LINEマーケティング解説

メッセージングアプリとして、日本国内において圧倒的なユーザー数とアクティブ率を誇るLINE。コミュニケーションだけではなく、我々の生活のあらゆる場面と密接に関わるようなサービスや機能の提供にも力を入れています。

そこで今回は、そんなLINEを活用して企業がマーケティングを実施するにはどんな手法があるのか、そのポイントについて解説していきます。

1.LINEのユーザーデータと特性

現在のLINEのユーザー数は以下の通りです。

  • 日本国内における月間ユーザー数は8,600万人以上
  • 日本の人口のおよそ68%以上をカバー(※1)
  • アクティブ率が高く、毎日利用するユーザーは85%
  • 男女比は男性が47.5%、女性が52.5%とやや女性の割合が高い
  • LINEは幅広い年齢層に利用されているのが特徴
  • 特に40〜50代のユーザーは全体の半分以上であり、若年層の利用が多いSNSのなかでも比較的高い年齢層にリーチができる。

LINEはメッセージングアプリとして高い普及率とアクティブ率を誇っています。また、利用する年齢層も幅広いことから、圧倒的なリーチ力を持っていることが最大の特徴です。

2.LINEとはどんなプラットフォームなのか〜2020年のアップデートから紐解く〜

2020年のLINEを振り返るうえで外せないキーワードは以下の3つです。

①生活インフラ化
②企業による横断的な利用の促進
③広告メニューの充実

施策まとめ図

生活インフラ化

企業による横断的な利用の促進

広告メニューの充実

LINEはそのリーチ力とアクティブ率の高さをいかし、メッセージの送信にとどまらず、ユーザーの生活に密接に関わる様々なサービスの提供につとめています。

そして、ビジネスの規模を問わず、様々な企業がアクティブなLINEユーザーと接点をもち、マーケティング施策にLINEを活用できるような機能開発に注力しています

同時に、こうしたたくさんのアクティブなユーザーを抱えるプラットフォームとして広告メニューの拡充も実施LINEの各種サービスを利用するユーザーデータの活用によって効率的な広告運用を助ける取り組みも行っています。

生活に関わる多種多様なサービスを媒介として生活者と企業をつなぐ巨大なプラットフォームとして、LINEの存在感は今後も増していくと予測されます。

3.LINEで行うことができるマーケティング施策

3-1.公式アカウント運用

LINE公式アカウントでは、企業や店舗がLINE上にアカウントを作り、友だちとして登録されているユーザーにさまざまな情報を届けることができます。

LINE公式アカウントには、トーク画面という閉じた空間で、ユーザーと1to1のコミュニケーションがとれること、プッシュ通知でメッセージを送れるので、ユーザーに情報を届けやすいという特徴があります。

また、メッセージ配信の他にも、ショップカードやクーポンなど、無料で利用できる多彩な機能があることも魅力です。
さらに、LINEのメッセージ送信は無料通数を超えた分はプランごとの従量課金となっているため、中小企業や店舗単位でも利用しやすいサービスとなっています。

また、オプション機能であるMessaging APIを利用すると、LINE公式アカウントと友だちになっているユーザーに対し、パーソナライズされたメッセージの送信や双方向のコミュニケーションを行うこともできます。

LINE機能一覧
LINE公式アカウントにて利用できる機能の一覧
画像引用|LINE Business Guide 2021年1-6月期版vol.1|LINE株式会社

3-2.LINEプロモーションスタンプ

LINE特有の施策の1つが「LINEプロモーションスタンプ」です。
LINEユーザーの8割近くが、1日に1回以上スタンプを利用しており、LINEユーザーにとっては馴染み深い機能となっています(※1)

企業は、広告費を払うことで、ユーザーに無料または条件つきで提供できるスポンサードスタンプ、ダイレクトスタンプを利用することができます。

また、LINE社が行ったアンケートによると、企業の提供するLINEスタンプの利用で、企業・ブランドの認知率や、ファンになるユーザーが増えることがわかっています。

スタンプの利用がブランド認知・ファン化に貢献
LINE社が公表している、スタンプダウンロード後のユーザーの態度変容。ポジティブな態度変容が多く起きていることがわかる。
画像引用:LINE Business Guide 2021年1-6月期版vol.1|LINE株式会社

そして、2020年はダウンロードによる従量課金制で利用できるCPDスタンプの提供も開始され、ビジネスの規模によらずLINEスタンプを活用したプロモーション施策を実施できるようになっています。

3-3.LINEミニアプリ

LINEを起点に、企業がオリジナルのwebアプリケーションを提供できるのが「LINEミニアプリ」です。

ネイティブアプリと比較し、開発にかかるコストやリソースを抑えるだけでなく、ベースとなるLINEユーザーに効率的にアプローチすることにより高い稼働率が見込める、LINEミニアプリ。ユーザーにとっても、モバイルのデータ容量に影響がなく、個別の登録の必要がなくシームレスに利用できるというメリットがあります。

予約、注文、決済、会員証提示など、オフライン、オンライン双方のユーザー行動をミニアプリ上で提供することで、LINEアカウントと紐づいた詳細なユーザー行動のデータを取得することができます。これにより、LINEを活用した様々な施策へ横断的なデータ活用が可能になることから、今後ますます注目したい機能の1つです。

LINEミニアプリについて詳しくしりたい方はこちらの記事をご覧ください。
【LINEミニアプリの一般企業受付開始!】これから注目したい、スーパーアプリとは?

3-4.LINE広告

リーチ力を生かした広告運用ができるのが魅力のLINE広告。
2020年には新しい広告配信面も続々と追加されており、ますます注目が高まっています。

LINE広告の運用では「広告配信面」「クリエイティブ」「広告配信機能」の3つの要素の掛け合わせにより、目的に沿った運用をすることがポイントです。

そして、LINE公式アカウントでのユーザーのアクションデータや、LINEポイントADで取得したデータをもとに、LINE広告のターゲティング配信ができるクロスターゲティング機能の利用も可能。横断的なデータ活用をすることでさらに高い施策効果が期待できます。

また、今LINE広告では「動画クリエイティブ」フォーマットの拡充をはかっており、動画広告在庫は増加傾向にあります。LINE広告で成果をあげていくためにはこの「動画活用」が今後の鍵となりそうです。

3-5.デジタル販促施策

また、今後注目したいのが「デジタル販促施策」へのLINE活用です。

コロナ禍において、我々の日常のなかの様々な場面でデジタルシフトが加速しています。そんな中、生活者の消費行動、とくに購買行動における変化は大きく、企業は販促施策のデジタル化が求められています。

LINEは、デジタル販促に活用できる機能が充実しています。
例えば、公式アカウントからのクーポン配布。プッシュ通知で届けることができるので、アクティブな利用が見込めます。
また、LINEを活用したデジタルチラシサービスである「LINEチラシ」のユーザーは1200万人を突破。月間PV数の成長も著しく、LINEユーザーからのニーズの高まりが伺えます(※2)

こうした機能を活用し、デジタル販促施策はを進めていくことは今後の企業の販促施策を成功させるために重要になってくるでしょう。

デジタル販促施策のポイントについて、こちらの記事で事例を含めて解説しています。
【来店客数&店頭売上アップにつながる!デジタル販促手法&事例まとめ

ウエルシア デジタル販促施策 成果
調剤併設型ドラッグストアを展開するウエルシア薬局株式会社ではLINE公式アカウントやLINEチラシを活用したデジタル販促施策に取り組み、成果をあげている。
画像引用:【小売・流通/メーカーの「LINE」活用!】押さえておきたい、LINEの「デジタル販促」ソリューション最新情報 ~LINE SMB DAYレポート~

いかがでしたか?今回はLINEを活用したマーケティング施策について、事例やデータを交えながら解説してきました。
今後も生活者の行動のあらゆる場面に関わるサービスを提供していくと思われるLINE。ぜひ有効活用し、マーケティング施策の成果につなげてください!

LINEを含めたSNSマーケティングのポイントについて徹底解説した記事はこちら
SNSマーケティングとは?特徴・施策・媒体別活用ポイントを徹底解説【2021年度版完全ガイド】