2021年注目されたSNSキャンペーン事例まとめ14選OGP

今や企業のSNS活用施策の定番ともいえるSNSキャンペーン。2021年もたくさんのSNSキャンペーンが実施されました。
今回は、そんな2021年に実施されたSNSキャンペーンの中から、注目された事例をプラットフォーム別にご紹介していきます。

2022年もSNSのマーケティング・プロモーション利用はより一層進む見通し

アライドアーキテクツが企業のSNSマーケティング・プロモーション担当者およそ550名に対して行なったアンケートによると、回答者全体の7割近くが2022年のSNSマーケティング予算を「非常に増加させる予定・増加させる予定」と答えています。
2021年に引き続いて、企業のSNSを活用したマーケティング・プロモーション施策はますます活発になってくると予想されます。

なかでもSNSキャンペーンについては、注力する予定との回答がアカウント運用についで2番目に多く、2022年も多くの企業がSNSキャンペーンの実施を検討していることがわかります。

注力予定のSNSプラットフォーム、予算を増やす理由なども掲載
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このように、SNSキャンペーン需要は引き続き高い傾向にあるといえます。それでは、成功するキャンペーンはどう設計したらよいのでしょうか?続いてプラットフォーム別に、キャンペーン設計のヒントとなる注目のキャンペーン事例をご紹介します。

Instagramの注目キャンペーン事例5つ

#チーズ愛を叫ぶ Instagramキャンペーン|雪印メグミルク株式会社

<キャペーン概要>
乳製品メーカー雪印メグミルク株式会社が運用している雪印メグミルクチーズクラブのInstagram公式アカウント(@megsnow_cheeseclub)で行われた「#チーズ愛を叫ぶ Instagramキャンペーン」。
このキャンペーンは、チーズの日にちなみ、ユーザーから「チーズの好きなところ」「チーズを使った料理の写真」などチーズにまつわる投稿を募集するキャンペーンです。

<キャンペーン参加フロー>
①雪印メグミルクチーズクラブの公式インスタグラムアカウント(@megsnow_cheeseclub)をフォロー
②ハッシュタグ「 #チーズ愛を叫ぶ」「#チーズの日」「#雪印メグミルク」をつけ、どれだけチーズが好きか、どれだけたくさんのチーズを食べたか、どれだけおいしいチーズ料理を作ったかなど、チーズ愛にあふれたコメントと写真を投稿
③抽選で10名にチーズの詰め合わせが当たる

<ここがポイント>
実は同アカウントでは、1年前のチーズの日も同じ企画で同じキャンペーンを実施しています。過去好評だったキャンペーンを踏襲することでユーザーは馴染みやすさを感じ、よりキャンペーンに参加しやすくなります。また、同じハッシュタグを用いた昨年のキャンペーン投稿がInstagram上に残っていることから、「どんな投稿をすればいいんだろう?」と思うユーザーに対して投稿のヒントを提示することもできています。

#mybestmeethキャンペーン|株式会社meeth

<キャンペーン概要>
人気スキンケアD2Cブランド「meeth」。同社は公式Instagramアカウント(@meeth_official)で実施された「#mybestmeeth」キャンペーンは、ユーザーから商品に関するクチコミ投稿を促すものです。アカウントをフォローし、同ブランドの商品の中から1番好きなものを選び、どんなところが好きなのかを投稿するシンプルな座組みのキャンペーンとなっています。

<キャンペーン参加フロー>
①meethの公式Instagramアカウント(@meeth_official
②meethの商品の中から好きな商品についてのレビューを「#mybestmeeth」「#meeth」「#美肌は最高のジュエリー」のハッシュタグとアカウントをメンションして投稿

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キャンペーンについて投稿しているストーリーズのハイライト

<ここがポイント>
このキャンペーンの特徴は、クチコミ投稿する際に使用する専用のシートを用意していること。年齢、肌のタイプ、商品のおすすめポイントを記入する欄が設けられたこのシートを皆が用いることで、集まったクチコミにある程度の統一感をもたせることができます。また、アカウントをメンションしてもらうことで、キャンペーン投稿を見たそのユーザーのフォロワーが興味関心を抱いた時にアカウントに来てもらうための導線づくりもされています。
キャンペーン応募をストーリーズ、フィードどちらにも対応し、フィード投稿に抵抗のあるユーザーもキャンペーンに参加しやすくしていることもポイントです。

meeth代表のソンミ氏にファンと共にブランドを成長させていく秘訣を伺いました。
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フルグラ30周年ありがとうキャンペーン|カルビー株式会社

<キャンペーン概要>
カルビー株式会社が販売しているグラノーラ「フルグラ」は2021年に30周年を迎えました。この周年を記念して同ブランドの公式Instagramアカウント(@calbee_frugra)で行われたキャンペーンが「フルグラ30周年ありがとうキャンペーン」です。
このキャンペーンは、①写真投稿コース②簡単参加コースと2つの参加方法を設けています。①写真投稿コースでは、アカウントをフォローしテーマに沿って撮影した写真を「#フルグラモザイクアート」をつけて投稿。②簡単参加コースは、テーマにそった回答ハッシュタグと「#フルグラモザイクアートリポスト」をつけて該当の投稿をリポスト(スクリーンショットした画像の投稿でも可)するものです。

<キャンペーン参加フロー>
ⅰ)写真投稿コース
 ①フルグラの公式Instagramアカウント(@calbee_frugra)をフォロー
 ②テーマに沿った写真を「 #フルグラモザイクアート」のハッシュタグと共に投稿
 ③フルグラ30年分相当(6ヶ月分のフルグラ現品と47万円の電子マネー)をプレゼント
ⅱ)簡単参加コース
 ①フルグラの公式Instagramアカウント(@calbee_frugra)をフォロー
 ②テーマに沿った回答ハッシュタグと「 #フルグラモザイクアートリポスト」のハッシュタグをつけてキャンペーン投稿をリポスト
 ③フルグラ各種詰め合わせ3ヶ月分相当をプレゼント

<ここがポイント>
このキャンペーンは、第1回から4回まで複数にわたって実施されました。投稿テーマが毎回変わることから、ユーザーは自分の参加しやすいテーマのキャンペーンに参加することができます。また、リポスト(スクリーンショット画像でも可能)とハッシュタグ投稿だけで参加が完了する簡単参加コースもあり、ユーザーの参加ハードルを下げる工夫がされています。30周年にあわせて、賞品をフルグラ30年分相当にしたユニークさもあるキャンペーンです。

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#FUNARTSmileキャンペーン|株式会社トンボ鉛筆

<キャンペーン概要>
文房具メーカートンボ鉛筆では、「アートを楽しむ」をコンセプトしたInstagramアカウントFun Art Studio by Tombow(@tombow_art_official)を運用しています。
同アカウントで行われた「#FUNARTSmileキャンペーン」は、笑顔の似顔絵を「笑顔絵」と呼び、というアカウントをフォローし、コメントを投稿することで、人気のアーティストに自分の「笑顔絵」を描いてもらえるというものです。

<キャンペーン参加フロー>
①FunArt Studio by Tombowの公式Instagramアカウント(@tombow_art_official)をフォロー
②キャンペーン告知投稿に「笑顔絵を描いて欲しいアーティスト名」と「笑顔になるとき、なったときのエピソード」をコメントして応募完了
③応募者の中から参加アーティストによる「笑顔絵」が6名に、同社の賞品が30名に当たる

<ここがポイント>
新型コロナウイルス感染症のパンデミック以降不安も多い社会状況の中、「あなたの笑顔にはパワーがある」というコンセプトを掲げて企画されたこのキャンペーン。アートを楽しむことを日々発信しているアカウントの姿勢とマッチしたメッセージを、「笑顔絵」という造語を用いて発信し、ブランディングに成功しています。また、キャンペーン投稿をストーリーズでシェアすると当選確率があがる仕組みを採用し、キャンペーンの拡散も行なっています。

オンラインストア4周年 キャンペーン |株式会社日本ホールマーク

<キャンペーン概要>
カードやはがきご祝儀袋など、グリーティング関連商品のデザイン企画・製造・販売を行なっている株式会社日本ホールマーク。同社ではオンラインストア4周年に際してInstagramキャンペーンを行いました。このキャンペーンは日本ホールマークの公式Instagram(@hallmark_japan)をフォローし、該当の投稿をストーリーズでシェアすると抽選で10名にお楽しみ袋がプレゼントされるというシンプルなもの。誰でも気軽に応募できるキャンペーンとなっています。

<キャンペーン参加フロー>
①日本ホールマークの公式Instagram(@hallmark_japan)をフォロー
②キャンペーン投稿をストーリーズでシェア
③抽選で10名にお楽しみ袋をプレゼント

<ここがポイント>
このキャンペーンのポイントはストーリーズでシェアする投稿クリエイティブがオンラインストアの10%オフクーポンであるという点です。4周年という節目で、さらにオンラインストアの利用を促進するため、キャンペーンを利用してInstagramでうまくクーポンを拡散し、オンラインストアへの集客と販促につなげている事例です。

TikTokの注目キャンペーン事例4つ

#香るどブリューオーディションキャンペーン|UCC上島珈琲株式会社

<キャンペーン概要>
UCC COLD BREWシリーズのプロモーションとして行われたのが「#香るどブリューオーディションキャンペーン」です。このキャンペーンでは、キャンペーンのために制作された楽曲「香るどブリューオーディション」とオリジナルエフェクト「香るどビュリュー」を使い動画を撮影。「 #香るどブリューオーディション」をつけて投稿し、最優秀賞に選ばれたユーザーは同商品のWebCMに出演する権利がプレゼントされます。

<キャンペーン参加フロー>
①楽曲「香るどブリューオーディション」とオリジナルエフェクト「香るどビュリュー」を使い動画を撮影
②「 #香るどブリューオーディション」をつけて投稿

@maichannn

こーひー!!飲み比べ∩^ω^∩ #香るどブリューオーディション #PR

♬ 香るどブリューオーディション – UCC上島珈琲

<ここがポイント>
商品の特徴である「香りを味わう」体験を表現した動画投稿を促し、TikTok上にUGCを生み出したこのキャンペーン。人気TikTokerによるお手本動画も活用し、ハッシュタグチャレンジの活性化を促しました。CM出演というインセンティブも魅力的なキャンペーン事例です。

#マカロニえんぴつMVチャレンジ|大正製薬株式会社

<キャンペーン概要>
大正製薬株式会社が販売しているUVケアブランド「コパトーン」が実施したのは「#マカロニえんぴつMVチャレンジ」。
若者に人気のマカロニえんぴつが同ブランドのCM楽曲として提供している曲とオリジナルエフェクトに合わせて、MV風の動画を撮影し、投稿するキャンペーンです。

<キャンペーン概要>
①CM楽曲音源と、オリジナルエフェクトを使ってMV風の動画を撮影
②ハッシュタグ「#マカロニえんぴつMVチャレンジ」をつけて動画を投稿

@aioichi

皆さん是非チャレンジしてみてください☀️#マカロニえんぴつMVチャレンジ#pr#コパトーン

♬ 八月の陽炎(インスト) – マカロニえんぴつ

<ここがポイント>
TikTokを活用した企業のハッシュタグチャレンジ成功のポイントの1つは、TikTokユーザーが楽しんでそのチャレンジに参加したくなるかどうかです。あまり企業色を出しすぎたり、メッセージが押し付けがましいと拒絶感をもたれてしまうからです。このキャンペーンは若年層に人気のマカロニえんぴつのCM楽曲を利用し、また思わず使ってみたくなる「エモい」エフェクトを提供。お手本投稿も後押しとなって、TikTokユーザーのやってみたいという心を刺激し、たくさんのチャレンジ投稿を生み出すことに成功しています。

#脱炭素ダンス ダンスチャレンジ|株式会社afterFIT

<キャンペーン概要>
グリーンエネルギーに関する課題解決事業に取り組んでいる株式会社afterFIT。同社は、CO2を出さない新電力サービス「しろくま電力(ぱわー)」のPRでハッシュタグチャレンジを実施。このチャレンジでは、脱力感のある楽曲と簡単な振り付けを踊り、「#脱炭素ダンス」「#しろくま電力(ぱわー)」「#ダンスチャレンジ」をつけた動画の投稿を促しています。

<キャンペーン参加フロー>
①脱炭素ダンスの楽曲にあわせて簡単なダンス動画を撮影
②「#脱炭素ダンス」「#しろくま電力(ぱわー)」「#ダンスチャレンジ」をつけて動画を投稿

@shinkai_maki

みんなで踊ろ🕺 #脱炭素ダンス #しろくま電力(ぱわー) #ダンスチャレンジ #PR

♬ 脱炭素ダンス – ぱわーくん|しろくま電力(ぱわー)

<ここがポイント>
新電力、グリーンエネルギーといった少し難しい問題について、TikTokを活用することで若年層に認知してもらったり、親しみをもってもらうことに成功しているこのキャンペーン。堅苦しいことは言わず、脱力系の楽曲とダンスで、ゆるく参加できるチャレンジにすることで積極的な参加を促している事例です。

#Qoo10おねだりチャレンジ|eBay Japan合同会社

<キャンペーン概要>
eBay Japan合同会社が運営するマーケットプレイス型総合ECモール「Qoo10.jp」が実施したのは「#Qoo10おねだりチャレンジ」。専用のエフェクトと楽曲に合わせて、今自分が欲しいものをおねだりする動画を撮影し、「#Qoo10おねだりチャレンジ」のハッシュタグをつけて動画を投稿。抽選で、5名に実際に動画で投稿したものをプレゼントするというキャンペーンです。

<キャンペーン参加フロー>
①専用のエフェクトと楽曲を利用し、Qoo10のHPから欲しいものの画像を動画内にいれて動画を撮影
②ハッシュタグ「#Qoo10おねだりチャレンジ」をつけて動画を投稿
③抽選で5名のユーザーに動画内で投稿した欲しいものを実際にプレゼント

@momona428

Qoo10でほしいものをおねだりしちゃおう🤭今なら抽選で選ばれた人にはおねだりした商品が当たるチャンスが…❤️‍🔥#Qoo10おねだりチャレンジ #PR

♬ オリジナル楽曲 – 夢咲 ももな🍑

<ここがポイント>
欲しいものをおねだりするという簡単な投稿テーマのため、若年層ユーザーのみならず幅広いユーザーが参加したこのキャンペーン。ハッシュタグチャンレンジ動画の閲覧回数の伸びもよく、大幅なリーチと認知拡大に繋がっています。Qoo10の豊富な商品ラインナップをさりげなく伝えることができていることもポイントです。

Twitterの注目キャンペーン事例5つ

フレフレカチャ杯 キャンペーン|株式会社ダスキン

<キャンペーン概要>
ミスタードーナツのTwitterアカウント(@misterdonut_jp)で実施されたのは「 #フレフレカチャ杯 キャンペーン」。これは飲む前に振る「台湾果茶」という商品のプロモーションの一貫として行われました。ユーザーにハッシュタグ「#フレフレカチャ杯」をつけ、商品を振っている動画を投稿して応募が完了。選考で100名に1000円分のミスタードーナツギフトチケットがあたるものです。

<参加フロー>
①ミスタードーナツの公式Twitterアカウント(@misterdonut_jp)をフォロー
②ハッシュタグ「#フレフレカチャ杯」をつけて商品を振っている動画を投稿
③選考で100名に1000円分のミスタードーナツギフトチケットをプレゼント

<ここがポイント> TikTokerとしても人気のお笑い芸人・土佐兄弟をキャラクターに起用したこのキャンペーン。「振って飲む」という商品の特徴を動画で楽しく訴求しています。ユーザーから寄せられた動画も思い思い「商品を振る」ことが表現されており、Twitter上に商品のイメージに沿った動画UGCをたくさん生み出すことに成功している事例です。

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資生堂ビューティージャーニー アカウント開設記念キャンペーン|株式会社資生堂

<キャンペーン概要>
「デジタルを通してあなたのビューティー体験を」をコンセプトに株式会社資生堂が現役美容部員を起用してオンライン上で美容コンテンツをお届けする資生堂ビューティージャーニー。このTwitter公式アカウント(@ShiseidoBeautyJ)で行われたアカウント開設記念キャンペーン。肌の色の傾向である「イエベ」「ブルベ」のタイプ別に美容部員がコスメセットをチョイス。アカウントをフォローして欲しい方のセットを紹介している対象ツイートをリツイートして応募できるキャンペーンです。

<キャンペーン参加フロー>
①資生堂 ビューティージャーニーの公式Twitterアカウント(@ShiseidoBeautyJ)をフォロー
②「イエベ」or「ブルベ」から自分が欲しい方のコスメセットを紹介しているキャンペーンツイートをリツイートして応募完了
③抽選で各セットを20名ずつにプレゼント

<ここがポイント>
資生堂ビューティージャーニーの取り組みと、資生堂ビューティーコンサルタントのPRを行いながら、自然な形で同社の商品を紹介しているキャンペーン。同様のキャンペーンをInstagramでも並行して実施し、Twitter、Instagram両方のフォロワーの獲得にも成功している。

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みんなのフォロー&リツイートが署名になる!赤から鍋応援キャンペーン|イチビキ株式会社

<キャンペーン概要>
みそや醤油など豆加工食品の製造販売を行うイチビキ株式会社のTwitter公式アカウント(@ichibiki_co)で実施されたキャンペーンは「みんなのフォロー&リツイートが署名になる!赤から鍋応援キャンペーン」です。このキャンペーンは同社の公式アカウントをフォローして、対象のツイートをリツイートすることで応募ができるフォロー&リツイートキャンペーン。シンプルでわかりやすいキャンペーン設計となっています。

<キャンペーン参加フロー>
①イチビキ株式会社のTwitter公式アカウント(@ichibiki_co)をフォロー
②キャンペーン対象ツイートをリツイートして応募完了

<ここがポイント> このキャンペーンはシンプルなキャンペーン設計ですが、「フォロー&リツイート=署名」として、ユーザーから「応援を募る」という企画でユーザーの参加モチベーションをあげています。キャンペーンツイートのリプライ欄にも「応援します!」「夏も食べたい!」「大好きです!」など、同商品のファンからの熱意のあるコメントが溢れ、ファンの熱量をあげることにも一役やっているこのキャンペーン。また、期間中はリツイート対象ツイートの画像クリエイティブを一定期間で変更するなど、長いキャンペーンでもユーザーに飽きさせない工夫をしているのもポイントです。

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Glico×タカラトミー×ピザーラ コラボキャンペーン|江崎グリコ株式会社、 株式会社フォーシーズ、株式会社タカラトミー

<キャンペーン概要>
ピザーラとタカラトミーがコラボした商品「黒ひげ危機一髪 よくばりパーティー」のプロモーションとして行われた、グリコ、ピザーラ、タカラトミー3社のコラボキャンペーン。
キャンペーン投稿を引用リツイートし、「#ピザーラ危機一髪」「#ポッキープリッツの日」をつけて投稿すると抽選で11名に限定コラボ商品があたるキャンペーンです。

<キャンペーン参加フロー>
①ピザーラの公式Twitterアカウント(@pizzala_jp)で投稿されたキャンペーンツイートを引用リツイート
②リツイートには「 #ピザーラ危機一髪」「 #ポッキープリッツの日」のハッシュタグをつける
③抽選で11名に限定コラボ商品をプレゼント

<ここがポイント>
パーティーシーンにもってこいのコラボ商品をPRするためのキャンペーン。キャンペーンビジュアルからも商品の楽しい世界観を描き、ポジティブなイメージを伝えています。なかなか思うように外食などもしづらい状況下において「お家で楽しむパーティー」を提案し、ブランドや商品のイメージアップにもつながる企画となっています。

フォロー&リツイートキャンペーン|株式会社ハークスレイ(ほっかほっか亭)

<キャンペーン概要>
フランチャイズチェーンのお弁当専門店ほっかほっか亭のTwitter公式アカウント(@HokkahokkaP)で行われたのはインスタントウィン形式のフォロー&リツイートキャンペーンです。
公式Twitterアカウントをフォローし、対象ツイートをリツイート指定の投稿内に表示されているインストールボタンでアプリをダウンロード。アプリから指定ページへと遷移してTwitterアカウントでログインすると、キャンペーンの当落結果がわかるようになっています。

<キャンペーン参加フロー>
①ほっかほっか亭のTwitter公式アカウント(@HokkahokkaP)をフォロー。
②指定の投稿内に表示されている「インストールボタン」からアプリをダウンロードし指定ページに遷移
③指定ページにTwitterアカウントでログイン
④指定ページ上で当落結果を確認

<ここがポイント>
今回のキャンペーンではアライドアーキテクツが提供するサービス「echoesApp」を活用し、Twitterのインスタントウィンキャンペーンと自社アプリを連携させています。その結果、アプリのダウンロード数は従来のTwitterキャンペーンと比較して約300%の成果を実現することに成功。新しいフォロワーとの接点を増やすだけでなく、自社アプリのダウンロード促進にもつながっている事例です。

いかがでしたか?
今回は2021年に実施された注目のSNSキャンペーン事例をプラットフォーム別にご紹介しました。各事例ともに、自社の商品やブランドのコンセプト、届けたいターゲットなどをもとに工夫したキャンペーンを行なっています。
ぜひ、来年度の施策設計にご参考ください!