリットとは?|LetroStudioブログ

4.SNS広告を成功させる5つのポイント

SNS広告で成果をあげるには、以下の5つのことが重要です。

①媒体や配信面によるユーザーの心理状態の違いを考慮する
②広告を配信したいユーザーのペルソナ像をしっかり把握する
③運用しながらPDCAをまわし、「勝ちパターン」を探す
④広告以外の機能やサービスを組み合わせて利用する
⑤SNSのトレンドの変化に機敏に対応する

①媒体や配信面によるユーザーの心理状態の違いを考慮する
SNS広告に接触する時にユーザーの心理状態やSNSの利用動機は、プラットフォームによって違いがあり、好まれる広告と好まれない広告も異なります。

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また昨今、各プラットフォームごとにライブ配信やECと連携した機能など多様な機能・サービスの提供が行なわれています。同じプラットフォームであってもどの機能を使うかによってユーザーの状態は変化しますので、こうした違いを把握し、ユーザーに違和感や拒否感を与えない広告施策設計を行うことがポイントです。
ユーザーがユーザー同士の投稿を確認しあうSNSにおいては、広告クリエイティブに、ユーザーの投稿したコンテンツであるUGC(=User Generated Contents)を活用することも効果的です。

UGCとは?活用手法や事例、注意点などを解説した記事はこちらです。
UGCとは?マーケティングにおける活用手法・事例・注意点を徹底解説!

②広告を配信したいユーザーのペルソナ像をしっかり把握する
SNS広告は各プラットフォームごとのユニークなターゲティング機能を利用できることが魅力です。このターゲティング機能のメリットを最大限に生かすためには、広告を配信したいユーザーのペルソナ像を具体的に描き、そのペルソナ像に合致するターゲティング設定を行うことが大切です。性別や年齢といったデモグラフィック属性に加え、趣味や興味関心、行動パターンなど詳細なペルソナ像を推定し、施策設計に活かしましょう。

③運用しながらPDCAをまわし、「勝ちパターン」を探す
SNS広告は運用の柔軟性が高く、インハウスで運用も可能です。そのため、より効率のよい広告運用を行うには、広告運用しながらPDCAをまわし、「クリエイティブ」「ターゲット」「配信面」といった複数要素の掛け合わせの中から成果がでやすい「勝ちパターン」を探していくと良いでしょう。
何パターンかの広告を同時に走らせ、より効率のよい広告に予算を集中させていったり、ABテストの実施もおすすめです。

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④広告以外の機能やサービスを組み合わせて利用する
Facebook・Instagramのショッピング機能はプラットフォームを利用しているユーザーにプラットフォーム内で「商品購入や申し込み」を完結させることができる機能です。広告と組み合わせて利用することで、自社のアカウントとつながりのないユーザーにも商品を紹介し購買を促すことができます。
また、LINE広告には、LINE公式アカウントでのユーザーデータなどをターゲティングに利用する「クロスターゲティング」機能もあります。

SNS広告では、ただ広告を配信するだけでなく、そのプラットフォームがもつ様々な機能やサービスを複合的に活用することで、より高い成果をあげることが可能となります。

⑤SNSのトレンドの変化に機敏に対応する
Instagramにいわゆる「インスタ映え」する写真以外の投稿が増えたり、Twitterで日々流行するハッシュタグが生まれるように、SNSのトレンドは絶え間なく変化しています。SNS広告の実施においてはこのトレンドに対応することが大切です。

最近は、SNS上での動画コンテンツの視聴や動画コンテンツの投稿が浸透して動画需要が高まり、各プラットフォームが動画に対応した広告メニューの拡充を実施しています。動画クリエイティブの活用は、今後のSNS広告の成功の鍵となるでしょう。メディアに馴染みやすい「カジュアル動画」の活用もおすすめです。

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以上、今回はSNS広告のメリットや、各プラットフォームの特徴、成功のためのポイントをまとめて解説しました。

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