11月5日からFacebookページのファンを集める方法が大きく変わります。ポリシー変更後も使えるFacebookページのいいね!(ファン)を集める方法を確認しましょう。


こんにちは、SMMLab ゲストライターの柴です。
懸賞キャンペーンへの参加やコンテンツの閲覧などの特典と引き換えにした、Facebookページのファン集客が禁止されることをご存じですか。
2014年11月5日(米国時間)を境にFacebookのプラットフォームポリシーが改定され、Facebookページの「いいね!」を条件にインセンティブを付与することができなくなるのです。
今回は、5日以降も使えるFacebookページのいいね!(ファン)を集める方法を洗い出してまとめました。他にできることはないか、漏れはないかなどチェックしてみてくださいね。
TOP_checklist
 

オンラインで集客する方法7つ

まずはオンラインの施策からご紹介します。ウェブ上でFacebookページへと誘導できるため、スムーズにファンになってもらうことができます。
 

■Facebook内

1.Facebook上の友達にお願いする
ダイレクトに友達にメッセージを送るか、Facebookページの招待機能を使いましょう。
前者のメッセージは、ファンになってくれる確率が高い反面、手間がかかります。
後者の招待機能は確率が低いものの、ボタン一つで招待することができるため効率的にページの存在を知らせることができます。
ファン招待機能

▲Facebookページの友達招待機能

2.投稿のシェアを増やす
投稿がシェアされる回数を増やし、多くの人にページの存在を知ってもらいましょう。
もちろん運営者であるあなたのニュースフィードでシェアしてもよいですが、個人でのシェアだけでは露出にも限界があります。
基本的には、シェアしたくなるような投稿を継続的に作っていくことが重要です。役に立つ、脊髄反射的に反応してしまうほど感情に訴える要素を投稿内に盛り込むとよいでしょう。
 
3.Facebook広告を使う
ファンを集める最も効率的な手段が、Facebook広告です。ターゲティング精度が高いことが最大の特長です。少額から出稿できますので、まだ使ったことのない場合は一度試してみることをおすすめします。
詳しくは『Facebook広告初心者向け!獲得単価をぐっと下げるFacebook広告4つのチェックポイント』をご確認ください。
 
4.チェックイン機能との連動
リアル店舗のFacebookページの場合は、チェックイン機能と連動させましょう。
ユーザーがFacebookページにチェックインした際に、Facebookページのリンクがニュースフィードに流れるようになります。お店の写真やポジティブな感想とチェックインしてもらえると、その投稿を見た友達がファンになってくれることが期待できます。
ニュースフィードに流れるチェックイン投稿

▲チェックインした投稿がニュースフィードに流れる様子
リンクをクリックするとFacebookページに移動する

 
 

■Facebook外

5.ブログやサイトから誘導する
サイトやブログにFacebookページへ導線を設けましょう。バナーやアイコンでも悪くはないですが、ソーシャルプラグインのLike Boxがおすすめです。
なぜなら、ファンになってもらいやすいからです。サイトやブログにいる状態でも、Facebookページのファンになることができます。
SMMLab ソーシャルプラグイン

▲Like Box設置例

※Like Boxの作成手順は『これなら出来る!Facebookソーシャルプラグイン設置方法まとめ★具体的な導入手順を徹底解説【保存版】』をご参照ください。

 
6.メルマガで紹介する
自社のメルマガでFacebookページを紹介しましょう。でも、単にFacebookページのURLを貼りつけるだけでは効果は薄いです。
興味をもってもらえるように、紹介文を工夫すべきです。人気の投稿TOP3や、有益な情報を発信していることを一緒に伝えましょう。
 
7.メールの署名欄に記載する
些細なことに思えるかもしれませんが、ちりも積もれば山となります。スタッフが多いほど露出の機会は増えるうえ、署名の変更自体は手軽です。興味を持ってもらえるような定型文にすることがポイントです。
 

オフラインで集客する方法4つ

リアルの場は、ネットへのアクセスなどファンになってもらうまでの作業工程が増えます。ハードルは高くなりますが、機会が多いので色々なシーンで宣伝していきましょう。
紙に印刷する場合は、Facebookページを見つけてもらえるようページのタイトル、アドレスを両方とも必ず記載してください。
ただし、Facebookのロゴや表記には細かい規約があるので注意が必要です。詳しくは『Facebookのアイコンやロゴを使いたい!成功するFacebookページ運用のために知っておきたいFacebook関連知識』をご確認ください。
 
8.DMやパンフレット、チラシに記載する
郵送物やイベントでの配布物でFacebookページの案内を記載していますか。
セールや新商品など相手が興味を持ちそうなテーマが想定できる場合は、それらの情報と絡めて宣伝すると効果的です。
 
9.店舗で配布・掲示する
リアル店舗がある場合は、Facebookページについての説明をするカードやポスターを作成して目立つところに設置・掲示しましょう。
Facebookページの投稿をそのまま壁に貼ってしまうというのも、ひとつの手です。どんな内容を投稿しているのかが一目でわかります。その場でのスタッフとの会話のネタにもなるため、一石二鳥です。
 
10.名刺に記載する
名刺でFacebookページの存在をアピールしましょう。スペースの制限もあるかもしれませんが、どんな情報を発信しているかという一文を付加できると尚良しです。
ファンの集客3ステップ~ステップ2.自社と接点のある人を集める
会話上無理のない範囲でですが、、口頭で一言触れられるとベストです。特に運営者本人が「私が投稿しています」「たまに私も登場しています」などど、想いをこめて伝るとより印象に残すことができます。
 
11.声かけを行う
先の名刺の項目でも言及しましたが、やはり直接紹介できると効果的です。
みなさんもアパレルの店舗や飲食店で、新作情報やお得な情報を発信している旨とあわせて紹介されて「いいね!」した経験があるのではないでしょうか。スタッフに声かけの徹底をしてファンを増やしていきましょう。
 

社内の人を味方につけて

以上がファンを集める方法11のチェックリストでした。メールの署名変更、パンフレットの作成やメルマガでの紹介、声かけなど、意外と多くの人に依頼することが多いことに気づいたのではないでしょうか。
ファンを増やすには社内での協力が必要なのです。一人ひとりの行動が大きな成果を生むので、ぜひ多くのスタッフを味方につけ皆でファンを増やしていきましょう。
地道だけれども、その小さな一歩が大きな成果を生みますよ。
 
 


<ライター紹介>
柴 佳織 (Kaori Shiba)

企業のFacebookページのコンサルティングから、解析・運用支援などを行う。また、Facebookマーケティングのライターや講師も務めている。
 
・Facebookプロモーション国内事例集 http://fbsample.blog.fc2.com/
・Facebookプロモーション国内事例集(FBページ)https://www.facebook.com/case.japan
・インサイトスコープ 数字から見えるFacebookのムコウ側 http://www.insight-scope.com/


 
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